※以下、IDEMITSU Honda Team Asia プレスリリースより
全18周で争われた第12戦イギリスGPの決勝レースで、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶が優勝を達成。完璧なレース運びとペースコントロールで、MotoGP昇格発表後の初レースをドラマチックな勝利で飾りました。チームメートのカイルール・イダム・パウィは、28位で完走を果たしました。
現地時間午後2時00分(日本時間午後10時00分)に開始した決勝レースを、中上は2列目4番グリッドからスタートしました。午前のウォームアップ走行でトップタイムを記録した中上は、18周の戦いに向けて上々の仕上がりをアピール。序盤にしばらく様子を見た後に少しずつ前との距離を詰めてポジションを上げ、12周目にトップに立ちました。以後は周回ごとに後続を引き離しつつペースをコントロールして、誰よりも早くチェッカーフラッグを受けました。
11列目32番グリッドスタートのパウィは、一貫して安定したペースで走行を続けました。レース中にこの週末の自己ベストタイムも更新し、今回のレースでさらに貴重な経験を積み重ねました。
中上貴晶 (優勝 / 38'20.883 )
「先週の日曜に最高峰クラス昇格の発表をした直後のレースだったので、絶対に勝つ覚悟を決めて今日のレースに臨みました。今日はこの週末で最も路面温度が高くなったので序盤は様子を見ましたが、そこから落ち着いてペースを上げていき、トップに立ってからは後続を引き離すことができました。今シーズンの初優勝を達成できて本当にうれしいです。苦戦が続いていたときでも力強く支えてくれたチームと、応援をしてくださるすべての方々に感謝をしています。次のサンマリノGPは僕にとって特別なサーキットなので、今度も絶対に勝つ意気込みで臨みます」
岡田忠之-チーム監督
「中上はMotoGPクラス参戦発表を最高の形で飾ることができて、とてもいいレースになりました。今後のレースでも3勝目、4勝目を挙げることができるように、引き続きがんばってほしいです。パウィは、レース中に自分のライディングをアジャストすることで、週末に抱えていたマシンの課題を大幅に解消することができました。Moto2クラスのライディングについて多くのことを学べた、実りの多いレースになりました」