かねてから日本導入が確定していたハーレーダビッドソン初の電動スポーツバイク「ライブワイヤー」が日本上陸!12月3日から予約開始となり、同日、東京・神田明神でジャパンテイストにあふれた発表会が催されました。そこで撮影された最新画像とともに、気になる価格、発売時期、スペック、各部などを、早速じっくり見ていきましょう!

価格は349万3600円、12月3日より予約開始!

画像1: 価格は349万3600円、12月3日より予約開始!

ハーレーダビッドソンの歴史に新たな1ページを刻む電動スポーツバイク・ライブワイヤー。その日本発売の発表の場に選ばれたのは、なんと神社!12月3日、東京・神田明神でメディア向けの発表会が開催されましたが、なんと、このライブワイヤーは12月6日(日)まで、この神田明神にて国内初展示されることも決定!実車を見たい方はぜひ足を運んでみましょう!

画像2: 価格は349万3600円、12月3日より予約開始!

発表会場では、なんと神田明神の境内を使って実車を展示。その会場で立川吉笑さんによる「ハーレー落語」も披露されるなど、非常にユニークなイベントとなりました。

画像3: 価格は349万3600円、12月3日より予約開始!

そんなライブワイヤーですが、注目の価格は、消費税込みで349万3600円。カラーは左の「オレンジヒューズ」と右の「ビビッドブラック」の2色で、12月3日から、全国13か所の「ライブワイヤー」正規取扱ディーラーにて予約が開始されています。納車予定は、予約時期にもよりますが、2021年の2月~3月ごろから順次開始されるそうです。

0-100km/h加速は約3秒!満充電なら航続距離は最大235km!

画像: 写真は海外仕様

写真は海外仕様

EVの強みであり、大きな魅力のひとつがそのダッシュ力。アクセルを開けた瞬間から最大トルクを発揮するモーターならではの特性を生かした、強烈な加速はライブワイヤーの大きなウリでもあります。ちなみに、ライブワイヤーの0-100km/h加速はなんと約3秒という俊足ぶり!

気になる航続距離も、最大で235km(レンジモード使用時)、ゴーストップが少なく、バッテリーの回生が少ない高速道路巡航でも最大152kmと、本格EVスポーツの割には長め。152kmというと、だいたい東名の東京ICから静岡市内に相当するそうですから、途中のSAで充電を兼ねた休憩を取れば、ツーリングユースにも十分使えそうです。

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その走りの源となるバッテリーは、15.5kWhという大容量を誇る「RESS(Rechargeable Energy Storage System、電力貯蔵システム)」バッテリー。バッテリーサイズは大きいですが、これを強度部材として利用することで、5ピースから成るフレームのメインビームは非常に細身です。ちなみにこのバッテリーは5年間・走行距離無制限の保証つき。車両本体の保証は3年だそうですから、ハーレーがこのバッテリーにいかに自信を持っているか分かります!

画像2: 0-100km/h加速は約3秒!満充電なら航続距離は最大235km!

その下には「REVELATION」モーターを搭載。最高出力75kw(102PS)、最大トルク114Nm(11.6kg-m)というスペックを誇ります。ちなみにこのライブワイヤー、最大トルクを車重で割った「トルクウエイトレシオ」はハーレー最強のパワーを誇るCVOすら凌駕するのだそうです!いかにその加速が強烈か、イメージできたでしょうか?

7つのライディングモード、電子制御システムも充実!

画像: 7つのライディングモード、電子制御システムも充実!

カラータッチスクリーンを採用したメーターでは、ライディングモードの設定が可能。「スポーツ」「ロード」「レイン」回生機能を高めた効率のいい「レンジ」という4つのモードに加え、回生やスロットルレスポンス、トラクションコントロールのレベルを好みに設定して記憶できる3つの「カスタム」モードを搭載、全部で7つのモードを使い分けることができます。

加えて電子制御デバイスも充実。コーナリングABS(C-ABS)、3段階のコーナリングトラクションコントロール(C-TCS)、回生ブレーキによる後輪のロックを防ぐドラッグトルクスリップコントロールシステム(DSCS)など、安全機能もしっかり搭載されています。

スポーツバイク顔負けの本格メカニズム

画像1: スポーツバイク顔負けの本格メカニズム

ライブワイヤーは足回りも豪華です。フロントはショーワ製のSFF-BPフォークを採用、ブレーキはブレンボ製のラジアルマウントキャリパー、ローターもφ300mmのものをデュアルで装備。

