RIDE AFRICATWIN、2つめの目玉コンテンツはこちら。アフリカツインのエンジンを全バラ解体してしまおうというコンテンツだ。わずか2時間の間に、ばらばらと解体されていく様は圧巻。今回は説明しながらだったから通常ならもっと早くばらせるという。

マグロではなくて、エンジンの解体ショー

画像1: マグロではなくて、エンジンの解体ショー

使用する工具は、だいたいこれだけ+ソケット類。

画像2: マグロではなくて、エンジンの解体ショー

30000kmくらい走ってる、DCTのエンジンちゃん。こいつをあられもない姿にしていくという、今世紀最大のショー。

画像3: マグロではなくて、エンジンの解体ショー

DCTエンジンちゃんのあられもない姿を待ちわびるみなさん。

頻繁にバラす前提にないエンジンは、シリンダー一体式

画像1: 頻繁にバラす前提にないエンジンは、シリンダー一体式

まずは、ヘッドカバーをはぐる。

画像2: 頻繁にバラす前提にないエンジンは、シリンダー一体式

ユニカム2気筒のスリムなヘッド周りにうっとりするギャラリー。

画像3: 頻繁にバラす前提にないエンジンは、シリンダー一体式

ヘッドを外すとこんな感じだ。30000kmで、カーボンの付着状況も見れる。自分が乗ってきたアフリカツインがこんな感じなのかなって思う。インレット、エキゾーストのバルブがなぜこんなに違うのかも説明されたりする。興味深すぎる。

ユニカムは、Off1.jpのとっておきの写真を蔵出しして説明しよう。

画像4: 頻繁にバラす前提にないエンジンは、シリンダー一体式

輪切りのアフリカツインエンジン。インレットはカムが直押し、エキゾーストはロッカーアームがバルブを押すという、変形SOHC。SOHCとDOHCの合いの子みたいなもんだが、DOHCにくらべて大幅にエンジンをスリムにできる。レーサーであるCRF450Rの技術を応用したものだ。

画像5: 頻繁にバラす前提にないエンジンは、シリンダー一体式

分解手順は思い切りすっ飛ばして、上下に割れたクランクケースに、2軸がおさまっている。通常のミッションと大きくは変わらない。

DCT関係をすっとばしてしまっているので、Off1.jpのとっておきの写真を蔵出しして説明しよう。

画像6: 頻繁にバラす前提にないエンジンは、シリンダー一体式

DCTが納まっているのは、クランク右側の別体ケースだ。

画像7: 頻繁にバラす前提にないエンジンは、シリンダー一体式

ダブル・クラッチ・トランスミッションと呼ばれるが、中身をみるとこのように1−3−5、2−4−6速用のクラッチが分かれているわけだ。

画像8: 頻繁にバラす前提にないエンジンは、シリンダー一体式

独特の鼓動感を産み出す270度クランク。みてのとおり、たしかに270度。

画像9: 頻繁にバラす前提にないエンジンは、シリンダー一体式

あられもない姿に。

画像10: 頻繁にバラす前提にないエンジンは、シリンダー一体式

あまり知られていないが、アフリカツインのピストンは超薄型。30000kmでこの程度で、ほとんどすり減っていない。10万キロは保証されている。

画像11: 頻繁にバラす前提にないエンジンは、シリンダー一体式

メカフェチ、うなる美しさ。

もしかしると10万キロを超えたくらいでエンジンをオーバーホールするようなユーザーもいるのかもしれない。でも、少なくともそれは数年後の話だろうし、きっと分解されるエンジンを見ることは、超レアな機会だと思う。見逃した人は、後悔するべし。

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