今や高速道路を利用する車両の約9割がETCを利用しているという。特にライダーにとってノンストップで料金所を通過できるメリットは計り知れない。通行券の受け渡しと料金支払いの手間も時間も省けるうえ、料金所での停止/発進に伴う転倒事故も防げるからだ。ETCの拡張サービスとして安全運転支援や交通情報の提供を行う機能もあり、上位規格の『ETC2.0』車載器を使っていれば圏央道の通行料金約20%割引も受けられる。指定ICを降りて指定施設に立ち寄り、1時間以内にICに乗り直せば高速道路を降りなかった料金と同じになる実証実験中も行われているし、渋滞を避けたルートを選択した場合の通行料金割引、フェリーや駐車場の料金決済など、普及を目的とした追加サービスも多数検討中。新たに車載器を買うなら2・0対応品を選んでおけば間違いない。

画像: 本体サイズは幅81㎜×高さ22㎜×奥行き112.5㎜(突起部除く)とコンパクト。アンテナは電波を受信しやすい場所に、インジケーターは走行中に見やすい場所に設置可能。

本体サイズは幅81㎜×高さ22㎜×奥行き112.5㎜(突起部除く)とコンパクト。アンテナは電波を受信しやすい場所に、インジケーターは走行中に見やすい場所に設置可能。

また、軽自動車用にセットアップした車載器をオートバイで使うのは利用規約違反だし、車内に置くことが前提の自動車用車載器は防水性、防塵性、耐振性が重視されていないので、オートバイで使った場合のトラブル発生率は高い。僕はミツバ製のオートバイ用車載器を6年間使い続けているが、トラブルは皆無。そこで林道ツーリング用のKLX250にもミツバ製の車載器を装着した。

このBE700Eは本体とアンテナ、情報インジケーターが別体で、接続ケーブルの長さにも余裕があるので装着場所に困らないし、防水・防塵性能に加えて「20G耐振構造」なので雨天の高速道路走行でもオフロードをバンバン走ってもトラブルの心配なし。関東近郊のライダーなら圏央道を利用する機会も多いはずだから、新たに装着するならイチ押しだ。

画像: 「これからは2.0の時代!」なんていうキャッチコピーが付きそうなカット。「ツーリング大好き、そして安全第一!」が口癖の梅ちゃんはETC2.0のサービスに興味津々でした。

「これからは2.0の時代!」なんていうキャッチコピーが付きそうなカット。「ツーリング大好き、そして安全第一!」が口癖の梅ちゃんはETC2.0のサービスに興味津々でした。

画像: GPSとETCの一体型アンテナはカードの不良や期限切れなどを報せるLEDランプ付き。ETC2.0情報専用インジケーターは注意警戒情報や災害支援情報を緑と赤の点灯/点滅で報せる。

GPSとETCの一体型アンテナはカードの不良や期限切れなどを報せるLEDランプ付き。ETC2.0情報専用インジケーターは注意警戒情報や災害支援情報を緑と赤の点灯/点滅で報せる。

画像: 車載器本体はKLX250が標準装備しているリアバッグに収納。リアバッグがない車種なら汎用バッグをリアフェンダー上にボルト止めするのが手っ取り早い。

車載器本体はKLX250が標準装備しているリアバッグに収納。リアバッグがない車種なら汎用バッグをリアフェンダー上にボルト止めするのが手っ取り早い。

画像: 高速道路を一時的に降りて1時間以内に乗り直した場合、連続して走行した料金とみなすのがETC2・0だけの「賢い料金」サービス。現在全国20箇所のICと道の駅で実証実験中だ。

高速道路を一時的に降りて1時間以内に乗り直した場合、連続して走行した料金とみなすのがETC2・0だけの「賢い料金」サービス。現在全国20箇所のICと道の駅で実証実験中だ。

画像: ETC2.0端末はGPSによる自車位置情報に加え、道路側に設置されたITSスポットと双方向通信を行うことで前方の落下物や急カーブ、渋滞、地震などの災害発生状況といった安全運転支援情報が得られる。

ETC2.0端末はGPSによる自車位置情報に加え、道路側に設置されたITSスポットと双方向通信を行うことで前方の落下物や急カーブ、渋滞、地震などの災害発生状況といった安全運転支援情報が得られる。

テスター太田安治の欲張りリクエスト

機能、性能に不足はないし、個人的にミツバの製品には信頼を置いている。あとはオートバイの限られたスペースに装着するための小型化が望まれるけど、普及の決め手になるのは低価格化。2万円以下になれば文句なし。

撮影/南孝幸 モデル/梅本まどか

[ 問 ]ミツバサンコーワ

TEL.0277-72-4588

 

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