大電流を受けて発熱、モーターは水冷式

画像1: 大電流を受けて発熱、モーターは水冷式

黒いボックスがバッテリー、銀色がモーターだとのこと。大電流を受けて、モーターが発熱してしまうため、水冷している。

画像2: 大電流を受けて発熱、モーターは水冷式

CRF250Rと比べておおよそ半分くらいのラジエター。1.1気圧のラジエターキャップが装着済み。エンジンに比べると、水冷の管理はそこまで難しいモノではなさそうだ。

画像3: 大電流を受けて発熱、モーターは水冷式

赤いカバーは、ギヤボックスのカバーである。モーターの動力を減速させてドライブへ出力している。ゼロ回転から最大トルクを発揮できることが、電動の利点。「低回転からトルクが豊であること、クラッチやシフトがないことでコーナリングに集中できると、テストでは言われています。今後、開発が進めばどんなデバイスが必要か、どうすべきか、などが見えてくるはず」とは三ツ川研究員の談だ。

画像4: 大電流を受けて発熱、モーターは水冷式

当然、スロットルは電動スロットル。

画像5: 大電流を受けて発熱、モーターは水冷式

クラッチは無い。左側のスイッチボックスは、モードセレクターか。

画像6: 大電流を受けて発熱、モーターは水冷式

美しいブルーのラインは、PCXエレクトリックらと同様に、環境への対応をうたうイメージを持たせるためのもの。きれいな仕上がりは、名門NOGUCHIシートの手によるモノだ。

画像3: ホンダ電動MX、深掘り。すでに走行テスト進行中

SHINDENの2018モデルは、最高出力163.2ps。370V以上の電圧を出力するバッテリーが積載されているという。約半分ほどのサイズに見えるこのモーターは、おそらくとてもパワフルなのだろうが、ドライバビリティその他はどう進化していくのか。

現在、電動オフロードバイクとして世の中に姿を現したバイクは少なくない。KTMは市販にこぎ着けており、ALTAはプロジェクトを終わらせてしまったが、スウェーデンのCAKE(MTB界隈では著名なヘルメットブランドpocの新事業)によるKALKも注目を集めている。Hondaが取り組むこのCRFの電動化は、我々にとって環境問題や騒音問題に対するファイナルアンサーとなることはまちがいないし、オフロードモータースポーツが、まったく別の次元へ突入する可能性さえ秘めている(電動モトクロッサーなら、都市型のスポーツにだってなりえる!)。今後も期待をもって、見守りたい。

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