鈴鹿はJ-GP2クラスとJSBクラスの公式予選まで終わりました。この最終戦って、天気がよくなると、各クラスともタイムが伸びますね! 気温は(夏より20℃ダウン、てほど)下がり、路面温度は適温、てかんじなので、エンジンにもタイヤにもパフォーマンスだす条件が揃うんですね。鈴鹿はそれくらい天気が良くて、コースサイドにいると日差しが暑いくらいです^^ レース日和ですねぇ。

画像: ウィーク初日から調子がいい関口タロー。GPワイルドカードの経験を生かしたい、って言ってたの有言実行!

ウィーク初日から調子がいい関口タロー。GPワイルドカードの経験を生かしたい、って言ってたの有言実行!

画像: 「他力本願だけど、レースやってる以上、チャンピオン狙ってんのは当然です!」(関口)

「他力本願だけど、レースやってる以上、チャンピオン狙ってんのは当然です!」(関口)

J-GP2クラスのポールポジションは関口太郎(ハルクプロ)! ご存じ日本グランプリにワイルドカード参戦した関口は、結果こそ「あんなに一生懸命走ったのにブッチギリのビリ」(本人・談)でしたが、そこでナニカをつかんだんでしょうね、今大会は木曜からフリー走行があったんですが、木曜、金曜午後とトップタイム、タイムも2分10秒949と、例えばきょうのJSB1000クラスの予選に当てはめても15番手くらいに相当するタイムをマーク!調子よさそうですねぇ、タロー。
「予選も10秒5くらいを狙ってて、欲を言えば9秒に入ったらいいなぁ、と思ってたけど、10秒147はなかなかのタイムでしたね。4年ぶりくらいのポールだけど、GPですげーライダーたちと一緒に走って得るものもあった。それがちょっと出せたかな、って感じです」(関口)
J-GP2のチャンピオン争いは、開幕から4連勝を飾って、6戦4勝を上げている浦本修充(チームカガヤマ)が22.7ポイントリードでランキングトップ。この「0.7P」ってのは、前戦の岡山大会が豪雨→赤旗中断→レース成立、となった特別措置ポイントで、最終戦に勝ったら25Pにボーナスポイント3が加算されますから、チャンピオンの可能性があるのは浦本と関口のみ。関口が優勝しても、浦本は18位に入ればチャンピオン獲得、となります。その浦本は予選7番手とやや苦しそう。浦本もポイント狙いのレースなんかしないでしょうから、関口と浦本のガチンコが見られそうですね。

画像: 「自分はこのGSX-Rに育ててもらってます」と津田。そういえばL2(12年モデル)にヨシムラデビューでした

「自分はこのGSX-Rに育ててもらってます」と津田。そういえばL2(12年モデル)にヨシムラデビューでした

画像: 「正攻法でやっても中須賀さんに敵わないので、ヒッチャカメッチャカにペース乱してやります!」(津田)

「正攻法でやっても中須賀さんに敵わないので、ヒッチャカメッチャカにペース乱してやります!」(津田)

JSB1000クラスはアツかった! 今回は決勝が2レース制のため、予選はノックアウト方式で、Q1の上位10人がQ2に進むシステムで、Q1トップタイムのライダーがあすの決勝レース2、Q2トップのライダーがあすの決勝レース1のポールシッターとなります。
まず、Q1を制したのは津田拓也(ヨシムラスズキ)でした。津田は15年開幕戦、そうあの中須賀をやっつけた以来のポールポジションで、このレースがラストとなる現行GSX-R1000 L6の有終をひとつ飾りました。タイムは2分05秒824。日本のライダーで5秒台に入れたのは中須賀に続いて2人目です!
「Q1で5秒824が出たのはちょっとびっくり。ホントはQ2でソフト目のタイヤを履いてタイム出そうとしてて、そこで5秒入るかな、と思っていたんですが、逆になりましたね。Q2で履いたタイヤよりレースで使う予定のQ1タイヤの方がよかったです」(津田)
去年の開幕戦以来、中須賀には負けっぱなしですが、自分を育ててくれた現行GSX-Rのラストレース!…って気負いなく、決勝レースに臨むそうです。
Q1のポジションは以下の通りで、レース2の上位グリッド10台もこの順です。
① 津田拓也  ヨシムラスズキ
② 中須賀克行 ヤマハファクトリー
③ 高橋 巧  ハルクプロ
④ 渡辺一樹  チームグリーン
⑤ レオン・ハスラム チームグリーン
⑥ 野左根航汰 ヤマルーブレーシング
⑦ 藤田拓哉  ヤマルーブレーシング
⑧ 山口辰也  TOHOレーシング
⑨ 秋吉耕佑  コハラレーシング
⑩ 加賀山就臣 チームカガヤマ

