キャンプツーリングのパッキングで定番ギアの防水バッグ。シンプルな構造による収納性の高さや、いざという時にも耐える防水性が魅力。そんな防水バッグにバルブ機能を追加したデイトナのドライバッグシリーズ。このバルブが本当に便利なので色々試してみたよ。

デイトナ ドライバッグシリーズ

デイトナから登場したアウトドア向け防水バッグのドライバッグシリーズ。
メインの用途はキャンプツーリングとかのパッキングなんだけど、薄手で軽量な表皮や防水性の高さを活かして、通常使いのシートバッグにも良い感じなのよ。

実際、ツーリングでも使ってみたけど、想像以上に便利。なんでもぽいぽい放り込める収納性の高さが凄く楽なのよ。

出し入れの容易さとかはシートバッグに譲るけど、軽さとシンプルな構造が非常に良いのよ。

ドライバッグシリーズはSTDとPROで、各々2サイズの4種展開されてるよ。
STDとPROの違いは、形状、デイジーチェーンの有無。

STDとPRO、形状の違い

STDはマチがない袋状。PROはマチのある筒状というか角柱状というか。あと、STDの方がちょっと縦横比が長細い。
サイズはSTDが10リットルと25リットル。PROが17リットルと35リットルと、各々2サイズを展開。

デイトナ ドライバッグ STD 10L ブラック 49203

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デイトナ ドライバッグ STD 25L ブラック 49204

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デイトナ ドライバッグ PRO 17L ブラック 49152

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デイトナ ドライバッグ PRO 35L ブラック 49153

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形状的にもSTDは、シートバッグとかに併用するシンプルな防水バッグ。PROは単体での使用や、シートバッグなどに積載できる防水バッグ、というイメージ。

生地厚みの比較

STDとPROで微妙に表皮の厚みが違うよ。
材質は、STDは210DポリエステルPUという素材。厚みは約0.285mmくらい。
いわゆるターポリン素材の防水バッグが0.50.6mmくらいなので、おおよそ半分くらい。

画像1: 生地厚みの比較

PROの素材は210DナイロンPUコーティング。どちらも210Dだけど、材質や仕上げが違うのね。厚みは約0.184mmくらい。

屋内とかで触ると、確かにSTDより薄手に感じる。外でパッキングとかをしてるとあんまり違いがわからない。どちらも薄手でコシのある、非常に使いやすい素材という印象。

画像2: 生地厚みの比較

PROはデイジーチェーン装備で積載性も◎

PROはデイジーチェーンが装備されてるよ。外観上の特徴にもなってる。ここにベルトを通すことで、安定して積載することができるよ。

画像: PROはデイジーチェーン装備で積載性も◎

大きさの比較

サイズの目安のために、4サイズを実際に膨らませてCT125・ハンターカブに乗せてみよう。
キャリアはDRCのコンパクトキャリア。

ディーアールシー(DRC) CT125(JA55/JA65) '20-25 TRAIL125 '21-24 コンパクトキャリア 純正タンデムシート(ピリオンシート)取付け可能 軽量化 ハンターカブ ダートフリーク Dirtfreak D6583

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最大サイズがわかりやすいよう、すべて空気をパンパンにして積んでるよ。

STD10リットル

シリーズ中、最小サイズの10リットル。STDは、薄手で復路に近いシンプルな形状で、単独使用というよりは、シートバッグ内の仕分けに使うのが最適かも。

画像: STD10リットル

STD25リットル

25リットルというと、ミドルサイズのシートバッグくらい。これくらいのサイズだと、シートバッグの中に入れる防水インナーケースとしても活用できそう。

画像: STD25リットル

PRO17リットル

PROの小さい方。17リットルというと、一般的な日帰りツーリングや1泊ツーリング向けのシートバッグくらい。シートバッグ代わりに日常使いやツーリングで使うなら、個人的にイチオシ。
空気パンパンにしてるのででかく見えるけど、実際にはもっとだいぶコンパクト。

フラットなシートバッグや木箱とかに重ねて積載するにもちょうど良さそう。

画像: PRO17リットル

PRO35リットル

シリーズ最大サイズの35リットル。これくらい大きいとシートバッグに重ねるというよりは、単独での使用や木箱との組み合わせが良さげ。
防水で大容量なので、なんでもぽいぽい放り込んでしまおう。

画像: PRO35リットル

密封&エアバルブが積載にめちゃめちゃ便利

ここからはバルブ部分について掘り下げていくよ。
ドライバッグシリーズ最大の特長がこのバルブ。

画像1: デイトナ ドライバッグシリーズは、収納力や防水だけじゃなくバルブのおかげで洗濯や空気入れにも使える便利ギア。〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.333〉
画像2: デイトナ ドライバッグシリーズは、収納力や防水だけじゃなくバルブのおかげで洗濯や空気入れにも使える便利ギア。〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.333〉

これが凄く秀逸で、防水バッグに荷物を入れて口を閉じた後に空気量の調節ができるのよ。
空気パンパンにするとこんな感じ。

画像1: 密封&エアバルブが積載にめちゃめちゃ便利

パンパン状態からでもバルブから程良く空気を抜くことで積載がしやすくなるのよ。

画像2: 密封&エアバルブが積載にめちゃめちゃ便利

もうちょっとわかりやすくするためにヘルメットを入れてみるよ。

画像3: 密封&エアバルブが積載にめちゃめちゃ便利

PROの35リットルならジェットヘルも余裕で入るよ。このままだとヘルメットが中でごろごろ転がってしまう。

画像4: 密封&エアバルブが積載にめちゃめちゃ便利

でも、空気を抜けばほどよく固定できるよ。ちょっと空気抜きすぎたかも。

画像5: 密封&エアバルブが積載にめちゃめちゃ便利

エアバルブがあることで、洗濯もできるよ

キャンプ用品でウォッシュバッグとか洗濯袋というものがあるんですよ。キャンプ場とかでも簡単に洗濯ができる優れもの。汚れたものとかをその場で何とかできちゃうわけですよ。

