2023年6月20日、FreeMile株式会社は7月1日からスタートする特定小型原動機付自転車規格に対応した三輪車「atico(あちこ)」を発表した。2023年秋以降、公式ECサイトと販売代理店より販売が開始される予定だ。
レポート:スマートモビリティJP編集部
※この記事はウェブサイト「スマートモビリティJP」で2023年6月23日に公開されたものを一部編集し転載しています。

製品の特徴

「atico」は安心安全で、だれもが快適に利用できるように三輪構造を採用している。電動キックボードを原点とした“EVマイモビリティ”というのがキャッチフレーズだ。長年培ってきたFreeMileのノウハウに加え、近年の日本の交通事情やシェアリング市場に合うように、開発におよそ3年をかけて完成したそうだ。

転倒しにくい三輪車仕様

前1輪、後2輪の三輪車タイプの設計は車体が自立することで転倒のリスクが少ない。また後2輪が自在に動く機能を搭載していることにより、様々な路面状況にも対応できる。そして、安定した乗り心地により性別年齢問わず安心して利用できるというわけだ。

画像: 見た目は三輪タイプの電動キックボードである。

見た目は三輪タイプの電動キックボードである。

完全防水

FreeMileの特許技術でもある、配線を内蔵化する構造によりIPX6の完全防水仕様を実現した。これにより雨にさらされることもある屋外でも安心して保管ができる。

日本製バッテリー

1人用モビリティで日本初の日本製バッテリーを搭載。安全性と品質にこだわった、大容量バッテリーを採用することで、パワー不足や充電切れのリスクを軽減して、1回の充電で50kmの走行を実現した。

安全機能

ハンドル部分に加え、車両後部にも補助ウインカーを装備。さらに小型モビリティでは珍しいハザード機能もあり、周りの車両や歩行者に合図を出すことで、より安全に走行できる。

新法に適応した最高速度表示灯を搭載

新法の基準の一つでもある、道路運送車両の保安基準第66条の17に規定する最高速度表示灯も搭載。また、走行モードを切り替えた際は表示灯が点滅し、最高速度が6km/hを越えないように制御することで許可された歩道での走行も可能だ。

通信機能を搭載したIoT車体

車両に搭載された通信デバイスにより、バッテリー残量やGPS、車両のエラーなどの情報を取得できる。また遠隔操作による施錠管理も可能となっている。

画像: オプションでサドルとカゴも用意される。

オプションでサドルとカゴも用意される。

今後の製品展開

FreeMileは今後、さらに幅広い顧客のニーズに対応するため「あちこちノーヘルでラクラく行ける」シリーズとして全3製品の展開を予定しているそうだ。このラインアップの第一弾となるのが「atico(あちこ)」であり、aticoに続く第二弾の「ノヘル」、そして第三弾の「ラクラ」については2024年以降、順次発売予定とのことだ。ユニークな電動三輪FreeMileの今後の動向は要注目だ。

レポート:スマートモビリティJP編集部

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