バイク好きタレントとしてもグングンと活躍の場を広げている梅本まどかさん(CB400SF乗り)。そんな“梅ちゃん”の、リアルなバイクライフに迫るweb連載の第9回目です。
今回はHONDAのロードスポーツモデル、CBR650FとCB650Fを乗り比べ!
最初にカウル付きのCBR650F、次にネイキッドモデルのCB650Fという順番で試乗してもらったけど、どうだった?
梅本「カウル付きのバイクに苦手意識があったんですけど、CBR650Fはあんまり違和感がなくて。なんだろう…『しっくり来る』まではいかないけど、安定感がある感じでした(笑)。普段は自分のCB400SFだったり、ネイキッドタイプのバイクに慣れてるので、やっぱり私はカウル付きのスポーツバイクって、姿勢もあるのか、めっちゃ『コレだ!』って感じにはならないんです。それでもCBRは、大丈夫って思える安定感がありました」
以前、カウル付きのバイクが苦手って言ってた理由は、フロントタイヤの動きが見えないのが不安だからだったよね
梅本「その視界にはもう慣れたんですけど、今回のCB650FとCBR650Fでも全然姿勢が違うんですよ。CBに比べるとCBRはちょっと前傾姿勢で、だからって遠い感じはしないんですけど。どちらも足着きもいいし、サイズ的にはちょうどいい感じなんです。違和感なく乗れる感じ。ただ、CBに乗り換えた時に『軽い!』って思ったんですね。視界のせいなのか、姿勢のせいなのか、CBRはフロント周りの重さ? みたいなものに、気持ちがやられてたのかもしれないです」
車輌重量はどちらもそんなに変わらないんだけどね
梅本「本当ですか!? 結構変わりますよね?」
たぶん5kgくらいだよ(※諸元はCBR650Fが213kg、CB650Fが208kg)
梅本「ええ〜っ、ホントですか? なんか、CBの方が軽くて乗りやすいって感じたんですよ」
CBRはポジションが前傾姿勢になって、さらにカウルが着いてるから、前輪に乗る加重が多いのかも。そうすると、どうしてもハンドリングが重く感じるもの…
梅本「ああ〜(納得)。ただCBRも乗りづらいわけじゃなくて、両方とも乗りやすかったんですよ。でもまあ、個人的にはカウルはないCB650Fの方がしっくりは来るんですけど(笑)」
カウルの良さって、高速道路で出てくると思うんだけど、それは感じなかった? 風の抵抗が減るとか。
梅本「あんまり感じなかった…かな? なんか私、風を感じると楽しくなってきちゃって、そっちに夢中になっちゃうんですよ。それに今までカウルって、見た目のカッコ良さだけで着いてるのかと思ってました(笑)」
太田「それならそれでいいんだけどね(笑)。まあ(法定速度の)100kmそこそことかだと、そんなにカウルの威力を感じるスピードでもないしなぁ」
対して、CB650Fの乗り心地は?
梅本「本当にすっぽり自分がハマってる感じがしました。それが窮屈とかじゃなくて、すっぽり居心地がいいんです。『ありがとう、私の席』みたいな感じで(笑)。普段乗ってるCB400SFの方は、もうちょっと前傾なので、その感覚とは違うんです。ハンドルも持ちやすいんですよ」
太田「CBの方がハンドルが高くて、手前に来てるから、上体が起きるじゃない? だから素直にストンって座れて、ハマってる感じになるんだろうね。CBRはもっと前傾になるから、ハマってる感じじゃないんだよ。シートの形もステップ位置も一緒だから、単純に腰から上の違いだけなんだけど」
梅本「乗り心地はどっちも良いんですけどね。お尻も痛くならないし。足着き的にも、怖さはなかったです。両足ベッタリではないけど、つま先ツンツンでもなくて、足の指の付け根くらいまでは完全に地面に着いてるので、安心感がありました。ただ、CBの方が私は低く感じたんですけど、それって気のせいなんですよね?(笑)」
太田「シート高はどっちも810mmで、データ的には一緒だね」
梅本「そっか〜。なんかCBというか、ネイキッドの方が安心感があるんですよ」
太田「まあ、上体が直立してればしてるほど、バランスは取りやすいからねぇ」
その他、印象に残ったことはありますか?
梅本「気になったところは、メーターが見にくいところ。普段見るとこが左側にあるんですよ」
太田「二眼みたくなってるんだけど、じつはタコメーターとスピードメーターが左側に一緒になってるんだよね。確かにこれはちょっと見づらいかな」
梅本「はい。あとメーター全体の見やすさだと、CBの方が見やすかったです。ハンドルが違うからパネル自体の位置も違うので。それから気に入ったのは、スタンドの出しやすさはすごく良いです。細かいけど、こういうのって凄くうれしいです。あとニュートラルに入れやすかった。ギアは全部入りやすいですね。ハザードランプのボタンの位置も、操作しやすいところが好きでした」
太田「結論は『梅ちゃんはネイキッドが好き』になりつつあるけど(笑)、普段乗ってる400ccに比べて、650ccの排気量はどうだった?」
梅本「あんまり大きさは感じなかったです。ただ、ちょっと発進がやりづらくて…」
太田「このバイク、意外と一速がロングなんだよね。だから元々ちょっとスタートしづらい。さらにクラッチレバーの遊びが、梅ちゃんの手の大きさに合ってないんだよ。調整しようにも目一杯近くなってるから、調整しようがなかった。あとはケース側で調整するしかないけど、いま工具が無いからなぁ」
梅本「レバーに指が届かないというか、自分がここかなって思う場所より先でクラッチが繋がるから、発進で『あれ?』ってなって。でも太田さんにそう聞いてから、意識するようにしたら良くなりました。いつも薬指と中指の2本でクラッチ操作してるのが、中指の第一関節で引っ掛けるようにして操作してたので、ちょっと遠かったです。しかも私の指って、反ってるんですよ(笑)」
太田「それは関係ないだろう(笑)」
今回、梅ちゃんが使用していたバッグは…?
「大きなポケット感覚で使いやすい!」と、取材中に活用していたのはHenlyBeginsのホルスターバッグ。カラーや素材などが選べるので、好みにフィットする商品が見つかるハズ。お試しあれ。
今回の目的地:道の駅南房パラダイス・アロハガーデンたてやま
千葉県最大規模を誇る動植物園が「道の駅南房パラダイス・アロハガーデンたてやま」。ハワイアンテイストあふれる見どころ、食べどころが満喫できます!