初代アフリカツインが発売された1988年から数え、2018年はアフリカツイン30周年。新生アフリカツインに対してのイベント「RIDE AFRICATWIN アサマビバークミーティング」が開催されたことを皮切りに、アフリカツインについての連載を始めたい。
アフリカツインに興味があるすべての人へ、RIDE AFRICATWIN
RIDE AFRICATWIN(RAFT)自体はレーベルのようなもので、一番コアなイベントがこの「アサマ・ビバークミーティング」だ。これまで、このアサマビバークミーティング以外にも、タミヤとのギャザリングなどを開催してきた。名前のとおり、第1回からこのビバークミーティングは、ダカールラリーのビバークを模した会場設営をおこなっていて、参加者の人に「ラリー気分を味わって頂こう」という主旨がある。
ご存じの通り、アフリカツインの起源は『パリ・ダカールラリー』で活躍したNXRにある。今でこそダカールは450ccのだいぶ違う競技になってしまったが、アフリカツインのほうは変わらず「アドベンチャー」を標榜していて、やはりラリーのムードにしてやられる。
コマ図は、アドベンチャーバイクが持つ大事な「楽しみ」の一つ
1日目は、コマ図を使ったツーリングラリーが開催される。
コマ図で遊ぶには、できることならラリーコンピューターと、マップケースが欲しいところ。でも、正直なにも無くてもいい。RAFTでは、配布したコマ図をクリアファイルにいれて、1枚ずつめくりながらコマ図を追う方式も推奨している。アフリカツインには、手元でリセットできるトリップメーターもあるので、とてもやりやすいわけだ。
コマ図の読み方も、現場で教えてくれる。タイム計測をするわけではなく、コマ図を読み解いてたどりちた先にあるクイズやコンテストを競うものだから、ゆっくりコマ図を楽しめる。
このコマ図、まだまだ日本には浸透していない遊び方で、コマ図で遊べるイベントも少ないため、このRAFTには「コマ図があるから来ました」というコマ図フリークも来る(というかラリーフリークですね)。コマ図遊びは、一度やってみるとはまるのだ。
コマ図をもらったら、蛍光ペンで曲がる箇所などをマーキングすると、ラリー気分が高まる。ダカールラリーでも見られる光景。
コマ図を追っていくと、ここで写真を撮れと指示。仲間内でワイワイやるのもいいよね。こちらは日刊アフリカツインのみなさん。
美しい長野を、100kmほど走る。
少しダートも。あくまで、これはラリーツーリングなので、難しいルートはない。はじめての林道体験にもいいんじゃないか。
急いでないから、アイスもおいしくいただく参加者の方々。最高。アイス最高。