カブといえば箱。なんだけど、キャリアがしっかりしてるだけにソフトバッグも便利に使いこなせるはず。というわけでヘンリービギンズの2wayシートバッグを導入したところ、形状といい開口部といい、カメラバッグにも使えるじゃん。ということで色々と試してみたよ。

ヘンリービギンズ 2WAYシートバッグ

以前から気になってたヘンリービギンズ2WAYシートバッグ(DH-751)。なにしろ四角い。スクエアな形状がスーパーカブに最高にマッチしそうなのよね。

デイトナ
ヘンリービギンズ
シートバッグ&バックパック 20L
2WAYシートバッグ DH-751

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容量は20リットルなので、日常使いから日帰りツーリングにベスト。ヘリノックスタイプのアウトドアチェアも入るのでチェアリングも余裕でこなせるぞ。

5方向をチェック

まずは外観チェック。

画像: 5方向をチェック

天面には4本のウェビング。容量を拡張するならここに色々つけるのが良さそう。

画像1: 普段使いやツーリングにジャストサイズなヘンリービギンズ「2wayシートバッグシートバッグ」を、カメラバッグやチェアリングで活用してみる。〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.182〉
画像2: 普段使いやツーリングにジャストサイズなヘンリービギンズ「2wayシートバッグシートバッグ」を、カメラバッグやチェアリングで活用してみる。〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.182〉

左右側面。片側に取っ手が付いてる。自立するのでこの取っ手が何気に便利。
2本のウェビング、2個のD環が装備されてる。リュックとして使うかどうかで、装着する位置やアイテムを考えておきたい。

画像3: 普段使いやツーリングにジャストサイズなヘンリービギンズ「2wayシートバッグシートバッグ」を、カメラバッグやチェアリングで活用してみる。〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.182〉
画像4: 普段使いやツーリングにジャストサイズなヘンリービギンズ「2wayシートバッグシートバッグ」を、カメラバッグやチェアリングで活用してみる。〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.182〉

正面と背面はこんな感じ。ウェビングはないものの、D環が装着されていて、なにかと重宝するぞ。ちなみにD環には向きがあるので注意

D環を賢く使うには

D環に向きがあるっていうのはこういうことね。

これは側面。縫いつけ部分が下でD環が上。なので、上に向かって引っ張る力に強いよ。

画像1: D環を賢く使うには

なので、上部にツーリングネットなんかを掛ける時に便利。

画像2: D環を賢く使うには

こちらは正面。縫い目が上でD環が下にある。つまり下に向かって引っ張る力に強いわけ。

画像3: D環を賢く使うには

ここは、シートバッグ自体を車体に固定するときの補助とか、軽いものを吊り下げるような使い方をする時に便利。

向きを意識するとD環をより効率的に使いこなすことができるよ。

カブに積むとこんな感じ

スーパーカブ90に装着。四角くてコンパクトでかわいい。

画像1: カブに積むとこんな感じ

真後ろから見るとこんな感じ。カブのキャリア横幅が約300mm。2WAYシートバッグの外寸が約440mmなので、左右の張り出しはおよそ70mmずつ。

画像2: カブに積むとこんな感じ

深く考えずに装着したらキャリア前方に少し隙間があって実に良い。キチキチに詰まってると腰の後ろに当たって気になるからね。

画像3: カブに積むとこんな感じ

チェアリング荷物を積んできたんだけど、かなり余裕だった。
内容物は、ギミックのミニチェア(収納寸法530×200×170mm )とコンパクト三脚(収納サイズ410×100×100mm)に広角レンズ。あとコンビニで買ったおにぎりとペットボトル。容量的には余裕。

画像4: カブに積むとこんな感じ

カメラバッグとしての活用

さて、この2WAYシートバッグ。ツーリングバッグとしてももちろん使いやすいんだけど、この四角い形状と、開口部のでかさ。ツーリングにカメラを持ってく時のカメラバッグとして凄く良い気がする。

カメラバッグとして試してみるにあたって、まずは内寸を測ってみるよ。
横幅がざっくり400mm強くらい。

画像1: カメラバッグとしての活用

奥行はだいたい300mm弱。

画像2: カメラバッグとしての活用

高さは約150mm。

画像3: カメラバッグとしての活用

この数値をもとに考えてみるよ。

カメラ用インナーバッグを入れてみる

カメラを入れるにあたって、てっとりばやいのはカメラ用インナー。好みのサイズのインナーをシートバッグに放り込めば、それだけでカメラバッグになるよ。

インナーソフトボックス 防水 防振

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ただ、バッグ自体の容積がでかいので、安価なカメラインナーだと左右が余る。
余ったスペースに雨具とかを入れて活用できるなら問題なし。

ちなみにこのインナーでもニコンFマウントの200-300mm f4くらいなら入るよ。

画像: カメラ用インナーバッグを入れてみる

手軽だし、他の荷物も入るし、かなり良い感じ。
ただ、2WAYシートバッグのスクエアなポテンシャルを活かしきってない気がするのよね。

なので、もっと攻めてみよう。

切れ目入りウレタンを敷き詰めてみる

というわけで2WAYシートバッグを完璧にカメラバッグとして特化させたいので、切れ込みいりウレタンを入れてみる。ペリカンのハードケースみたいな感じね。
おじさんカメラマン的には、ウレタン仕切りのゼロハリバートンケースにカメラだけ入れるという、バブル時代の売れっ子カメラマンスタイルも意識してる。

