煽り気味なタイトル、ごめんなさい…。
![画像: エルズベルグロデオに挑戦するリッターバイク達](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/17/1abd7259adf27c8e57666c2eabe28603fd6615eb_xlarge.jpg)
え、エルズベルグロデオのゼッケンが貼ってあるスポーツスター…。世界って馬鹿ばかりなの?
エルズベルグロデオは元々「直線番長祭り」なのだ
もちろん、このスポーツスターがエルズベルグロデオの本戦である「レッドブルヘアスクランブル」を走るわけではない。エルズベルグロデオは、元来、主宰のカール・カトーが「エルズベルグ鉱山でレースできたらおもしろいよね、やろうぜ」ってことではじめたレース。
エルズベルグ鉱山は、オーストリアでも有名な鉱山で、下から上までざっと1000m。超巨大なダンプが行き来できるほどのダートロードが頂上まで続いている。感覚的に言えば、東名高速くらいの幅があるところもある。しかもフラットなのだ。
![画像1: エルズベルグロデオは元々「直線番長祭り」なのだ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/17/47b3963df3d1396035a8c439ac577708073a6bc4_xlarge.jpg)
![画像2: エルズベルグロデオは元々「直線番長祭り」なのだ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/17/28c5d7f7adf2eab312909eb3793f8833391cc96a_xlarge.jpg)
世界中探しても、こんなに全開できる峠のダートはなかなかお目にかかれない。スピード自慢を集めようぜ、というのがそもそものコンセプトだったというわけ。
エルズベルグロデオは、この鉱山を駆け上がる「アイアンロード」と、ヒルクライム大会「ロケットライド」、そしてみんな大好きハードエンデューロ「レッドブル・ヘアスクランブル」で構成されている。媒体でエルズベルグを紹介してきた僕も、このアイアンロードを予選としか紹介してこなかったんだけど、実際にはほとんどのライダーにとって、お楽しみはこちらのアイアンロード。書類審査を通った1500名のライダーが順にタイムを計測するのだ。
そのうち、ヘアスクランブルに参加したい人は、このアイアンロードに参加してスタート順を勝ち取る必要がある。だから、予選とも呼ばれている。
格好良すぎるスーパーエンデューロ
というわけで…
![画像1: 格好良すぎるスーパーエンデューロ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/17/c0352d4f34984172edaa5e5c0a21359687c0a4d9_xlarge.jpg)
エルズベルグスペシャルな、スーパーエンデューロ(つまりDUKE改)!! 結構この手の重量級がうじゃうじゃいて、カッコイイ。
![画像2: 格好良すぎるスーパーエンデューロ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/17/ad0776bc003bd4ccd399b059036c7f9de3bb40b6_xlarge.jpg)
![画像3: 格好良すぎるスーパーエンデューロ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/17/8e5336325fd940abb2654dc3e7c1d845a81515e1_xlarge.jpg)
![画像4: 格好良すぎるスーパーエンデューロ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/17/33224d8825c3514c57796da85c84802606fdbd4c_xlarge.jpg)
180kgだそうですよ…。
![画像5: 格好良すぎるスーパーエンデューロ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/17/f6dfebb8dd4d246ee39e8fb4eefbe5e63dc54262_xlarge.jpg)
GSも、ゴリゴリなオフロードGSが勢揃いする。
しかし、伝説の男は、950エンデューロで本戦へ参戦している
現代のエンデューロにおいて、もっとも尊敬を集める男と言えば、たぶんジョバンニ・サラだと思う。近年では足を悪くしてしまったことや、歳もあってライディングには出てこないし、今はKTMからガスガスに切り替えているけれど、サラは950エンデューロでヘアスクランブルへ参加したことがある。元々、98年のエルズベルグロデオ優勝者であるサラは、950エンデューロのデビューにあわせてチャレンジ。最初のヒルクライムを4番手で駆け抜け、チェックポイント9まで到達した。当然だが、驚異的なことだ。