以前、CT125・ハンターカブで出かけて料理撮影したい時があって、そのときに「ハンターカブに無理なく積むことのできる最低限の撮影機材」ってのを検討してたんですよ。なので今回のテーマは、バイクで持っていくことのできる最低限の料理撮影機材。機材を増やす分には無限に増えていくので、あくまでもカブで積むことのできる最低限ね。どこに需要があるかわかんないけど、とりあえずやってみるよ。

ハンターカブで料理撮影がしたかった

以前遊びに行った、カフェ&キッチン「ハックル」。美味しい料理とドリンク。そして愛知のヘルメットメーカーであるゴッドブリンクのショールームも併設されてて、バイク好きはぜひ行ってみてほしいお店。

もちろんバイクで遊びに行きたかったんだけど、カフェ&キッチンなので、料理も撮りたい。

で、色々準備して撮影したのがこんな感じ。

画像: ハンターカブで料理撮影がしたかった

その時にシートバッグに入るようにスタンドを新調したりしたので、せっかくなので「ハンターカブに積載できる最低限の料理機材」を紹介していくよ。

もちろんこれが正解ってわけではなく、あくまで自分の場合、ね。
参考になれば幸い。

料理撮影に必要なもの

まずは最低限必要なものをリストアップするよ。

一番シンプルなのは、窓からの太陽光をディフューズしたりすると機材少なくて済むけど、汎用性が低いので光源を持っていくことにするよ。それを踏まえてこんな感じ。

光源まわりが、クリップオンストロボストロボホルダースタンドを1セット。
クリップオンストロボの代わりにLEDライトなんかもあるけど、環境光に負けちゃうかもだからね。
あと、ストロボとカメラを連動させるためにラジオスレーブも。

ストロボ光直射だと使いにくいので、ホワイトアンブレラルーセントアンブレラ、もしくはソフトボックスなんかの光質コントロール機材も必要。色々あるけど、何を選ぶかはお好みで。ただ、銀傘についてはシズル演出には良いけど、汎用性は下がるかも。

そういえばソフトボックスって自分はバンクって習ったけど、たぶんソフトボックスの方が検索結果多いんじゃないかな。

最後はレフ板。スチレンボードで自作は簡単。レフには白や銀があるけど、白がオススメ。

では実際に選んだ機材を具体的に。

ヘンリービギンズ2wayシートバッグ(20リットル)に納まる撮影機材

まずは機材を積むためのバッグ。自分がセレクトしたのはデイトナの2wayシートバッグ。

ヘンリービギンズ(Henly Begins) デイトナ バイク用 シートバッグ/リュック 2WAYシートバッグ2

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これが本当に優秀なんですよ。
容量20リットルという数値だけ見ると、そこまで収納力が凄いわけじゃないじゃん。でも実際にはものすごく使い勝手が良いし、20リットル以上のアイテムを無理なく積載できるのよ。

2wayシートバッグがオススメな理由

シートバッグは数あれど、これが自分的に最高な理由のひとつが横幅の長さ
440mmなので、ちょっと長めのものでもギリ入るのよ。

そしてもう一点はスクエアな形状
四角くて高さが抑えられてるので、上積みがしやすいのよ。例えば三脚やスタンドが440mm以上だったとしても、上に積めば良いし、天面のPALSウェビングで固定簡単。

この上積みのしやすさのおかげで、コンパクトなギアに絞ればキャンプツーリングでも大丈夫。実際、何度もこれでキャンプツーリング行ってるよ。

そんな優秀な2wayシートバッグに詰め込んだ撮影機材はこんな感じ。

画像: 2wayシートバッグがオススメな理由

ストロボ

主役はやっぱ光源。
マニュアルモードだけでTTLは使わないので、汎用のクリップオンなら何でも良いよ。

画像: ストロボ

上のはGODOXのV850IIだけど、これ充電池使うからちょっと割高。
状況にもよるけど単三のメリットはかなり大きいし、本体価格も半額近いからGODOXならTT600の方がオススメ。