使うのは管掌ウレタン。
ちょうど良いサイズがなかったので、大きめのやつを購入して400mm×300mmにカット。

TRUSCO
プロテクターツールケース用緩衝ウレタン XL

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カットする際は、カッターナイフの刃を長めに出して刃の長さをたっぷり使う感じで切ると楽だよ。パン切り包丁とかも使いやすい。

ウレタンは横からインストール。ギリギリのサイズでもセット可能だけど、出し入れの際はウレタンが千切れないように注意。

画像1: 切れ目入りウレタンを敷き詰めてみる

一番下に波型ウレタン。その上に切れ込み入りウレタンを2枚入れてみた。

収納するカメラやレンズのサイズにあわせてウレタンを抜きまくって完成したのがこんな感じ。
ややきつめにすることで、そう簡単には動かなくなるよ。

画像2: 切れ目入りウレタンを敷き詰めてみる

一眼レフ、望遠レンズ、広角レンズ、フィルター、望遠用三脚座、GoPro、あと予備バッテリー。
まだ空間に空きがあるけど、ここはまたあとで考えよう。

2枚のウレタンを重ねて居いるので、深さのある形状にも対応できた。

画像3: 切れ目入りウレタンを敷き詰めてみる

スクエア形状とウレタン収納の相性はかなり良い感じ。自己満レベルも相当高い。

画像4: 切れ目入りウレタンを敷き詰めてみる

サブバッグとしてシステムシートバッグDH-750に載せてみる

カメラバッグしては活用できそう。で、もうひとつどうしても試したいことがあるのよね。
それが大型シートバッグへの2階建てパッキング。

前も記事に登場したヘンリービギンズのシステムシートバッグがいかにも似合いそうなのよ。

あと、2WAYシートバッグがDH-750、システムシートバッグがDH-750。品番もほぼ同じなわけで、こりゃベストマッチに決まってる。

デイトナ
ヘンリービギンズ
シートバッグ SYSTEM DH-750

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というわけでさっそく装着。

画像1: サブバッグとしてシステムシートバッグDH-750に載せてみる

どうですこれ、思った通りめっちゃ収まりが良いですよ。

真横から見るとこんな感じ。

画像2: サブバッグとしてシステムシートバッグDH-750に載せてみる

真後ろからは、こう。

画像3: サブバッグとしてシステムシートバッグDH-750に載せてみる

システムシートバッグが容量65リットル、2WAYシートバッグが容量20リットルということで合計85リットル。ウェビングを活用すれば100リットル弱くらいまでいけそう。

2階建てにすることで、テントとかシュラフとかは大型シートバッグに。
雨具とかお土産とかカメラとかの、道中で出し入れするものは2WAYシートバッグに入れることで凄く便利なはず。

取付については、補修用として販売されてる固定ベルトを使うよ。

デイトナ
ヘンリービギンズ
シートバッグ 補修品 固定ベルト 4本入り 15383

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これをシステムシートバッグのD環に取り付けて、2WAYシートバッグと接続するのだ。

画像4: サブバッグとしてシステムシートバッグDH-750に載せてみる

カブのサイドに取り付けてみる

使ってて思ったんだけど、このスクエアなスタイル、サイドバッグとして装着したらかなりカッコ良い気がするのよね。

というわけで試してみた。

注意
メーカーの想定する利用方法ではないので、くれぐれも自己責任でお願いします。

まずは巻き込むと危険なので、ショルダーベルトがはみ出さないように、ベルトを一番短くして丁寧に収納。

画像1: カブのサイドに取り付けてみる

サイドバッグサポートがあればぜひ活用したい。
ただ、カブ90はあんまりサイドバッグサポートの選択肢がないのよね。スーパーカブ110とかハンターならたくさん出てるんだけどね。

画像: ご近所さんに作ってもらったゼッケンプレート兼サイドバッグサポート。

ご近所さんに作ってもらったゼッケンプレート兼サイドバッグサポート。

あと注意したいのはウィンカー位置。バッグがでかいので、ウィンカーが隠れないように注意。
ウィンカーが外側80°から見えるようにね。

画像2: カブのサイドに取り付けてみる

取り付けには25mmのMolle対応ベルトを使ったよ。これ、オス側のバックルが取り外ししやすくてなにかと便利。

JETEDC
2.5cm Molle スーツケースベルト

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ウィンカーが隠れないよう取り付けて、内側の巻き込みチェックをして完成。

画像3: カブのサイドに取り付けてみる

真横から見るとこんな感じ。シートの真ん中くらいまで来てるけど、ちょうど膝の下に位置するので足に干渉はしなかった。

画像4: カブのサイドに取り付けてみる

カーゴっぽくて凄く良い。

1点だけ注意。
開口の向きが合わなくなるので、中のものを出し入れする時には注意を要する。

せっかくだからサイドに付けた状態で、システムシートバッグを装着してみた。

画像5: カブのサイドに取り付けてみる

強そう。フルパニアって感じ。

右サイドにも2WAYシートバッグを装着すれば、余裕で100リットル越えてしまうね。

画像6: カブのサイドに取り付けてみる

横向きに取り付けたけど、縦向きだとどうなるかも一応試してみるよ。

画像7: カブのサイドに取り付けてみる

あてがってみただけなので、固定はしてない。
ウィンカーには干渉しづらいけど、左コーナーで接地しそう。
見た目的にも横向きのが良いね。

まとめ

ホムセン箱とか園芸コンテナも最高に気に入ってるけど、ソフトボックスも凄く良いね。四角いし。
20リットルはちょっと大きいかと思ったけど、普段使いやツーリングにはすごく便利。
今回はシステムシートバッグの上にのせてみたりしたけど、逆に2WAYシートバッグの上により小さいバッグをのせるのも良いかも。

レポート:若林浩志

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