ライディングモードやオートキャンセルウインカーなどの機能を追加
ホンダは、アドベンチャーモデル「CRF1000L Africa Twin」にスロットル・バイ・ワイヤシステムなど先進装備を採用するとともに、大型のフューエルタンクなどを装備することで、さらなる冒険心を駆り立てる新モデル「CRF1000L Africa Twin Adventure Sports」を追加し、4月2日(月)に新販売網のHonda Dreamより発売する。
「CRF1000L Africa Twin」にはスロットルグリップ開度をセンサーで検出し、ECUが駆動信号を送ることでスロットルバルブ開度をモーターにて制御するスロットル・バイ・ワイヤシステムを新たに採用。Hondaセレクタブルトルクコントロール(HSTC)は7段階のトルクコントロールと、トルクコントロールを必要としないOFF状態の選択を可能とし、ライダーの好みに応じたセッティングの幅を拡大。「Tour(ツアー)」「Urban(アーバン)」「Gravel(グラベル)」の3モードとライダーの好みに合わせた設定が可能な「User(ユーザー)」モードの計4モードが選択可能なライディングモードセレクトの採用に加え、エマージェンシーストップシグナル、オートキャンセルウインカーなどの機能を追加。軽量コンパクトなリチウムイオンバッテリーの採用や車体各部の見直しによって車両重量の軽量化も実現している。また、マニュアルトランスミッション仕様車は「クイックシフター」をオプション設定している。
CRF1000L Africa Twin <デュアル・クラッチ・トランスミッション>
CRF1000L Africa Twin
注目の『Adventure Sports』はローダウンタイプも設定。
「CRF1000L Africa Twin」をベースにより長い航続距離が期待できる24Lの大型フューエルタンクを装備して、より迫力のあるアドベンチャースタイルへと進化したのが「CRF1000L Africa Twin Adventure Sports」だ。1988年に発売された初代アフリカツインであるXRV650の生誕30周年を記念して、フューエルタンク上部に専用ステッカーを配し、XRV650のカラーリングをイメージした専用カラーを採用。快適な高速巡行を可能とする大型ウインドスクリーン、車体へのダメージを軽減するフロントサイドパイプ、飛び石などからエンジンを保護する大型のスキッドプレートを装備し、専用サスペンションによりストローク量を250mmから270mmへと伸長させることで悪路での走破性を高めているのもポイントだ。さらに、足つき性を考慮した専用サスペンションによってシート高を標準より60mm低くしたローダウンタイプも設定している。