2023年11月に発売され、ツーリングライダーを中心に話題となっているタナックスの「スマートライドモニター」。果たしてこの新ガジェットを備えると何ができるのか? いろいろ試してみたぞ!
文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海
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タナックス「SRS-001 スマートライドモニターAIO-5Lite」テスト&レポート

画像: TANAX スマートライドモニターAIO-5Lite SRS-001 スマートライドモニター 税込価格:8万2500円 マウントブラケット  税込価格:4950円 ステムホールマウント  税込価格:4950円 ハンドルミラーマウント  税込価格:3300円 タイヤ空気圧センサー(前後入り) 税込価格:1万1550円 プロワイヤレスリモコン 税込価格:1万835円 液晶保護ガラスフィルム 税込価格:1650円

TANAX スマートライドモニターAIO-5Lite SRS-001

スマートライドモニター 税込価格:8万2500円
マウントブラケット  税込価格:4950円
ステムホールマウント  税込価格:4950円
ハンドルミラーマウント  税込価格:3300円
タイヤ空気圧センサー(前後入り) 税込価格:1万1550円
プロワイヤレスリモコン 税込価格:1万835円
液晶保護ガラスフィルム 税込価格:1650円

スマホ、インカムと接続して安心便利なライディング環境を構築

数年前から普及し始めた『スマートモニター』や『ディスプレイオーディオ』と呼ばれるデバイス。使っているスマホがiPhoneならアップルカープレイ、アンドロイド端末ならアンドロイドオートというアプリを経由してインターネットに接続すれば、ナビ、WEB検索、音楽再生、電話、SNS、ほかのスマホ機能をほぼそのまま使える(端末機種によって制限あり)ことから、従来のナビ/オーディオに代わって純正装備またはオプション設定したクルマが増えている。

これを雨や振動、直射日光といった過酷な条件に対応させたのがオートバイ用スマートモニター。スマホは無線接続範囲内にあればいいのでハンドルまわりにマウントを取り付ける必要はなく、ジャケットのポケットかバッグに放り込んでおけばいい。

すでにWEBショップや電子機器店で多くの製品が販売されているが、国内では技適マーク(技術基準適合証明)が付いていない製品は電波法に抵触するので注意しよう。

タナックスのSRS-001は、日本の電波法に基づいた仕様で、スマートモニター機能とGPS付きドライブレコーダー機能を併せ持つ。オートバイ用だけに、本体、カメラともIP67の防水・防塵で、走行中の振動を吸収するマウント構造や画像のブレ補正機能も搭載している。

単体で使える機能は前後同時録画のドラレコ、GPS受信による走行情報表示と音楽再生、駐車監視録画機能など。そしてスマホと接続すればスマホ側のアプリも同時に使える、という2層になったシステムだ。

画像: モニターはタッチパネルの5インチIPS液晶。基本モードでは速度、走行距離、走行時間、進行方向、前後タイヤ空気圧、時計などを表示。

モニターはタッチパネルの5インチIPS液晶。基本モードでは速度、走行距離、走行時間、進行方向、前後タイヤ空気圧、時計などを表示。

画像: アンドロイド端末で行ったテストでヤフーカーナビを起動した状態。インカムを接続すればボイスコマンド、検索も利用できる。

アンドロイド端末で行ったテストでヤフーカーナビを起動した状態。インカムを接続すればボイスコマンド、検索も利用できる。

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多彩な機能をシンプルな構成で実現

市街地と高速道路を昼から夜まで4日間走った結論は、「手軽に買える価格ではないが、一度使えば欲しくなる便利で安心なデバイス」だ。

まず、スマホマウントやUSB電源の取り付け・着脱が要らず、スマホの落下や故障が防げる。オートバイのメインスイッチを入れるだけで起動してスマホ経由でインターネットに繋がり、ドラレコ録画も自動的に開始されるから、後付け電子機器にありがちな接続や設定に時間を取られることもない。

モニターは輝度と解像度が高く、昼夜を問わずにクッキリ見える。モニターは横位置固定になるためスマホの縦画面とは表示が変わるが、すぐに慣れるレベル。画面タッチや本体上部にあるハードスイッチの操作に対する反応も早くてストレスフリー。テスト車にはオプションのリモコンスイッチが装着されていたので、ハンドルから手を離すことなく、ひととおりの操作ができた。

独自の『死角検知システム』は、カメラの画像をAI解析し、後方からの接近車両があるとモニター上に警告が出て接触や追突の危険を知らせるもの。この機能は自動車のブラインドスポットモニターに近い。

