文・写真:西野鉄兵
ロイヤルエンフィールド「ブリット350」撮影・試乗レポート
2024年3月14日に日本導入が発表され、翌15日には早くも販売開始。3月15日は大阪モーターサイクルショー2024の開幕日でもあり、会場にさっそく展示され、その後の東京・名古屋モーターサイクルショーでも話題となっていました。
ただそのときは舞台上に展示されていたため、跨ることもかなわず……。4月10日に撮影・試乗の機会を得ました。
新生350ccモデル(Jプラットフォーム・シリーズ)は、「クラシック350」・「メテオ350」・「ハンター350」の順に2021年から立て続けに登場。4機種目となる「ブリット350」は、既存のモデル以上にトラディショナルな仕立てとなっています。
燃料タンクのピンストライプは、職人による手描き。すごく綺麗に引かれているのですが、よーく見ると手描きであることが分かり、ぬくもりを感じられます。タンク容量は13L。
シートは専用品。少しだけ走ってみたところ、とってもふかふかで快適でした。前後の自由度も高く、長距離ツーリングもこれなら安心。シート高は805mm。身長175cmの私は両足かかとがぎりぎり届くか届かないか、といったところでした。
幅が広めのアップハンドルを採用。リラックスした姿勢で乗れて、視界も広い。走りながら旅先の景色を眺めるのが好きな人にぴったりだと思います。
メーターはアナログのスピードメーターと小型液晶の混合タイプ。ロゴもおしゃれ。
空冷単気筒エンジンのフィーリングは外観にマッチしたもの。鼓動感がしっかりと感じられる、味わい深いものです。
ホイール径は前19・後18インチ。前後ディスクブレーキでABSを搭載しています。タイヤはインドのシアット製。前後17インチ・キャストホイールの「ハンター350」と比べると、だいぶおおらかなハンドリングで、乗り味はまるで別物でした。
サドルバッグサポートは標準装備。グラブバー&サドルバッグサポートのおかげで、荷物を積むのに困ることはないでしょう。キャンプ道具を満載した大型のシートバッグを積むときはいっそグラブバーを外しちゃうのもありかもしれません。
詳しい試乗インプレは月刊『オートバイ』2024年6月号でお伝えできると思います!
ロイヤルエンフィールド「ブリット350」の主なスペック・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 2145×785×1125mm |
シート高 | 805mm |
車両重量 | 223kg |
エンジン形式 | 空冷4ストSOHC2バルブ単気筒 |
総排気量 | 349cc |
最高出力 | 14.9kW(20.2PS)/6100rpm |
最大トルク | 27N・m/4000rpm |
燃料タンク容量 | 13L |
変速機形式 | 5速リターン |
ブレーキ形式(前・後) | Φ300mmディスク・Φ270mmディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 100/90-19・120/80-18 |
製造国 | インド |
メーカー希望小売価格 | スタンダード=69万4100円・プレミアム=70万1800円(消費税10%込) |