画像: コースで見てても、ひとりだけ速いッ!って感じる中須賀+R1 速いマシンはカッコいいねぇ!

コースで見てても、ひとりだけ速いッ!って感じる中須賀+R1 速いマシンはカッコいいねぇ!

画像: 日本のレベルのスゴさ、レオンに思い知らせてやる、と中須賀。まずはチャンピオンしっかり決めてからね!

日本のレベルのスゴさ、レオンに思い知らせてやる、と中須賀。まずはチャンピオンしっかり決めてからね!

Q2は、上位10人の中からまず高橋がタイム出しし、2分05秒890をマーク! おぉ、今シーズンあんまりまとめ切れてなかったタクミがやっと来た!しかも5秒入れてきた!と思ったら、すぐに中須賀が5秒535をマークしてトップに浮上。すぐにハスラムも5秒台に入れてきたんだけど、中須賀に0秒154及ばず、2着!この3人が2分5秒台に入って、津田も狙ってたんだけど、6秒288の4位となりました。
Q2のポジションは以下の通りで、レース1の上位グリッド10台もこの順です。
① 中須賀克行 ヤマハファクトリー   2’05.535
② レオン・ハスラム チームグリーン  2’05.689
③ 高橋 巧  ハルクプロ      2’05.890
④ 津田拓也  ヨシムラスズキ    2’06.288
⑤ 渡辺一樹  チームグリーン    2’06.517
⑥ 野左根航汰 ヤマルーブレーシング 2’06.946
⑦ 山口辰也  TOHOレーシング   2’07.196
⑧ 藤田拓哉  ヤマルーブレーシング 2’07.326
⑨ 加賀山就臣 チームカガヤマ    2’07.444
⑩ 秋吉耕佑  コハラレーシング   2’08.732
明日はレース1が8周、レース2が20周と、変則的な周回数で、超スプリントのレース1と、セミセミ耐久のレース2と分かれています。だから、ポールポジションの重要性は、超スプリントのレース1の方が上、ってことになりますね。ひょっとして中須賀、それでレース1狙い(=つまりQ1トップ狙い?)だったのかな。
「いや、両方ともポールが取れたらよかったんですが(笑)、そう簡単じゃないです。まずはレオンにポール獲られなくてよかったです」と中須賀。ん? レオンが来て、ちょっと刺激になってる?
「金曜にレオンにトップタイム獲られて、なんともいえない気持ちになりましたね。もちろん、速いライダーがひとり増えて楽しいし、ワクワクするんだけど、ポッと来てポッと勝たれちゃうほど、日本のレベルは低くないから! レオンはランキング関係ないからガツガツ来るでしょうね。でも負けない! 来るなら来てみろ、って感じです。レオンが刺激になっていて、みんな速くなってる。そう楽じゃないけど、レース1でチャンピオン決めて、レース2はノビノビとレースしたいですね!」
中須賀の5連覇が決まるか、津田がラストGSX-Rの意地を見せるか、高橋が復活WINを飾るか、それともハスラムがワールドクラスのスピードを見せつけるか、ちょっと楽しみですね! こうやってエイリアンがやってくるの、日本のライダーの刺激になりますね。MFJグランプリ、って銘打つだけのことはあります!
決勝レースは、あす日曜日。J-GP3が10時、JSB1000レース1が11時、ST600が12時、J-GP2が14時、そしてJSB1000のレース2が15時05分からです! ドン ミスイッ!

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