注目すべきはタイヤのモニタリング機能。別売のセンサーをエアバルブに装着するだけでタイヤの内圧と内部温度が常時表示され、任意設定の最低/最高空気圧の範囲から外れれば警告が出る。後付けタイヤモニターのように受信器を付ける必要がなく、充電も不要。空気圧管理に加え、車両、タイヤ、乗り方に適した内圧を探るためにも有効だ。

限られたスペースで機能や設定をすべて紹介することは不可能だから、詳細はタナックスのウェブサイトで確認を。オートバイ用デジタルデバイスの新時代到来を感じると思う。

画像: 本体は横約136mm、縦約79mm、厚さ約27mmで、重さは320g。盗難防止のため、マウントのボルト類はすべてT型トルクスネジの中央に突起を付けた「いたずら防止用トルクス」を使用。

本体は横約136mm、縦約79mm、厚さ約27mmで、重さは320g。盗難防止のため、マウントのボルト類はすべてT型トルクスネジの中央に突起を付けた「いたずら防止用トルクス」を使用。

画像: 1000Nitの高輝度モニターにより、日差しの強い昼間でも表示は鮮やか。解像度は1280×720のHDで、小さな文字も読みやすい。

1000Nitの高輝度モニターにより、日差しの強い昼間でも表示は鮮やか。解像度は1280×720のHDで、小さな文字も読みやすい。

画像: スマホをシステムのコアとして、スマートモニター、インカムを別々に接続することで表示や音声再生の遅延を抑止。ストレスのない操作性を実現している。

スマホをシステムのコアとして、スマートモニター、インカムを別々に接続することで表示や音声再生の遅延を抑止。ストレスのない操作性を実現している。

画像: インカムはBluetooth5.0、スマホとはWi-Fi(DFS機能搭載のW56方式)で接続する。システム要件はアップルカープレイがiPhone6S・iOS13以上、アンドロイドオートはAndroid11以上。

インカムはBluetooth5.0、スマホとはWi-Fi(DFS機能搭載のW56方式)で接続する。システム要件はアップルカープレイがiPhone6S・iOS13以上、アンドロイドオートはAndroid11以上。

画像: 前後カメラは約136度の広視野角タイプでF値も1.8と明るい。カメラはドラレコ用途で特に高い評価を得ているソニーのスタービスセンサーを採用。HDR/WDRによる明暗補正でヘッドライトや逆光が引き起こす白トビもほとんど起きない。

前後カメラは約136度の広視野角タイプでF値も1.8と明るい。カメラはドラレコ用途で特に高い評価を得ているソニーのスタービスセンサーを採用。HDR/WDRによる明暗補正でヘッドライトや逆光が引き起こす白トビもほとんど起きない。

画像: カメラは前後共通で、解像度は1920×1080ピクセルのフルHD。IP67の防水防塵性能だから雨の高速道路長時間走行でも浸水の心配なし。

カメラは前後共通で、解像度は1920×1080ピクセルのフルHD。IP67の防水防塵性能だから雨の高速道路長時間走行でも浸水の心配なし。

画像: ドラレコ映像を前後同時に表示。リアカメラの画像をメインにしたバックモニター的な使い方もできる。

ドラレコ映像を前後同時に表示。リアカメラの画像をメインにしたバックモニター的な使い方もできる。

画像: 運転中のスマホ操作は危険かつ違法のため、ハンドルから手を離さずに操作できるワイヤレスリモコンがオプションで用意されている。音楽再生の頻度が多い方には特に便利だ。

運転中のスマホ操作は危険かつ違法のため、ハンドルから手を離さずに操作できるワイヤレスリモコンがオプションで用意されている。音楽再生の頻度が多い方には特に便利だ。

画像: 空気圧センサーの取り付けはノーマルのキャップに代えてエアバルブにねじ込むだけ。既存のセンサーより軽くて小さく、ハンドリングへの影響はまったく感じない。

空気圧センサーの取り付けはノーマルのキャップに代えてエアバルブにねじ込むだけ。既存のセンサーより軽くて小さく、ハンドリングへの影響はまったく感じない。

画像: 【TANAX公式】SRS-001 スマートライドモニター AIO-5 Lite ティザームービー www.youtube.com

【TANAX公式】SRS-001 スマートライドモニター AIO-5 Lite ティザームービー

www.youtube.com

文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

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