ヨシムラマフラーと言われて連想するのは、やはり鈴鹿8耐のようなスーパースポーツバイクやAMAのようなモトクロッサーだろう。ヨシムラの歴史はレースの歴史と言っても過言ではないため、それは正しい認識だ。しかしそのマインドはしっかりと受け継ぎつつ、現在ヨシムラでは様々なコンセプトの新製品の開発にも力を入れている。
画像: CT125ハンターカブ×ヨシムラ「キャンプ場の朝の静寂を妨げないサウンド」

こちらは東京モーターサイクルショーのヨシムラブースに展示されていたCT125・ハンターカブ。見ると、何やら見慣れないマフラーが装着されていた。

その名も「タクティカルサイクロン(仮)」

画像1: その名も「タクティカルサイクロン(仮)」
画像2: その名も「タクティカルサイクロン(仮)」

現在のところ完全なる参考出品で製品化は決定していないということだが、実にハンターカブらしい見た目に仕上がっている。ヨシムラジャパンの広報担当の方にお話を伺うと「いま社内でトータルでマシンを作っていくプロジェクトチーム化の流れがありまして、その中でCT125をやりたいチームが作った開発品なんです。うちだとどうしてもレースを意識したパワーを追求したマフラーが多かったのですが、これは昨今のアウトドアブームを意識していて、キャンプ場の朝にエンジンをかけても雰囲気を壊さないような、静かだけど低音の効いた心地よいサウンドを楽しめる仕様になっています」と。もちろんパワーも少し向上しているとのこと。

東京モーターサイクルショーでは、その生音を聞くことはできなかったが、iPadからヘッドフォンでそのサウンドを聞かせていただくことができた。おっしゃる通り、アイドリングは純正よりも静かで「トトトト」と軽快かつ小気味よく、高回転では元気よくヨシムラらしいサウンドに仕上がっていた。

とはいえこちらは開発中のものなので、今後様々な意見を取り入れて引き続き開発していく予定だそうだ。

画像3: その名も「タクティカルサイクロン(仮)」
画像4: その名も「タクティカルサイクロン(仮)」
画像5: その名も「タクティカルサイクロン(仮)」
画像6: その名も「タクティカルサイクロン(仮)」
画像7: その名も「タクティカルサイクロン(仮)」
画像8: その名も「タクティカルサイクロン(仮)」

その他、ヨシムラ製品に限らず、アウトドアを連想させる様々なカスタムパーツが随所に見受けられた。

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