ヤマハのX.ド・スルトレがステージ3を制す。総合1位には、コンスタントに結果を残すハスクバーナのP.クインタニラが躍り出た!
1月7日にスタートしたダカールラリー2019は、3日目が終了した。全10日間の走行日程のため、ようやく3分の1近くが消化されたことになる。
この日は、サン・ファン・デ・マルコナからアレキパへ向かうトータル798㎞。
リエゾン467㎞・競技区間(SS)331kmと前半戦でもっとも長い行程で、相変わらずの砂丘区間から、砂利混じりのダート、さらに海岸線が組み込まれていたのがポイントだった。
このステージ3でトップに立ったのは、今大会トップ5に初登場のヤマハ、X.ド・スルトレ。さらにヤマハは4位にA.ファン・ビファレンも入った。
前日までの好調をキープし続けたのはハスクバーナのP.クインタニラだった。ステージ3を2位で終えた結果、前日までの好結果も合わさり、総合順位1位に躍り出る。
総合順位では、2位にホンダのケビン・ベナバイズ、3位に王者KTMのS.サンダーランドがランクイン。以下も10位までわずか30分以内の僅差で詰まっている。
ホンダは、ケビン・ベナバイズが総合2位に入る成果を残すも、前日まで総合1位と絶好調だったホアン・バレダがリタイア。視界不良から崖に転落し、マシンを救出できないという不運な結果で今大会を終えることとなった。
2018年覇者で前日のステージ2の首位を獲ったマティアス・ウォークナーは、リザルト15位。総合順位では8位に付けている。
明日から前半戦のハイライトを迎えることになる。ステージ4・ステージ5は、チームのサポートを受けられない「マラソンステージ」だ。
ステージ4はアレキパ~モケグア間の511km、そのうちSSは405kmとなる。
絶好調のハスクバーナ、
力を大いに発揮し始めたヤマハ、
ホアン・バレダのリタイアがあったものの、残るメンバーが好位置に付けているホンダ、
そして17連覇中の本命、KTM。
いったいどこが制すのか、まったく分からない展開が明日も続く。
【ステージ3 リザルト】
1.X.ド・スルトレ(ヤマハ) 04H 07' 42''
2.P.クインタニラ(ハスクバーナ) 04H 07' 57'' + 00H 00' 15''
3.ケビン・ベナバイズ(ホンダ) 04H 10' 19'' + 00H 02' 37''
4.A.ファン・ビファレン(ヤマハ) 04H 14' 24'' + 00H 06' 42''
5.S.サンダーランド(KTM) 04H 16' 08'' + 00H 08' 26''
【暫定総合順位】
1.P.クインタニラ(ハスクバーナ)08H 34' 28''
2.ケビン・ベナバイズ(ホンダ)08H 45' 51'' + 00H 11' 23''
3.S.サンダーランド(KTM)08H 46' 40'' + 00H 12' 12''
4.A.ファン・ビファレン(ヤマハ)08H 47' 57'' + 00H 13' 29''
5.T.プライス(KTM)08H 49' 45'' + 00H 15' 17''