先日から取材旅と称して、静岡の森町はデイトナさんと岐阜の美濃太田はSSイトウさんのトコロで打合せをし、美濃太田で宿取りました。2日目は、そこから、愛知県は一宮市のRZカスタムのショップとして知られるHOT&COOLさんに取材に向かいます。距離として40〜50kmといった具合なので下道で参ります。
先進技術のTI-ISCにお世話になりっぱなしで……
ここで、エンジン特性について特筆するべきポイントとして、アイドルスピードコントロールTI-ISC内蔵のスロットルボディは外せません。このTI-ISCとは、スムーズなエンジン始動を促すほか、極低速&低回転域にて、回転の落ち込み抑え適正な回転数を維持できるのだ。このお陰で、ゼロ発進時にかなりラフなクラッチ操作をしても、エンストしづらくグッと一押しをサポートしてくれるはずです。正直、ぐいぐいスロットルを開けられる性分の私は、わざと極低回転域でクラッチを繋いでみたりしない限り、その凄さに触れることはありませんでした。とはいえ、知らず知らずのうちに、恩恵にあやかっているかもしれないですね……、実際。
あ、大層ワイルド野郎を気取ってしまいましたが、恩恵にあやかってました……、大いに。それは、渋滞中の街乗りですね。チョコッと進んじゃ停まっての繰り返しの際に、スロットルをほとんどイジらずにクラッチだけ繋げれば、極低速度でスルスル進むことが可能なのです。最低限のエンジン回転数の上昇と、最低限の速度での推進力が得られるというのは、エネルギーロスを招かないのでヘルシーな気分でいられるというもの! 仮定として、おっかなビックリでスロットルを開けられない初心者の方にとっては、大袈裟ですがオートマチックばりの安心感が備わっているといえるのではないでしょうか? スロット操作とは異なるエンジン回転上昇に未来メカの進化を見た! というか、感じた!
2日目の行程:岐阜県美濃太田→愛知県一宮市→愛知県幸田町:160Km走行(バイパスありのオール下道)
主要諸元 SV 650 ABS
●全長×全幅×全高: 2140×760×1090 ㎜
●ホイールベース :1450 ㎜
●シート高 :785 ㎜
●車両重量 :196 kg
●エンジン形式: 水冷4ストDOHC 4バルブV型2気筒
●総排気量 :645 cc
●ボア×ストローク: 81×62 . 6 ㎜
●圧縮比 :11 . 2
●最高出力 :76 . 1 PS/ 8500 rpm
●最大トルク :6 . 5 kg-m/ 8100 rpm
●燃料供給方式 :FI
●燃料タンク容量 :13ℓ
●キャスター角/トレール 25 度/ 106 ㎜
●変速機形式 :6 速リターン ●ブレーキ形式 前・後: φ240㎜ダブルディスク・φ200㎜ディスク
●タイヤサイズ 前・後 :120 / 70 ZR 17・160 / 60 ZR 17
●カラーバリエーション:パールグレッシャーホワイト、パールミラレッド、マットブラックメタリックNo. 2
●価格:73万8,720円