Godox TT600 カメラフラッシュ マニュアル 2.4GワイヤレスXシステム内蔵 LCDパネル搭載 電池供給 技適マーク付き Canon/Nikon/Pentax/Olympus DSLR カメラ対応

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一応GODOX V850IIも。

Godox V850II

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もちろんメーカー純正のクリップオンでも全然問題ないよ。
ただ、マニュルモードで光らせるだけだから、高度な機能をほとんど全く使わないのよ。なので、ちゃんと光って出力調整ができて、ラジオスレーブでコントロールできれば何でもOK。
GODOXはラジオスレーブの受信側が内蔵されてるし、送信側のコントロール項目も優秀なのでオススメ。

ストロボマウント

ストロボをスタンドに付けるためのマウントね。あと、アンブレラを付けるのも大事な役目。
使える機材のセレクトショップってサイトで販売されてるパン棒付スピードブラケットってのが、パン棒だけで二軸をコントロールできてめちゃめちゃ使いやすいんだけど、値段は1万円弱。ちょっとハードルが高い。

なのでGODOXのストロボマウント。約3500円。
ハンドル部分は引っ張ると空転するようになってるので、うまく使えば収納も凄くコンパクトに納まるよ。

画像: ストロボマウント

傘もつくし、作りもしっかりしててコスパ最強。手持ちにパン棒付きがあるんだけど、ついつい買っちゃった。良いよ。

Godox S2アップグレードS型

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スタンド

個人的には今回の主役。
三脚とかでもあるけど、足を逆向きに折りたたむことでコンパクトになるタイプ。全長44cmなので2wayシートバッグにシンデレラフィット。悪く言えばギチギチだけど、2wayシートバッグは横にも開口部あるのでなんとでもなるよ。

最大高200cmあるので高さも十分以上。

画像: スタンド

なにより素晴らしいのは、脚部分に延長があるのよ。なので3本各々で長さ調整できる。一般的なスタジオ用のスタンドって脚毎の長さ調整できないのよね。
スタジオは基本的に平坦だからそれで問題ないんだけど、お店や屋外で撮影するとなると床や地面が必ずしも均一に平らではないことも多いんですよ。
従来のスタンドだと斜めになって危なかったんだけど、これは足を独立調整できるから斜面やデコボコにも対応できる。
砂袋用のフックもついてるし、脚の開度で安定性重視にもできるし、石突にはゴム仕様で傷つけにくいしと、ほんと最高。超気に入ってるよ。

Hemmotop ライトスタンド

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ラジオスレーブ

ストロボをコントロールするためのラジオスレーブ。GODOXの場合は、Xシステムとか書いてあれば大体つながる。
昔ながらのX接点、さらに昔はドイツ接点なんていったらしいけど、それで有線接続するとストロボの出力調整がめんどくさいのよ。ケーブルが引っかかったりするリスクも大きい。
なのでラジオスレーブなんだけど、選ぶときは手元で出力調整できるものね。めちゃめちゃ楽だよ。

画像: ラジオスレーブ

GODOXのXシステムラジオスレーブには何種類もあって、上の写真のやつは在庫なかった。X2Tってタイプがいまのところバランス良さそう。あとくれぐれも技適証明付きのものを選んでね。

【技適マーク付き】GODOX XPro-N TTLフラッシュトリガー Nikonニコンカメラに対応 [並行輸入品]

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色々見てたらこっちの方が安かった。

【Godox正規代理&技適マーク】Godox X2T-N TTL ワイヤレスフラッシュトリガー 1/8000 HSS ブルートゥース接続可能 新ホットシューロック 新AFアシストライト Nikonカメラ対応

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アンブレラ

お次はアンブレラとかバンク。アンブレラは白、銀、ルーセントで役割が大きく違うので注意してね。さらにアンブレラにディフューザーのついたボックスアンブレラとかハリウッドとか言われるタイプも。

