これまで巡った神社の数は1万数千社を超えるという神社ソムリエの佐々木優太が、バイク好きのゲストにぴったりの神社へとご案内しているこの連載。今回は“鉄人”の愛称で知られるバイクツーリングの第一人者であり、“生涯旅人”として現在も走り続ける賀曽利 隆さんの登場です!
まとめ:齋藤ハルコ/写真:森 浩輔
※神社境内での撮影は、特別な許可を得ています。
※この記事は、月刊『オートバイ』2023年12月号に掲載したものを一部編集して公開しています。

今回のゲストは〝好き〟を追求して半世紀の旅の超人・賀曽利 隆さん

画像: 今回のゲストは〝好き〟を追求して半世紀の旅の超人・賀曽利 隆さん

「旅バイクは壊れにくいノーマルが一番」と語る賀曽利さん。装備もシンプルで、ご覧のバックパック&ショルダーバッグスタイルで日本中を走るそう。愛用のツーリングマップルには、これから訪ねる神社情報がびっしり!

画像1: 旅の鉄人・賀曽利 隆さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】
画像2: 旅の鉄人・賀曽利 隆さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

今回のゲスト

賀曽利 隆(かそり たかし)さん

愛車:スズキ「Vストローム 250」

1947年東京都生まれ。1968~1969年のバイクでのアフリカ大陸一周から旅人人生が始まって以来、世界と日本を走り続け、2023年10月現在の二輪総走行距離は182万kmを超える。30代からは各年代で日本一周を成し遂げており、Vストローム250は2017年9月にスタートした「70代編日本一周」からのパートナーで、総走行距離22万kmを突破。ハンドルには浜松市・大歳神社のライダー向けお守り「道楽守」が。

総走行距離22万km突破!

画像5: 旅の鉄人・賀曽利 隆さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】
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神社ソムリエ

佐々木優太

参拝した神社は1万数千社、受けた御朱印は4000以上。ラジオパーソナリティーやテレビMCとして活躍し、神社にまつわる執筆や講演もしています。愛車はハーレーダビッドソン・XL1200NS。

歴史と格式のある神社、「式内社」巡りを実行中!

僕、佐々木優太が、全国の神社を参拝して得た知識や経験を活かした〝神社ソムリエ〟として、ゲストのお人柄や願いに合う神社へご案内しているこの連載。今回のゲストは、旅人の賀曽利隆さんをお迎えしました!

世界一周や六大陸周遊、サハラ砂漠横断など数々の記録を打ち立て、そのタフさから〝鉄人〟の称号で知られる賀曽利さんは、76歳を迎えられて、現役バリバリのツーリングライダーです。取材当日も、つい2日前に北海道ツーリングから帰ってきたばかり。しかも当然のように「北海道まで一般道で往復しました!」と笑う豪快な姿に、さすがは鉄人! と圧倒されました。

30代から始まったライフワークである各年代での日本一周では、「島めぐり日本一周」「温泉めぐり日本一周」など、さまざまな旅のテーマを設定し、達成してきた賀曽利さん。現在進行中の旅のテーマはなんと「式内社(しきないしゃ)巡り」です。

式内社とは、平安時代にまとめられた全国の神社一覧『延喜式神明帳』に記載されている神社のこと。現存している式内社は、1300年以上の歴史を持っていることが証明された神社と言えるのです。

ツーリングの目的地は神奈川県の寒川神社と比々多神社

賀曽利さんの目標

日本の全“式内社”巡りの達成!

賀曽利さんのお悩み

高齢化・老齢化に伴う足腰の衰え

神社を案内するソムリエが逆に神社まで導かれた!?

