KTM勢の巻き返しが始まるも総合順位ではホンダのホアン・バレダが首位をキープ
南米ペルーで1月7日から始まったダカールラリー2019。今年は距離と日数が縮小されたものの総距離約5,500km(うち競技区間は約3,000㎞)を10日かけて競い合う長丁場のラリーとなる。
前年まで17連覇中のKTMに対し、ホンダやヤマハ、ハスクバーナなどの対抗勢が今年こそ栄冠を手にするか、というのが見どころのひとつだ。
1月7日に行われたステージ1は首都リマから南のピスコへ向かうルート。モンスターエナジーホンダチームのホアン・バレダが首位に立ち、僅差でハスクバーナのP.クインタニラ、ホンダのリッキー・ブラベックと続いた。
4位はヤマハのA.ファン・ビファレン。そして、5位にKTM勢のトップとして、S.サンダーランドが食い込む。
しかし、ここまでタイム差は3分以内。6位以降も微差といえる範囲で食らいつき、比較的穏やかな開幕となった。
そして、昨日行われたステージ2。ルートはピスコからさらに南のサン・ファン・デ・マルコナへと向かうリエゾン212km、競技区間(SS)342kmの長い砂丘ステージだった。
このステージでトップに立ったのは、レッドブルKTMファクトリーチームで2018年覇者のマティアス・ウォークナー。2位につけたのは、わずか22秒差でリッキーブラベック(ホンダ)。3位は前日首位だったホアン・バレダ(ホンダ)が1分41秒差で続いた。
この結果、現在の総合順位では、ホアン・バレダ(ホンダ)が首位をキープ。続いて1分31秒差でマティアス・ウォークナー(KTM)が迫っている。
3位はリッキーブラベック(ホンダ)。初日2位で好発進のハスクバーナのP.クインタニラは、このステージ2を5位で終え、総合で4位に位置している。
トップ5はご覧の通りです
【ステージ2 リザルト】
1.マティアス・ウォークナー(KTM)03H 23' 57''
2.リッキー・ブラベック(ホンダ)03H 24' 19'' + 00H 00' 22''
3.ホアン・バレダ(ホンダ)03H 25' 38'' + 00H 01' 41''
4.T.プライス(KTM)03H 27' 03'' + 00H 03' 06''
5.P.クインタニラ(ハスクバーナ)03H 27' 21'' + 00H 03' 24''
【暫定総合順位】
1.ホアン・バレダ(ホンダ)04H 23' 14''
2.マティアス・ウォークナー(KTM)04H 24' 45'' + 00H 01' 31''
3.リッキー・ブラベック(ホンダ)04H 24' 47'' + 00H 01' 33''
4.P.クインタニラ(ハスクバーナ)04H 26' 31'' + 00H 03' 17''
5.T.プライス(KTM)04H 27' 47'' + 00H 04' 33''
続く1月9日のステージ3はサン・ファン・デ・マルコナからアレキパを目指すトータル799㎞。リエゾン468㎞、SS331kmと前半戦ではもっとも長い距離を走ることとなる。
まだまだ、レースの行方は分からない。明日以降もデイリーレポートを継続します!