＜メンテナンス＞　洗車はメンテの第一歩！
～レギュラー西川　タイヤ交換す、の巻～

ゴールデンウィークですね、つい１か月前くらいまでは寒い日もあったのに、ここんとこお天気の日が多くて、関東では５月、真夏みたいな太陽とともにスタートしました。お出かけの予定を立ててる人も多いでしょうね。
そんな中、RGツーリングクラブのメンバーである、レギュラー･西川さんから連絡がありました。あの、あるある探検隊の気絶する方です。
「バイク洗うてたら、もうタイヤがアカンみたいです」
西川くん、キャブ最終型のSRに乗ってます。仕事の足に、プライベートによ～く乗っていて、走行１万kmくらいの中古車を購入してたしか３～４年、リアタイヤは買ったときに新品に、フロントタイヤはずっとそのまま。西川くんが買ってから１万km以上走っていますので、もうとっくに換えどき。洗車しようとして、ボルトナットが緩んでたり、パーツ脱落仕掛けに気づくのはよくあること。それでタイヤ摩耗に気づいたんですね、西川くん、そこはGJ！

タイヤは、見た目がクラシックな新しすぎないパターンのやつがイイです、と西川くん。もちろん、バイクはSRだし、用途は街乗り95％、のこり５％がツーリングなので、ハイグリップタイヤの必要もないしね。
で、IRCの人気モデル「GS-19」を選びました。GS-19は、まさにSRとかエストレヤ向けのタイヤで、見た目クラシカル、使うシーンを選ばないって評判です。ロングライフなのも人気の秘密みたいです。

タイヤ交換は、編集部がいつもお世話になっているSP忠男です。浅草本店は小山内店長、橋本メカニックに担当いただきました。持ち込んだSRを作業ピットに、まず前後輪を外し、チェンジャーでタイヤを外し、装着。作業は順調に進んでいきます。と、小山内店長がひとこと。
――西川さん、ブレーキパッド、もう残り少ないですね。
おっと！　まさにひとつのメンテが次のトラブルを発見できる典型的なやつ。西川くん、すぐに店舗在庫のブレーキパッド交換をお願い。小山内店長、キャリパーを外すや、パッド交換と同時に、キャリパーピストンをもみ出ししてピストンクリーニング。装着する新しいパッドは、きちんと面取りまでしてくれます。こうやるとキャリパーピストンのロールバックがスムーズで、初期のローターとの当たりがスムーズにいくんです。いいすね、西川くんのSRがどんどんきれいになっていくw

――西川さん、チェーンもすこしメンテした方がいいです。
つぎは橋本メカニックから指摘w　チェーンは伸びこそ少ないものの、油ヨゴレぎたぎたで、チェーンメンテしてないバイクの典型w　リアホイール外して、だらーんとなったチェーンが、きれいにだらーんとならずに、カクカクってだらーんとしてます。交換時期はまだまだかな、それでも橋本さん、チェーンのクリーニングして、注油もしてくれました。

ドリブンスプロケットも清掃してくれて、外したホイールのリムまで磨いてくれて、アクスルシャフトもグリスアップ、アクスルナットも規定トルクで締め付けてNewタイヤを装着。タイヤのエア圧も規定値に、チェーンの張りも調整してもらって、合計１時間くらいかなぁ。タイヤ交換&足元の軽メンテナンスをサクサクッとやってもらいました。あたりまえだけど、プロの仕事だわぁ！
「どうもありがとうございました」って店を出ようとする西川くん。歩道に押して出ようとするだけで、その軽さにびっくりしてました！
「え！　めっちゃ軽いんですけど！」
そりゃそうだ、それがメンテだもん。特に西川くんみたいに、あんまり手を入れていない車両は、ビフォーアフターの差が大きいでしょうね。
――タイヤ交換して50kmくらいは滑りやすいから注意してくださいね
「はい、わかりました」
――パッドも換えたから、初めは少しキーキー鳴いて、初期の効きも甘めです
「は…はい」
――チェーンも張りすぎなようならまたいらしてください
「は…」
――１回右側に転んだっぽいですね。ブレーキペダル、ケースに当たりそうだったから、外側に曲げときました
「ぐふぅぅぅぅぅ」
お約束のひと気絶して（笑）西川くん、帰っていきましたとさ。ご安全に～^^

タイヤ＝IRC　プロテックGS-19　F：90/100-18　R：110/90-18
　　　　IRC　井上ゴム工業　TEL：0120-041718　http://www.irc-tire.com/ja/mc/
作業協力＝SP忠男　浅草店　TEL：03-3845-2009　http://www.sptadao.co.jp/