斬新なアイデアと独創のテクノロジーを満載し、トリシティ125がデビューした2015年。待望の国内仕様は、抜群の乗り味と衝撃の価格での登場となった。当時の試乗レポートをどうぞ!

スクーターの魅力に安全性を加えたコミューターの「新機軸」に期待!

かつて、ピアジオのMP3やジレラのフオコに試乗して『前2輪構造は素晴らしい可能性を持っている』と僕はレポートした。

あれから5年。ここまで色々な苦難はあっただろうが、やっと出たか…というのが正直な印象。

だが、時間が掛かっただけのことはある。

新時代コミューターとして、トリシティは予想以上の仕上がりになっている。

画像1: スクーターの魅力に安全性を加えたコミューターの「新機軸」に期待!

前2輪という構造で目を惹くルックスだが、操作は通常のスクーターと何ら変わらない。

同じ前2輪でも車体がバンクしない車種はハンドルをコーナー内側に切ることで曲がるが、トリシティはオートバイと同じく車体を内側にバンクさせて曲がるからだ。

前輪が2本平行に並んでいることもあって、バンク開始時に僅かに粘るような重さがあるが、10分ほど走れば慣れて、急なスラロームやUターン、すり抜けだってごく普通にできる。

画像2: スクーターの魅力に安全性を加えたコミューターの「新機軸」に期待!

車重は同社のシグナスXよりも30㎏重いが、シグナスXよりも低回転でより大きなトルクを発生するエンジンと専用の変速比で加速力も充分。

ライディング感覚は同クラスの2輪スクーターと何ら変わらないのだ。

では前2輪の現実的なメリットは何か? と言えば「どんな状況でも転びにくい」ということ。

画像3: スクーターの魅力に安全性を加えたコミューターの「新機軸」に期待!

もともと小型スクーターはホイールベースが短く、タイヤも小径なので安定性は高くない。

路面の悪いところではピョコピョコと跳ねて進路が乱れ、段差の乗り越えではハンドルが取られやすく、ブレーキングで少しでもフロントがロックすると転倒しやすいという弱点がある。

だが、こうした不安要素を払拭してしまうのが前2輪というレイアウトなのだ。

画像4: スクーターの魅力に安全性を加えたコミューターの「新機軸」に期待!

試乗では段差を斜めに通過したり、連続した凸凹路面で進路変更したりと、普通のスクーターなら地面に放り出されるような状況も試したが、トリシティは憎らしいほど安定していて転ぶ気がしない。

もちろん構造的には限界を超えれば転倒するが、その限界が格段に高いのだ。

その上、フロントブレーキも思い切り掛けられ、制動距離も短い。

画像5: スクーターの魅力に安全性を加えたコミューターの「新機軸」に期待!

前2輪としたことで、通常のスクーターの機動性に、2輪では実現しえない安全性が加わった。

これは不特定多数のライダーが多様に使うコミューターにとって、何よりも重要な要素。

おそらくより大きな排気量のモデルも開発しているはずだから、トリシティをきっかけに新たなライディングの世界が広がることを大いに期待している。

機能パーツも豊富にラインアップ‼

画像: SPORTS STYLE

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画像: TOURING STYLE

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画像: zumo660(二輪専用ナビゲーション) ■価格:8万4240円

zumo660(二輪専用ナビゲーション)
■価格:8万4240円

耐震、防水の専用ナビゲーション。

取り付けには別売のステー(6480円)、電源サブハーネス(1080円)が必要。

画像: ナックルバイザー ■価格:1万800円

ナックルバイザー
■価格:1万800円

透過率30%のスモーク仕上げとした、スポーツイメージを高めるデザインのバイザー。

飛び石などから手を護ってくれる。

画像: バックレスト セット ■価格:2万1600円

バックレスト セット
■価格:2万1600円

タンデムの快適性をアップさせる専用バックレスト。

取り付けにはテールカバーに穴あけ加工が必要。

画像: メーターバイザー ■価格:1万800円

メーターバイザー
■価格:1万800円

スポーツムードを格段に高める、スモーク仕様のバイザー。

フロントマスクをより精悍にさせる。

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