ウォッシュバッグの構造は、防水バッグに排水用バルブがついたもの。つまりドライバッグも同じように洗濯が可能なんですよ。
妻子のスニーカーと上履きを洗濯しないといけなくなったので、試しにドライバッグPROの17リットルで洗濯してみるよ。

画像1: エアバルブがあることで、洗濯もできるよ

洗剤はトップが好きなのでこれにしたけど、他社からも小分けのが出てるよ。

トップ NANOX(ナノックス) ワンパック

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洗うのはスニーカーと上履き。

画像2: エアバルブがあることで、洗濯もできるよ

ドライバッグPROの17リットルなんだけど、靴2足入れても余裕だった。一般的なウオッシュバッグよりでっかいのでやりやすくて良いね。

画像3: エアバルブがあることで、洗濯もできるよ

そしたら水を入れるよ。そんなに多く入れなくても大丈夫。

画像4: エアバルブがあることで、洗濯もできるよ

そしたら洗剤投入。

画像5: エアバルブがあることで、洗濯もできるよ

口を閉じるよ。このまま放置して漬け置き洗いにも良さそう。

画像6: エアバルブがあることで、洗濯もできるよ

口を閉じればそう簡単に水漏れしないので、ガシガシ揉み洗いするよ。

画像7: エアバルブがあることで、洗濯もできるよ

しっかり洗ったら、バルブを開けて排水。

画像8: エアバルブがあることで、洗濯もできるよ

ここからはすすぎ工程。水を適当に入れるよ。

画像9: エアバルブがあることで、洗濯もできるよ

で、洗剤を抜くように優しくもんでいこう。

画像10: エアバルブがあることで、洗濯もできるよ

すすぎからの脱水を2セットくらいして完成。何気に洗い物を持って移動するのにも便利だった。

画像11: エアバルブがあることで、洗濯もできるよ

洗濯はこれで完了。今までは洗面台で洗ってたけど、ドライバッグを使った方が綺麗に洗濯できた。なんでかはわかんないけど。

あとは新聞紙を入れて、何度か交換しつつ陰干し。

画像12: エアバルブがあることで、洗濯もできるよ

ソールもかなり綺麗になってた。

画像13: エアバルブがあることで、洗濯もできるよ

洗濯できたらドライバッグをひっくり返して水洗い。その上で乾かしておこう。

画像14: エアバルブがあることで、洗濯もできるよ

袋に入れて洗ってるだけなのに、想像以上に綺麗に洗濯できてちょっと感動。
キャンプや泊まりのツーリングでの洗濯はもちろん、汗まみれなった肌着とか、海で濡れたものを真水で洗うとかにも活用できそう。
あと、災害時などいざという時にも、あると重宝しそう。

エアバルブを使って空気入れにも

実はこのバルブ、デイトナアウトドアのマットについてるバルブと連結可能なのよ。
マットに空気を吹き込むって意外と大変なんだけど、ドライバッグに空気を入れて移すことで、簡単にマットをパンパンに膨らませることができるというギミック。

百聞は一見に如かず。やってみるよ。

今回使ったのはデイトナアウトドアのホシゾラ ハイブリッドマット。
インフレータブルマットとエアーマットの良いとこどりをした、個人的に最強マット。詳しくは過去記事を参考にしてね。

というわけでこれを膨らませていくよ。

画像1: エアバルブを使って空気入れにも

ハイブリッドマットの足元部分、エアーマット部分に空気を入れていくよ。インフレータブル部分はほっといても勝手に空気入るからね。

バルブ部分はこんな感じ。ハイブリッドマットのバルブを弁が効いてる状態にして、ドライバッグのバルブを押し込むよ。

画像3: デイトナ ドライバッグシリーズは、収納力や防水だけじゃなくバルブのおかげで洗濯や空気入れにも使える便利ギア。〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.333〉
画像4: デイトナ ドライバッグシリーズは、収納力や防水だけじゃなくバルブのおかげで洗濯や空気入れにも使える便利ギア。〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.333〉

まずはドライバッグに空気をたくさん入れておくよ。

画像2: エアバルブを使って空気入れにも

振り回したり色々頑張ったけど、普通に広げて優しく口を閉じるのが一番効率良いかも。

画像3: エアバルブを使って空気入れにも

そしたらバルブを接続。押し込むだけ。

画像4: エアバルブを使って空気入れにも

ギュッと押し付けるとこんな感じ。

画像5: エアバルブを使って空気入れにも

マット側の弁が効いてるので、空気が入る時に若干抵抗があるよ。
ドライバッグを巻いていくようにすると空気が入っていく。

画像6: エアバルブを使って空気入れにも

ハイブリッドマットはエアーマット部のサイズが小さいので、一回でパンパンにできたよ。

画像7: エアバルブを使って空気入れにも

人力で空気を入れるよりもはるかに楽で、キャンプツーリングがより快適になりそう。これは楽ですよ。

写真だけだとわかりにくいかもなので、動画でも。

画像: デイトナドライバッグPROでマットに空気を入れてみる www.youtube.com

デイトナドライバッグPROでマットに空気を入れてみる

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まとめ

PROはシートバッグ代わりにも便利だし、キャンプツーリングや泊まりのツーリングの際にはドライバッグSTDをシートバッグに放り込んでいくと、実に重宝するよ。

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画像: ▶▶▶YouTubeチャンネル|SUPER CUBCUB DIARIES www.youtube.com

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