画像2: スポーツバイク顔負けの本格メカニズム

駆動方式はベルト。リアショックはショーワのBFRCライトがおごられています。タイヤは前後とも、このライブワイヤーのために造られた、ミシュランの「スコーチャー・スポーツ2CT」を装着。ライダーの要求に応えるフットワークを確保しています。ナンバーステーを巧みに利用したデザインのLEDテールランプとLEDウインカーのおかげで、リアビューも美しいもの。

日本のインフラにも配慮してCHAdeMO規格ソケットも搭載!

画像1: 日本のインフラにも配慮してCHAdeMO規格ソケットも搭載!
画像2: 日本のインフラにも配慮してCHAdeMO規格ソケットも搭載!

ライブワイヤーは充電方式も多彩です。いわゆるフューエルタンクの位置に設置されるのはJ1772規格の普通充電ソケットで、単相200Vでの充電が可能。そしてシート下には、日本でポピュラーな急速充電方式、CHAdeMO規格に対応したソケットも用意しています。このCHAdeMOソケットは海外仕様にはなかった装備。ハーレーが日本のインフラにしっかり配慮していることの証です。

画像3: 日本のインフラにも配慮してCHAdeMO規格ソケットも搭載!

このCHAdeMO規格の充電施設は、高速道路のSA/PA、道の駅などに数多く設置されていますから、ツーリング時の休憩や食事とうまく合わせれば、時間をあまりロスすることなく充電も可能。ちなみにこのライブワイヤー、急速充電なら30分で約60%、40分で約80%、1時間で満充電が可能となっています。

免許は大型が必要、でも車検は不要!

画像: 免許は大型が必要、でも車検は不要!

このライブワイヤー、出力の関係で、運転するのには大型自動二輪免許(AT限定含む)が必要になりますが、車両登録区分は電動バイクなのでなんと軽二輪!つまり、250ccスポーツと同じく、車検は不要なのです!パワーと加速はリッタークラスなみなのに車検なし、というのはなんとも不思議な感覚です。

EVはまだ未来の乗り物、なんて思っている人も驚かせる動力性能と実用性を身につけて、ライブワイヤーがいよいよ日本の道を走り出します。12月6日までは東京・神田明神で実車が展示されますが、その後も12月11日~13日には東海・近畿エリアのライブワイヤー取扱ディーラーで、12月18日~20日には北海道・西日本エリアで、そして関東のライブワイヤー取扱ディーラーでは1月9日~11日に「特別展示キャラバン」が開催される予定ですので、一度実車を見てみたい、という人はぜひ行ってみましょう!

文:松本正雅/写真:南 孝幸、ハーレーダビッドソンジャパン

ライブワイヤー特別展示キャラバン日程

12月11日(金)~13日(日) 東海・近畿
ハーレーダビッドソン中川、ハーレーダビッドソン沼津
ハーレーダビッドソン南大阪、ハーレーダビッドソンプラザ伊丹
ハーレーダビッドソン神戸

12月18日(金)~20日(日) 北海道・西日本
ハーレーダビッドソン札幌、
ハーレーダビッドソン倉敷、ハーレーダビッドソンバルコム広島、ハーレーダビッドソン佐賀

1月9日(土)~11日(月祝) 関東
ハーレーダビッドソンバルコム杉並、ハーレーダビッドソン東久留米
ハーレーダビッドソン埼玉花園、ハーレーダビッドソン横浜

ライブワイヤー主要諸元

全長2135mm
シート高795mm
車両重量255kg
モーターH-D REVELATION
バッテリー容量15.5kWh
充電時間(満充電)12.5時間(普通充電)/1時間(急速充電)
最大航続距離市街地235km、高速道路152km
最高出力75kW(102PS)
最大トルク114Nm(11.6kg-m)
ライディングモードスポーツ、ロード、レイン、レンジ、カスタム
キャスター角27゜
トレール量108mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17・180/55ZR17
ブレーキ形式(前・後)Φ300mmダブルディスク・ディスク
メーカー希望小売価格349万3600円(消費税10%込)

ライブワイヤーPHOTOアルバム

ライブワイヤーの加速の凄さを動画でご覧ください!

ライブワイヤー公式HP

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