そんなわけで、リアサスなんですが長年(というほど長くもないけど)武川のサスを愛用していまして、これを他のサスに交換したら回転がちっともできなくなる…ということがありました。
どうしてか?その答えは簡単。つまりこういうことだった。
「しっかりとサスセッティングしてないから」
つまり、サスをほぼ買ったときのままの状態で乗っていたわけです。
プリロードなんかも調整してみたけど、たいした調整をしていませんでした。
「そりゃそうだ!」と思う方もたくさんいらっしゃるでしょうが、
その当たり前を知らなかったので、見守りながら読んでいただければと思います。
ジムカーナで最もタイムを縮められるところってどこ?
それは回転!
人によるかもしれませんが、大半がスラロームよりも回転みたいです。
そして私は回転が苦手。
ミニバイクなのに遅いです…。
大きいバイクより遅いというありさま。
で、どうしたら速くなるかというと練習するのがいちばんですが、サスも重要だと気づいたこの頃です。
サスの動きを感じられて、私も成長したな〜と嬉しくもあります。
やっぱり練習がいちばんだけど。
リアサスを交換してみる。
私の目標は「回転が速くなりたい!」ということ。
なので公道やサーキットを走る用途とは違う点もあると思いますし、
あくまで私の感覚だということなのでご了承ください。
さて、今年の6月、
浜名湖のジムカーナの大会に参加して、オーリンズのサスがついているGROMに試乗させてもらったときのことでした。
私が感じたのはこんな感覚!
で、速攻買ってしまいました。
時は金なりと言いますし。
翌週は事務茶屋杯だったので早速オーリンズのサスで走ってみると、回転はうまくできない感じだったのですが、
大会後のトレイン(電車のように、列になって走ること)でのスラロームはやたらと速く走れて、今まで全然ついていけない選手にもついていけたほどでした。
でも、肝心の回転がうまくいかない…
その後、どうしても回転がへたなんです。
武川のサスのときの方が全然いい。
(のちに色々な人に聞いたところ、セッティングによって、回転がやりやすくなるとスラロームが遅くなる、逆もしかり、となるそうです。)
そんなときオートバイの取材がありまして、そこでテスターの太田さんに相談してみたのです。
太田さん、ジムカーナのことはあまりわからないかもしれないけど、同じバイクのことだから、何かヒントになる答えをくれるかも…。
すると、
え?サグ出し?
そういえばサスのことでググってたらそんなワード出てきたけど…?
というわけでサグ出ししてみることにしました!
オーリンズだとやっぱり回転がうまくできなくて、
武川に交換してプリロードを3回転させて…とやってみた。
で、太田さんにこれを報告。
すると、こんな返ってきたのはこうでした。
「少しずつの調整だと違いを実感しにくい」
「全体の傾向をつかむために極端なセッティングで試走すること」
……そうなんだ!
次は思いっきりプリロードを回して試してみる!
ところで、バネレート(バネの硬さ)はどのくらい?
その前に自分に合うバネレートはいくつだって話ですよね。
武川が合ってそうなんですが、バネレートがどこにも書いてなかったのでサス屋さんに測ってもらったところ、こんな数値でした。
以前12kgf/mmのバネを半年間使ったことがあるのですが、どうしても硬くて武川に戻した…という経緯があるのでこの数値にショック。
か、硬い!!
でも、測ったグラフをよく見てみると後半だけぐんと硬くなっているんです。
つまり、おそらく前半の柔らかいところしか使っていなかったと推測できるのです。
だから、12.38kgf/mmという数値が出たので、私にはこれより柔らかいバネが合ってそう…ということのようです。
オーリンズには100N(10.20kgf/mm)と110N(11.22kgf/mm)のバネが同包されていたので、
どちらかが合っていればいいな…。
ということで、またまたリアサスとバネの交換。
一人でやってみることにしました。
(この日は平日だったのでいつもやってくれる旦那が出勤だったため。)
ちょっと大変だったけど、自分でリアサス交換して、
「プリロードをかける・抜く」、ということがようやく理解できた感じがありました!(*^^*)
続く