デザインや性能で個性を主張する250アドベンチャー
ミラノショーでついに市販タイプが発表されたホンダCRF250ラリー、そして、突如現れたスズキVストローム250、カワサキヴェルシス-X250。この3機種の登場で、2017年は250アドベンチャー元年になるのではないだろうか。
![画像: デザインや性能で個性を主張する250アドベンチャー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2017/01/06/9a3807614b31531027c5b875f167b83cde3d92d2_xlarge.jpg)
2016年秋におこなわれたミラノショーで発表されたモデルの中でも、大きな話題となったのが
新型250㏄モデル。狙いは違えど、各メーカー共に、250クラスのアドベンチャーという新しいカテゴリーへのモデル投入だ。
CRF250RALLYはこれまでにも参考車両として発表されていたため、市販バージョンの発
表を待っていた人も多かったことだろう。しかし、スズキファンやカワサキファンは、Vストローム250とヴェルシス-Xの発表で思わず購入を考えた人もいたのではないだろうか。そのくらい、話題性と期待値の高さ、そして、市場との合致があった。
世界的にはアドベンチャーモデルの人気は高く、各メーカーがラインアップしているが、日本という狭い国では極端に大きなアドベンチャーモデルでは、持て余す人も多いと考えるのが自然だ。さら
に、車検を考えると250㏄以上と以下では大きく違うのも日本ならでは。そんな日本にマッチする
250アドベンチャーの登場は、ユーザーの心を躍らせるのは当然だろう。2017年は250アド
ベンチャー時代の幕開けの年となりそうだ。
エンジンタイプも三車種三様
HONDA CRF250RALLY 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジン
![画像1: HONDA CRF250RALLY 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2017/01/06/056aeb3b22650104491708a3a6419a6183b0ead5_xlarge.jpg)
![画像2: HONDA CRF250RALLY 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2017/01/06/eb922820db5e08c134516ab94533c7884eaa2112_xlarge.jpg)
クラストップの燃費性能と扱いやすく力強いパワー特性を持ったCRF250L のエンジンをベースに、スロットルの大径化やテーパー形状のエキパイの採用など、低回転域でのトルク向上。さらに、高速域でもパワーを向上させている。
SUZUKI V-Strom250 水冷4ストロークSOHC2バルブ並列2気筒エンジン
![画像1: SUZUKI V-Strom250 水冷4ストロークSOHC2バルブ並列2気筒エンジン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2017/01/06/db828fb585cf46e3a1c4376c95f41a2737213487_xlarge.jpg)
![画像2: SUZUKI V-Strom250 水冷4ストロークSOHC2バルブ並列2気筒エンジン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2017/01/06/fd134e16c0f4520e19e0e1db441445cd0337b662_xlarge.jpg)
スムーズで滑らかな吹け上がりと、低回転域から豊かなトルク特性が魅力のGSR250と同タイプのパラレルツインエンジンを採用している。車重を気にせず力強く加速してくれるエンジンで、振動も少なく乗り心地も良好だ。
KAWASAKI Versys-X 250 ABS 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒エンジン
![画像1: KAWASAKI Versys-X 250 ABS 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒エンジン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2017/01/06/ce3830c01e972459ff010b004f747106b795b992_xlarge.jpg)
![画像2: KAWASAKI Versys-X 250 ABS 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒エンジン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2017/01/06/45b8a50552fc6cc22023a1d86e5c17407536f79a_xlarge.jpg)
ニンジャ250 で使用される実績のあるパラツインエンジンをベースに、ヴェルシス-X ならではのセッティングで搭載。オフロードで走ることも想定しているので、スムーズさと低速回転域の粘り強さを重視した扱い易いもの。
ホイールサイズもシート高も個性のひとつ
![画像: ホイールサイズもシート高も個性のひとつ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2017/01/06/151dc1e846527dd8b78207998bb18bf9c961b4d5_xlarge.jpg)
CRF250RALLY のシート高は895mm だが、サスがとても柔らかく座るとかなり低くなる。ヴェルシス-X は数値未発表だが未舗装路での走破性もウリにしており、3 車種の中では中間に位置するイメージ。V水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒エンジン ストローム250は780mmと最も低い。