オフ車やアドベンチャーモデルにもマッチする全天候モデル
ツーリングシーンでは日中の温度と朝晩や高地の温度との差が大きいことがよくある。夏向きのメッシュタイプや寒い時期用の防寒タイプを着ていて、気温の変化に対応できずに辛い思いをした人も多いはずだ。僕がプライベートツーリングで着ているのはベンチレーターとインナーを備えた3シーズンタイプで、真夏以外は(個人的に寒い時期はツーリングに行かない)これ一着で間に合っている。
アールエスタイチのRSJ709はアウタージャケットの表地に高い防水性と透湿機能を持つドライマスター素材を使用し、保温性能の高いサーミックライトを中綿とするインナージャケットと組み合わせた2ピースタイプ。さらに両胸と背中に大型のベンチレーターを装備していることが特徴だ。
ややヘビーデューティーなイメージのデザインで、オフロードモデルやアドベンチャーモデルと相性がいいが、レトロスタイルの車種とのマッチングも意外に良好。本誌のロケでも着用したが、突然の雨のち快晴で気温上昇という状況では防水性とインナージャケット&ベンチレーターによる温度調整機能に助けられた。慌ててレインウエアを着込む同行者を横目に、こちらはベンチレーターを閉じるだけ。晴れたら再びベンチレーターを開くだけで快適に過ごせた。
肩と肘には位置調整可能なCE規格プロテクター、背中には通気性のある軟質プロテクターを内蔵しているうえ、チェストプロテクター取り付け用のスナップボタンも付いているから安全性も文句なし。インナージャケットは他のアウターと組み合わせたり、単体で着ることもできる。一着持っているといろいろと着回せる便利なジャケットだ。