この連載は毎回、ゲストの方にアンケートにお答えいただいたうえで、現在の目標やお悩み、お人柄やお仕事に合う神社をソムリエとして選び、ご案内しています。ですが賀曽利さんは初のパターンで、今回参拝したい神社2社を事前に指定してくださいました。

というのも賀曽利さんは、現在進行中の全国の式内社巡りの前に、全国の「一宮(いちのみや)巡り」を20年以上かけて全社達成しています。一宮とは律令制時代の旧国(律令国)ごとに定められた、その地域の中でいちばん格の高い神社のことで、社格の順に二宮、三宮が定められています。賀曽利さんは「バイクで神社を巡るきっかけになった」一宮に非常に思い入れがあるとのことで、ご自身の住む相模国=現在の神奈川県の一宮である寒川神社と、ご自身が毎年初詣に訪れている相模国三宮の比々多神社に、ぜひ一緒に参拝したいとおっしゃったのです。

驚いたのが、賀曽利さんが指定された2社が、現在の御本人の目標やお悩みにまさにピッタリだったこと。本来は僕が神社にご案内するはずが、まるで賀曽利さんに導かれたような展開に、改めて〝鉄人〟の凄さを感じました。

ご利益の理由

賀曽利 隆さんだから、おすすめの3つの理由

1.八方除のご利益で知られる寒川神社
→日本全国を駆け巡る賀曽利さんに最適!

2.国土を作った神様が御祭神の比々多神社
→走ることで日本を知るバイク旅にご利益

3.比々多神社は「冠大明神」の称号を持つ
→頭に被る冠=ヘルメットの神社と言える

寒川神社(さむかわじんじゃ)

神奈川県高座郡寒川町宮山3916

正確な創建時期はわかりませんが、少なくとも1600年以上の歴史があるとされる寒川神社。御祭神は寒川比古命(さむかわひこのみこと)と寒川比女命(さむかわひめのみこと)のニ柱で、相模國を中心に広く関東地方を開拓した寒川大明神として崇敬される神社です。全国唯一の八方除の神様としても有名で、源頼朝、北條義時、武田信玄などの名だたる武将や、徳川家代々の篤い信仰を受けた記録が残っています。

「八方除」で知られる相模国一宮

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寒川神社の御朱印

右側に社紋と八方除、社名の下に御祭神と縁の深い植物「ハマゴウ」を配した御朱印。通常は御朱印帳への記帳もしくは書き置きを受けることができますが、年始は書き置きの朱印のみの対応となるのでご注意を。

画像1: ツーリングの目的地は神奈川県の寒川神社と比々多神社

比々多神社(ひびたじんじゃ)

神奈川県伊勢原市三ノ宮1472

祭祀のはじまりは縄文時代末期まで遡るとされる非常に長い歴史を持つ神社。本殿から西へ坂道を5分ほど登った旧社殿の跡地には元宮が建ち、市内から相模湾までを一望できます。御祭神は国土創建の神様である豊斟渟尊(とよくむぬのみこと)。賀曽利さんが毎年初詣に上がる神社であり、約25年前には旅の達人として境内で講演会を行ったことも。名誉宮司の永井さんとは当時から続く御縁の話で盛り上がりました。

1万年以上の歴史を持つ相模国三宮

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画像19: 旅の鉄人・賀曽利 隆さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

参拝ではココに注目!

じつは「ヘルメットの神様です!?」

天長9年(832年)、第53代淳和(じゅんな)天皇より優れた神様であることを称され、「冠大明神」という神号(しんごう)を賜った比々多神社。頭に被る冠は、現代のライダーの必需品といえるヘルメットに通じます。その意味では「ヘルメットの神様」と考えることができるので、バイク旅とライダーの安全を守るご利益が期待できます。

画像2: ツーリングの目的地は神奈川県の寒川神社と比々多神社

比々多神社の御朱印

「延喜式内」「冠大明神」と書かれた比々多神社の御朱印と、石の祠が建つ小山と鳥居を描いた元宮の御朱印。比々多神社と元宮の御朱印をまとめた大型御朱印、季節の限定御朱印も頒布しています。

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