『御刻印』集めを目的としたツーリングが密かにブーム
2023年は全国各地の神社でイベントも開催
いま、全国各地のライダーに少しずつ浸透してし始めている『御刻印』をご存知だろうか。御朱印集めのように、神社やお寺のオリジナルの印を打って集めていくのであるが、御朱印と大きく違うのは、印を打つのは自分であり、打つものは革製でバンドタイプのお守りと決まっていること。バイクと社寺巡りをかけ合わせた新しい楽しみ方として、全国のライダーに広がりつつあるのだ。
『御刻印』集めは御朱印集めの御朱印帳にあたる専用のお守り『刻道守（こくどうまもり）』を使い、社寺それぞれある刻印を自分で打って集めていく。『刻道守』は『御刻印』を打つことができる社寺にのみで頒布（初穂料3500円）されている。
『御刻印（ごこくいん）』とは…
神社や寺院に参拝した証としていただく御朱印と同様に、その社寺だけで打つことができる印のことを『御刻印』と言う。『御刻印』を打つには、御朱印集めの御朱印帳にあたる、御刻印専用のお守り『刻道守（こくどうまもり）』（御刻印用バンド）を使用する。
この『刻道守』が頒布（初穂料3500円）されているのは『御刻印』を打つことができる社寺に限り、現在は全国31箇所の社寺で打つことができる。御刻印集めをバイクでおこなう＝御刻印ツーリングが各所で流行り始めており、神社によっては『刻道守』の品薄状態が続いている。
全国の社寺で打てる『御刻印一覧』はコチラ！
※2023年4月現在
現在、全国の寺社32箇所で御刻印を打つことができる。御朱印と同様に、それぞれの寺社で刻印が違うが、エリアや形状など、自分なりのルールで集めてみても面白い。
御朱印と違い、御刻印は自分でそれぞれの神社やお寺にある専用の器具で打刻するのがポイント。最初は無地の革だが御刻印を集めていくとオリジナルのお守りになっていく。
左が新品の状態で右が御刻印集めで打刻したもの。御刻印用のお守りは本革、それもKADOYA製なので経年変化を存分に楽しめるというのが大きな特徴。写真は上級者なので9箇所も打てているが、初心者だとなかなかこうは上手く打てない。それもまた楽しいのだ。
御刻印用のお守りは上下で留めることができるので、腕に巻いても良し、鞄やハンドルに巻いても良し。ツーリングのお供に最適だ。
『御刻印』集めを始めてみたい人にオススメ！
神社ソムリエ・佐々木優太が御刻印イベントを毎月開催
御刻印ができる神社やお寺はバイク乗りに優しいところばかりなので、気軽にツーリングがてら始めてみても大丈夫。とはいえ、なにかきっかけがないと…という人のために、月刊オートバイの『神社ソムリエ佐々木優太の開運ツーリング』で好評連載中の神社ソムリエ・佐々木優太がイベントを企画。ライダー・サポート神社と一緒になって、御刻印をより楽しむためのイベント『御刻印ラリー・ミーティング』を開催することが決定した。
この『御刻印ラリー・ミーティング』は、神社ソムリエ・佐々木優太が月に1 度、全国にあるどこかの神社にあがり御刻印イベントを開催するもの。第一回目の今回は佐々木優太が神社に纏わる色々な話をしてくれるだけでなく、共催の大歳神社がイベント内容を考えているとのこと。もちろん、オートバイ編集部も取材でお邪魔する予定だ。
さらに、このイベントでは、開催する神社オリジナルの御刻印以外に、月刊オートバイ公式の御刻印、通称「オ刻印」を当日限定で打つことができるので、大歳神社ですでに打刻ことがある人でも新しい御刻印を打つことができるのもポイントだ。
月刊オートバイ公式認定の神社のみで開催されるこのイベント。イベント日限定のオートバイ公式御刻印、通称「オ刻印」を打つことができる。
第1回目は2023年4月23日（日）に静岡県浜松市にある大歳神社で開催
神社ソムリエ・佐々木優太presents
オートバイ100周年記念企画『御刻印ラリー・ミーティング』 Vol.1
［開催日］ 2023年4月23日（日）
［会場］ 大歳神社 静岡県浜松市東区天王町1484-1
※イベントは午前11:00から1時間程度を予定。
※御刻印・オ刻印は社務所が開いている時間であればイベント時間に関係なく打つことができます。
正式認定のものはこれだけ！ オートバイ公式おみくじがスタート！
今回のイベントは月刊オートバイ創刊100周年記念ということもあり、新たな試みもスタート。月刊オートバイ公式のおみくじ『オ神籤（オートバイ神籤）』がこの日から頒布される。日本中にある色々なおみくじのなかで正式認定のオートバイみくじはこの『オ神籤（オートバイ神籤）』だけ！ 是非、お試しください。
画像はカラーバリエーションのひとつで数色展開の予定。運勢はバイク乗りにむけた内容になっており、ラッキーカラーステッカー付き。詳しくはイベント開催の神社で。
まとめ：松下尚司
