【特集】One&Only 1台のバイクを愛し続ける男
バイクは「感覚の乗り物」だ。
それ故にバイクが「持つもの」とライダーの感性が
見事にシンクロした時、この上ない喜びとなる。
もちろん、
自分とは合わないバイクがあるのは当然だし、
慣れてしまい飽きが来て「もう充分だ」と別れて
他のバイクと出会う事も、自然なことではある。
数台タイプが異なる車両を持ち
しっかりと乗る事も、
バイクライフと豊かにしれくれるだろう。
その一方で、
「ずっと乗っている1台」があるという場合もある。それはたまたまだったのか、それとも運命・必然だったのか。
数十年間に渡り同じ機種、同系シリーズに乗り続ける人、同じバイクで数十万キロを走っている人等の話を聞き「バイクの魅力とは、何か」をあらためて探ってみた。
乗ってこれたのは何故なのか。最初の思い、実際の出会い、そしてこれまで過ごした月日。全てが代え難く「これからも」となるゆえんとは……。
市川 仁が絶版車を斬る
Triumph Street Triple R(2010)
思い切り振り回せて、低回転域からしっかりトルクがあって、上も伸びる。サウンドも独特でルックスも個性的。そんないろいろな良さを兼ね備えたバイク……あるんです。今回のモデルはバイク歴の長いベテランライダーにも「好き」という人が多い隠れ?人気車。いまやトライアンフ の一つの顔といえる直列3気筒のエンジンレイアウトで、排気量は675cc。この絶妙な設定のストリートトリプルR。実際の走りやいかに‼︎
THE〝FACTORY STOCK〟
1970 KAWASAKI 500SS H1
皆さん「各メーカーの色は?」と聞かれたら何となく思い浮かびますよね。ホンダならトリコロール。ヤマハはブルーや白赤。スズキは白青かイエロー。そしてカワサキ といえばライムグリーンですが、年代によっては「真っ赤に白ライン」と答える人もいます。それはワークスマシンのカラーリングが関係しているんですね。なので1960年代に初登場した500SSのキャンディレッドも、由緒ある色、となるわけです。登場から50年以上。リアルなフルオリジナル実車は、如実に時の流れを物語っています。
マニアックバイクコレクション
1990年代途中まで、確実に「自動二輪車」のメインストリームだった400ccクラス。実際いろいろなタイプもモデルがデビューし、採用されたエンジンレイアウトも最もバラエティに富んでいました。その中で今回取り上げたのは、V型2気筒のエンジンモデル。結構この排気量に合っている型式で、特にトルクや鼓動感が良いんですよね。各メーカーの工夫もしっかり現れています。今から探すのも、楽しいですよ。
「雨は これから」東本昌平 第70話「朝定はじめました」
「ちょっと何言ってるか分かんない」は若者の特権
『ミスター・バイクBG』2021年9月号/定価:630円(税込)
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