ツーリングバイクとしてもスポーツバイクとしても非の打ち所がない!? Vストローム1050、ある意味ちょっと理想的かもしれないです。

従来型と現行型は『立ち位置』がまるで違う

このバイクに乗った瞬間から、どんな人でも『総合的なライダー力』が大幅に底上げされてしまう恐るべきパワードスーツ。いまの私(北岡)にとって、Vストローム1050はそういうバイクに見えています。

そうして思ったのは、従来型と現行型の立ち位置の違い、でした。

Vストロームファンのかたはご存じかと思いますが、1050シリーズは2022年までキャストホイール仕様の『Vストローム1050』とワイヤースポークホイール仕様の『XT』の2モデルがラインアップされていました。

画像: Vストローム1050XT

Vストローム1050XT

そのワイヤースポークホイールの『XT』は、現行モデルが標準装備する電子制御を基本的にフル装備(※クイックシフター除く)していました。それに対して、キャストホイール仕様の『Vストローム1050』は電子制御や装備類も最低限に留めてあり、シンプルな構成。

なので、どうしてもXTのほうが『上級機種』という印象があったんです。

だけど、今はちょっと話が違う。

画像: 黄:Vストローム1050DE/青:Vストローム1050※写真は海外仕様

黄:Vストローム1050DE/青:Vストローム1050※写真は海外仕様

現在の1050シリーズでは、ラフロードでの走破性を高めた『DE』のほうがむしろ特殊な存在でしょう。それに、装備類の豪華さにも優劣は無くなりました。

つまり、今となってはキャストホイール仕様のほうが『中心人物』みたいな立ち位置になっているんです。

2023モデルで進化したVストローム1050からは『2022モデルまでとは背負っているものが違う』といった印象も受けます。

ちなみにキャストホイール仕様なのでオンロード特化型に見えるかもしれませんが、もともと1050が登場した時に掲げられたコンセプトは『THE MASTER OF ADVENTURE』ですからね?

画像1: 従来型と現行型は『立ち位置』がまるで違う

軽いダートなんて余裕です。

しなやかな前後サスペンションがきちんと仕事をしてくれてる。ここに関しては同じ”オンロード型”を謳う『Vストローム800』よりもオフロード適性は高いと思う。

未舗装路に限って言えば『Vストローム800』が装着するSFF-BP倒立フロントフォークよりも、純粋なカートリッジ式のほうが、サスペンションの初期の動きが繊細なはずなので。

画像2: 従来型と現行型は『立ち位置』がまるで違う

それにキャストホイールだからってオフロードが走れない訳じゃありません。ドカンとジャンプ! とか岩にハードヒット! みたいなことでも無い限り(あくまで自己責任ですが)わりと平気なものです。

あとね、こっそり言うけど2022までの『XTのワイヤースポークホイール』が、そのままスポンと装着できちゃったりするらしい(←確かな情報です)

そしたらさ!?

画像3: 従来型と現行型は『立ち位置』がまるで違う

普段のツーリングではオンロードに有利なタイヤをキャストホイールに履かせておいて、『よっしゃオフロード行くゼ!』っていう時だけブロックタイヤを履かせたXTのワイヤースポークホイールに換装する……なんてドリームライフができるってこと!?

しかも、これなら『ブロックタイヤ選んじゃったからオンロードは我慢』みたいなこともない。

って、それ完璧じゃない!?

画像4: 従来型と現行型は『立ち位置』がまるで違う

しかもVストローム1050はセンタースタンド標準装備なのです。慣れたらホイール換装くらいは自分でできるようになると思う。

それに加えて、フロント19インチのVストローム1050は『DE』に比べて足つき性だって良い。さらに純正オプションにはシート高30mmダウンのローシートだってあるし!

もうわかるよね?

画像5: 従来型と現行型は『立ち位置』がまるで違う

マジで、ツーリングバイクとして……

無敵ッ!

XTのホイールとタイヤなど初期投資はかかるかもしれないけど、その価値はあると思う。だって、パーフェクトなVストローム1050ライフが楽しめるんだもん。よく考えてみたら、こういうことができるビッグアドベンチャーって他に無いかも。

それにさ、なによりも『ワクワクする』でしょ!?

画像6: 従来型と現行型は『立ち位置』がまるで違う

なので、私は思うのです。

Vストローム1050は、2023モデルにおいて『ひとつの完成に至った』と。

ここまでお伝えしてきた通り、ワインディングは無双で一般道や高速道路も極上に快適。キャストホイールのままでも良いけど、やりようによってはオフロードも十分に楽しめる。

画像7: 従来型と現行型は『立ち位置』がまるで違う

しかも、男らしさ200%のスタイリングは時代に左右されないデザインなので、長く愛せることも間違いありません。断言するけど、このデザインは(私を含めて)好きな人なら絶対飽きずに10年は乗れます。

そう考えるとかなり、いい。

鳴り物入りで登場したVストローム800シリーズは、さすがの完成度です。だけど熟成され、進化したVストローム1050だってぜんぜん負けてないぞ!

画像8: 従来型と現行型は『立ち位置』がまるで違う

正直に言おう。

いま『スズキのバイク!』というWEBサイトをやっている身として、もし仮に『Vストローム800シリーズとVストローム1050は、どっちが良いですか?』なんて聞かれた日には、私は地獄の苦しみを味わうことになると思う。

それほどにVストローム1050が、2023モデルで魅力を増してしまった……

本当にナメていました、キャストホイール仕様のVストローム1050。ごめんなさい。乗った感想をお届けすることが遅くなってしまったことの不明をお詫びしたいです。

そして最後に、従来型の時にも私は同じようなことを言ってるんですけど……

このバイクってさ!?

見た目が、すっげぇカッコいいんだよなーっ!

【文/北岡博樹(モーターマガジン社)】

よろしければ最初の【前編】からお読みくださいね!

巨塔『Vストローム1050DE』ほか800シリーズの記事もあります!

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