トップライダーである石戸谷蓮が、レースオーガナイザーとして活躍し始めて久しい。彼が手がけた巨大なレース「シコクベルグ」が成功であったことはOff1でも紹介済みだが、さらなる飛躍を目指して石戸谷のブランドCROSS MISSIONのフラッグシップさながらに開催されたのが、今回のケゴンベルグ。開催前から、幾度もその巨大な会場がPRされ、さらには観客を1200人を超えたとアピールされていた。厚木市に突如現れたオフロードの楽園は、まさに生きる伝説のレース“エルズベルグロデオ”を彷彿させるものであった。

規模感が掴めないほどの、規模感

会場を入ると、ケゴンベルグ会場を提供した協力会社の人の森社のスタッフが、至る所で参加者や観客に丁寧に挨拶をして、迎えてくれる。これはオフロードではなかなかない経験かもしれない。フレンドリーさあふれる会場もあれば、ぶっきらぼうな会場もあるけれど、丁寧というのは見たことがなかった。印象はすこぶるいい。これだけで、たぶんホスピタリティにある程度の穴があったとしても、まぁ、いいかと思ってしまうに違いない。

画像: ドローンでも映しきれない、巨大な会場

ドローンでも映しきれない、巨大な会場

ひたすらふもとから続く挨拶に会釈をしながらクルマを走らせていくのだが、この鉱山の規模がはっきりいって大きすぎることだけがわかる。全体を見渡せないことから、不気味さすら感じる。エルズベルグの場合、あの巨大な見える鉱山と、その裏側が会場なので、本当に広すぎ(全行程40km以上)なのだけれど、それに準ずるものがある。Off1編集部は、石戸谷のエルズベルグロデオチャレンジを取材していて、ともにその山を足で歩いたりしているから、より彼が思い描いていたものが手に取るようにわかる。この会場をみつけた時の興奮と言ったらなかっただろう。これなら、日本でエルズベルグができる、と感じたことは聞かずとも心に染み渡ってくるようだった。

画像1: 規模感が掴めないほどの、規模感

全体像は、写真では映すことが難しい。観客も散らばって、その総数を目で把握することは出来ない。ただ、公式発表1477名の来場者数に、スタッフ100名オーバー。この数字が意味するところは、なんとなくわかっていただけるのではないだろうか。

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