「防水」に拘った潔い作りに納得
タンク形状と材質の関係でマグネット式タンクバッグが着かない。
シート後部が上がっているのでシートバッグも使いにくい。
「いったいメーカーはライダーの使い方を考えてデザインしているのか!」と憤りを感じている人は僕だけではないはず。発表会などで開発の方にはリクエストしてるんだけど……。
と愚痴ってから、ツーリングライダーにお勧めの実用アイテムを紹介しよう。
![画像1: 「防水」に拘った潔い作りに納得](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/04/10/a902f04978a4cd3e07465041225c6282da8bae06_xlarge.jpg)
簡易ガレージやバイク用ロックを展開しているドッペルギャンガーのサイドバッグだ。表地はターポリン素材で、開口部はロールトップ(巻き込み)形状。そしてポケットもファスナーもないので防水性は完璧。
![画像2: 「防水」に拘った潔い作りに納得](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/04/10/606b64d44047052b42bd5ef2f5bd2403f3c0d9ee_xlarge.jpg)
泥が付いても水洗いで簡単に落とせるから、キャンプツーリングを含めたアウトドアシーンでの使い勝手は文句なし。
![画像3: 「防水」に拘った潔い作りに納得](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/04/10/c4e28985701bb0bbce62e80311703b2042884285_xlarge.jpg)
マフラーへの干渉を避けるためにバッグ後方を斜めに成形していることや、バッグの型崩れを防ぐためにバッグ背面に樹脂製の板を内蔵していること、片側20Lという容量設定も実用性に拘るドッペルギャンガーの製品らしい。
シートとの固定はベルト2本なので着脱の手間が少なく、シートバッグと合わせて装着したり、シート上面にシュラフやテントを載せることもできる。
![画像4: 「防水」に拘った潔い作りに納得](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/04/10/e3969dd81cfc99bd8a2f3e52455a9277eca9cfdb_xlarge.jpg)
いざとなればタンデムライディングも可能だ。
ターポリン素材は温度によって硬さが変わる特性があり、見た目の高級感も乏しいが、キャンプツーリング派ならそうしたネガ要素を踏まえたうえで、実用性の高さと左右セット1万2960円という価格設定を大歓迎するはず。
同じ素材とコンセプトで作られたデイパックもあるので、同社のwebもチェックして欲しい。
photo:柴田直行、関野温、南孝幸 Model:梅本まどか