さいたま市と本田技研、ヤマハ発動機の3者が共同して、原付一種クラスの電動二輪車に関する実証実験を開始することが7月21日、さいたま市役所で発表された。

この実証実験は、さいたま市の電気自動車普及施策「E-KIZUNA PROJECT」の一環として行われる。「E-KIZUNA PROJECT」は、さいたま市が2009年から行っているEVを安心して使える低炭素社会の実現を目指し、電気自動車普及に向けた課題を解決しようという施策。自動車メーカーや電力会社、商業施設、駐車場事業者、そしてさいたま市民との連携で2009年から行われていて、充電施設などのインフラ構築から地域密着の啓発活動まで、さまざまな活動を続けている。ホンダも2011年から参画し、これまでは4輪に関する取り組みを行ってきた。そしてこの「E-KIZUNA PROJECT」に今年ヤマハも加わったこと、そして昨年からホンダ・ヤマハの原付一種領域での協業に向けた業務提携の検討を開始したことにより、今回の電動二輪車に関する共同実証実験という新しい試みに繋がったのだという。

画像: 左からヤマハ発動機・渡部克明MC事業本部長、清水勇人さいたま市長、本田技研・安部典明二輪事業本部長。

左からヤマハ発動機・渡部克明MC事業本部長、清水勇人さいたま市長、本田技研・安部典明二輪事業本部長。

画像: さいたま市、本田技研、ヤマハ発動機、3者共同の電動二輪車実証実験がスタート!
画像: 今回の実証実験に使用されるE-Vino。「E-KIZUNA PROJECT」のロゴやさいたま市10区の色をベースにした親しみやすいスペシャルグラフィックが施され、専用のデニムシートも装着されている。

今回の実証実験に使用されるE-Vino。「E-KIZUNA PROJECT」のロゴやさいたま市10区の色をベースにした親しみやすいスペシャルグラフィックが施され、専用のデニムシートも装着されている。

9月から来年3月まで行われる今回の実証実験の内容は、市営さいたま新都心駅東口自転車等駐車場をベースに、通勤・通学などを目的とする一般利用者からモニターを30名募集。ヤマハの電動スクーター・E-vinoをレンタルし、バッテリー交換サービスを提供しながら、電動二輪車の使い勝手や受け入れやすさを検証するというもの。モニター応募資格はさいたま市の在住する成人で、原付一種以上の運転免許を所持し、指定の駐車場の定期利用が可能で、アンケートなどに協力出来ること。モニター利用料金は4990円/月(車両レンタル・バッテリー交換・自賠責/任意保険含む)。募集期間は7月21日〜8月18日、さいたま市環境局 環境共生部 環境未来都市推進課まで申込書を添付の上メールで応募を行い、選定の結果は8月22日頃応募者に通知される予定。

応募メアド

画像: この日の発表式には、さいたま市の清水勇人市長も登場し「ホンダ、ヤマハの両社に協力できて大変に光栄です。市民が電動二輪車にいつでも乗れる環境を3者で構築していきたい」と挨拶。

この日の発表式には、さいたま市の清水勇人市長も登場し「ホンダ、ヤマハの両社に協力できて大変に光栄です。市民が電動二輪車にいつでも乗れる環境を3者で構築していきたい」と挨拶。

画像: 本田技研の二輪事業本部長・安部典明氏は「電動二輪車の普及促進のための、ヤマハとの新たな取り組みです。さいたま市のインフラを活用して、市民からの声を通じて電動二輪車の使い勝手を検証できればと思っています。そして近い将来には、現在開発しているホンダの電動二輪車を使った実証実験も行いたいですね」と語っていた。

本田技研の二輪事業本部長・安部典明氏は「電動二輪車の普及促進のための、ヤマハとの新たな取り組みです。さいたま市のインフラを活用して、市民からの声を通じて電動二輪車の使い勝手を検証できればと思っています。そして近い将来には、現在開発しているホンダの電動二輪車を使った実証実験も行いたいですね」と語っていた。

画像: ヤマハ発動機のMC事業本部長・渡部克明氏も今回の実験について「電動二輪車の普及拡大と共に、さいたま市の抱えている交通空白地域における利便性向上の効果検証のための実験です。データ、利用者の声を検証してフィードバックしていきます。今後は電動二輪車シェアリングの実証実験も検討していますよ」とコメントした。

ヤマハ発動機のMC事業本部長・渡部克明氏も今回の実験について「電動二輪車の普及拡大と共に、さいたま市の抱えている交通空白地域における利便性向上の効果検証のための実験です。データ、利用者の声を検証してフィードバックしていきます。今後は電動二輪車シェアリングの実証実験も検討していますよ」とコメントした。

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