街を走るオフローダーであり、ダートを走るスポーツバイクだ!
まるでコミューター的アフリカツイン、と海外で発表されてから注目を浴びていたX-ADV。基本構成はNC 750系のDCT仕様の並列ツインをダイヤモンドフレームに搭載するモデルで、変速不要のイージーライディングができる、いわばコミューターだ。そのX-ADVが4月14日に発売される。
ホンダX-ADVは「GO EVERYWHERE with EXCITEMENT〜アクティブな心躍る気持ちで、どこへでも行ける〜」をコンセプトに、「平日は都会をスマートに移動し、休日は日常を離れて冒険へといざなう“アドベンチャースピリット”を持つモーターサイクル」として誕生。スタイリングもこれまでにないシルエットに加え、上質感とプレミアム感を融合させた力強くスタイリッシュな外観を実現している。
カラーは2タイプで、価格は税抜112万円と115万円。
力強いトルク特性の水冷・4ストローク・OHC・直列2気筒745ccエンジンに、オートマチックトランスミッションの簡単な操作性とマニュアルトランスミッションの優れた伝達効率を高次元で融合させた定評のあるDCTを標準装備。Dモード、Sモードにおいて、低いギアを選択する領域を拡大した専用セッティングを採用することで、市街地での機敏な走りから郊外のワインディングにおけるスポーティーな走りまで、DCTの特長を活かした走りを体感できる。
郊外の荒れた舗装路からフラットダートまで軽快な走りを実現するため、フロントに17インチ、リアに15インチのブロックパターンタイヤ(ブリヂストン・トレールウイング)を採用し、アドベンチャーテイストを演出。スポークホイールもチューブレス仕様で、ホイールトラベルも前153/後150㎜と長い。舗装路だけでなく、轍のあるヨーロッパの市街地や、荒れた峠道、さらにちょっとしたダートにも踏み込んでいくコミューターなのだ。
HONDA X-ADV
主要諸元
車名・型式 ホンダ・2BL-RC95
全長×全幅×全高 (mm) 2,230×910×1,345
軸距 (mm) 1,580
最低地上高 (mm)★ 135
シート高 (mm)★ 790
車両重量 (kg) 238
乗車定員 (人) 2
燃料消費率※4(km/L) 国土交通省届出値
定地燃費値※5 40.0(60km/h定地走行テスト値)<2名乗車時>
WMTCモード値★(クラス)※6 27.0(クラス3-2)<1名乗車時>
最小回転半径 (m) 2.8
エンジン型式・種類 RC88E・水冷 4ストローク OHC 4バルブ 直列2気筒
総排気量 (cm3) 745
内径×行程 (mm) 77.0×80.0
圧縮比 ★ 10.7
最高出力 (kW[PS]/rpm) 40[54]/6,250
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) 68[6.9]/4,750
燃料供給装置形式 電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)>
始動方式 ★ セルフ式
点火装置形式 ★ フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式 ★ 圧送飛沫併用式
燃料タンク容量 (L) 13
クラッチ形式 ★ 湿式多板コイルスプリング式
変速機形式 電子式6段変速(DCT)
変速比 1速 2.666
2速 1.904
3速 1.454
4速 1.200
5速 1.033
6速 0.837
減速比(1次★/2次) 1.921/2.235
キャスター角(度)★/トレール量(mm)★ 27°00´/104
タイヤ 前 120/70R17M/C 58H
後 160/60R15M/C 67H
ブレーキ形式 前 油圧式ダブルディスク
後 油圧式ディスク
懸架方式 前 テレスコピック式(倒立サス)
後 スイングアーム式(プロリンク)
フレーム形式 ダイヤモンド