ホンダ「GB350/S」はオーソドックススタイル。でも、それだけで言い切れない存在感と、どこに置いても、走ってもその場に溶け込む自然さがある。GBのエクステリアは、どう考えられているのか。

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ホンダ「GB350」「GB350 S」エクステリアの特長

GBというバイクをGBたらしめるのは、ベースとなるエンジンの作り込み。それを支えるフレームなどの車体という基本にあった。

ただそれだけでなく、ヘッドライトや燃料タンク、シートにサイドカバーなどの外装=エクステリアにも、GBらしさを引き出せるような作り込みが行われている。

素材に目を向けると、燃料タンクをはじめ前後のフェンダーやサイドカバーなどは、一般的な樹脂製ではなく、あえての金属、鉄製を選択。スチールならではの深く絞られた温かみのある形状を醸し出すようにしている。

エンジンでは冷却フィン端面を1枚ずつ切削加工して仕上げたシリンダーヘッド、アルミダイキャストによるクランクケースカバーと、金属を組み合わせる。このように、主要部品を金属の豊かな表情でまとめた高品位な作りによって、信頼感や落ち着きと抑揚が調和した外観が得られている。

それでいて全灯火類は被視認性にも優れ、現代的なデザインも組み合わせたLEDとし、シンプルなメーターはエンジン回転計さえも不要にしつつ、必要な情報を集中させる。トラクションコントロールもABSも、きちんと備える。

こうした内容は練り込まれた最新。それを全身にさりげなく盛り込んで送り出されたGB350/GB350 Sは、あえてそのことを押し出さない〝普通〟によって、原点に据えた自由さを体現しているのだ。

ヘッドライト&テールライトまわり、サイドカバー

GB350 S

GB350 Sではヘッドライトリムはブラック仕上げで、ライトケース前側にリング状装飾が加わる。ウインカーはシャープなイメージの軽量コンパクト品で、リアウインカーはGB350と異なり、リアフェンダーエンドのナンバーホルダー部に付く。

画像1: ホンダ「GB350」「GB350 S」装備解説|令和のヒットモデル、その魅力はバイクの原点を感じさせる“普通さ”にあり!?
画像2: ホンダ「GB350」「GB350 S」装備解説|令和のヒットモデル、その魅力はバイクの原点を感じさせる“普通さ”にあり!?

GB350 S

外周も横方向も丸さを抑え、フラット×直線ラインで仕立てられるGB350Sのサイドカバー。「GB350S」ロゴとともにシャープ感を高めるラインも入る。写真は2021年型だ。

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GB350

GB350/Sとも全灯火器は省電力長寿命のLED。ロービーム時に上部3つと下部中央のLED灯体に加え、上下端のレンズを発光させて、GB350/Sの先進性を伝える。ヘッドライトリム、テールライトケースはマフラーに同じくクローム仕上げ。

画像4: ホンダ「GB350」「GB350 S」装備解説|令和のヒットモデル、その魅力はバイクの原点を感じさせる“普通さ”にあり!?
画像5: ホンダ「GB350」「GB350 S」装備解説|令和のヒットモデル、その魅力はバイクの原点を感じさせる“普通さ”にあり!?

GB350

サイドカバーは前後フェンダーと同じ0.8mm厚のスチール薄板製で、温かみも感じさせるラウンド形状。サイドカバーロゴは「GB350」のみのシンプルなものだ。

画像6: ホンダ「GB350」「GB350 S」装備解説|令和のヒットモデル、その魅力はバイクの原点を感じさせる“普通さ”にあり!?

GB350 S

15L容量で形状、材質や製法(鋼板プレス)もGB350に共通で力強く立体感に溢れ温かみのある表情を見せるGB350S用フューエルタンク。タンクエンブレムもHONDAで共通。

画像7: ホンダ「GB350」「GB350 S」装備解説|令和のヒットモデル、その魅力はバイクの原点を感じさせる“普通さ”にあり!?

GB350

フューエルタンクは、長距離ツーリングも考慮し15Lの容量を確保しながら、大きく幅を絞ることで下半身の自由度を確保し、乗車時の端正な姿作りに大きく寄与する。

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メーター&インジケーター配置図

画像: メーター&インジケーター配置図

トップブリッジのイグニッションスイッチから左にオフセットさせたコンパクトな配置のメーターは、ライダー視界に解放感を与える。アナログ指針式の速度計とLCD表示部で構成した車両状態を示すエリアと、ライダーに注意を喚起するコーションランプを集めたエリアを分け、豊富な情報を分かりやすく伝える。


HSTC(Honda セレクタブル トルク コントロール)

画像: HSTC(Honda セレクタブル トルク コントロール)

GB350/Sとも、幅広い路面コンディション下での走行を想定し、路面状況に応じてエンジントルクを制御し、後輪スリップを緩和するHSTC(Honda セレクタブル トルク コントロール)を採用。メーター左側面のスイッチでON-OFFも可能で、多様な路面コンディションに出会うツーリングなどでの安心感を高める。

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