バイク積載については意外と厄介で、アンブレラって微妙にでかいんですよ。
手元にある一番小さいアンブレラでも収納長60cmとかあった。もっと小さいのも探せばありそうだけど、ストロボに対して小さすぎるのもアレだし、悩ましい。アンブレラってできるだけ汚したくないから、シートバッグに収納したいのよね。

で、amazon探してたらこんなのがあった。折り畳み傘方式のアンブレラ。直径36インチなのに収納長は約41cm。しかも、白、銀、ルーセントがラインナップされてて完璧。
思わず白とルーセント買っちゃった。

画像1: アンブレラ

折り畳み傘方式なんだけど、開くと結構素直な形状。

画像2: アンブレラ

シャフトが先端だけ細くて、すぐに太く(8mm)なってるのがちょっと使いにくいけど、それ以外はバイク積載用アンブレラとしては完璧。

この大きさなら2本積むこともできそう。

UNPLUGGED STUDIO 36インチ折りたたみ式ホワイトアンブレラ UN-039

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UNPLUGGED STUDIO 36インチ 折りたたみ式トランスルーセントアンブレラ UN-011

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バンク

アンブレラは非常にコンパクトなのものが見つかったけど、それまで使ってたのはこれ。バンクというかソフトボックス。ひねって畳むと小さくなるやつね。

画像1: バンク

開くとこんな感じ。アンブレラよりも被写体に寄せやすいし、光質も自分好み。あくまで自分好みね。

画像2: バンク

良く見たらソフトボックスもGODOXだった。

Godox 60x60cm ソフトボックスバッグ

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レフ板

ラストはレフ板。
スチレンボードで自作できるので、サイズもどうにでもなるんだけど、このA4サイズのを買ってみたら思った以上に良い感じだった。
スチレンボードより薄いけど、比重が高いのかしっかりしてる。裏が銀と黒になってるのも便利。
値段も安いし2wayシートバッグにももちろん余裕で収まるのでオススメよ。

Meking レフ板 反射板 3-in-1 ライティング道具 商品撮影用 30x20cm A4サイズ

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上記を詰めてみた

実際にパッキングしてみるとこんな感じ。まだ余裕はあるけど、そこにはレンズをつけたデジタル一眼カメラが入るよ。
ソフトボックスを入れてあるけど、アンブレラでももちろん余裕。スタンドは上から入れるときついので、横から入れるのがオススメ。正直、思った以上に余裕だった。

画像: 上記を詰めてみた

レンズ&カメラ

忘れてた。レンズとカメラについても軽く触れておくよ。カメラについては何でもオッケー。デジタル一眼でも良いし、ミラーレスでも良いし。レンズも自分の好みで良いんだけど、自分の場合で言うと料理はフルサイズの時は105mmをメインに使ってる。取材のときはAPS-Cなので、60mmマクロ使っててざっくり換算で90mmかな。

カメラはなんでも良いのでお好みで。自分はAPS-Cサイズのデジタル一眼を使ってるけど、ほんとはスマホでストロボを発光させたいのよね。ストロボをシンクロさせることのできるアプリがあれば、面白くなりそうなんだけどね。

実際に撮ってみるとこんな感じ

以前も載せた写真だけど、実際に上記のセットを使って撮るとこんな感じ。

画像: 実際に撮ってみるとこんな感じ

コース料理を並べた写真とかじゃなければ何とかなるはず。

小物も撮れるよ

料理撮影で組んだけど、上記のセットで簡単な小物撮影もしてるよ。というか、この連載に使ってる写真はほとんど今回の組み合わせ。

バンクは映り込みがコントロールしやすいので、こういうクロームメッキも割と得意。

画像: 小物も撮れるよ

まとめ

正直需要があるのかわからないけど、参考になれば幸い。とりあえず、スタンドはめっちゃオススメだよ。

レポート:若林浩志

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