きのうは筑波サーキット1000で行なわれた、Naps主催の「GSM=グッド・スピード・ミーティング」にお邪魔してきました。取材というか、えぇ、遊びというか練習というか(笑)。いつも誘ってもらって、ありがとうございます!

画像: 平日なのに満員御礼! 回を追うごとに満員になるスピードが上がってますよ

平日なのに満員御礼! 回を追うごとに満員になるスピードが上がってますよ

このGSM、回を重ねてなんと54回目! だいたい年に5~6回開催されていますから、もう10年になるってことですね。この走行会がサーキットデビュー、っていうライダーも多いでしょうから、10年、スゴい数のサーキットライダーを生み出したんでしょうね、まさに継続は力なり!
もちろんNapsに限らず、いろんなショップやチーム、タイヤメーカーやパーツショップ、それに各2輪量販店がサーキット走行会を開催しています。もちろん、仲間うちだけの走行会もあるし、速い人ばっかりが参加するイベントもある。それでも、やっぱりこの量販店主催の走行会って、サーキットデビューへの敷居がいちばん低い気がしますね。
ちなみに10/20にNapsの走行会が筑波1000(=ショートコース)で行なわれたんですが、10/18には筑波2000でライコランドの、そして10/21には2りんかんの走行会があったんです。すごいな、この走行会ラッシュ(笑) 実際に出てみたいけど、どんなもんだからわかんない、って方もいらっしゃるでしょうから、NapsのGSMを例に紹介しますね。
まずは申し込みです。だいたい開催日の1か月くらい前から受け付け開始なんですが、開催日は、これはもう店頭とかWebサイトをこまめにチェックするんです。ここから戦いは始まってます(笑)

画像: じっくりマンツーマンに近く教えてもらえる「アオキレッスン」 常時満員御礼、チョー早い者勝ちの世界!

じっくりマンツーマンに近く教えてもらえる「アオキレッスン」 常時満員御礼、チョー早い者勝ちの世界!

次は、ほとんどの場合まず申し込みで自分のクラスを申告します。初心者なのか、まぁまぁ経験ありなのか、オレ結構速いぜ、なのか。ちなみにGSMは「入門」「初級」「中級」の3つに、プロライダーを講師に招く「レッスン」の4クラスなことが多いです。レッスン以外に「上級」クラスがないのは、まずはサーキットラン初心者とかチョイ経験者に、走行機会を作ってあげよう、って思いからなんですね。
当日は、自走で参加する人、ほとんどです。走行会によく参加している人なんかだと、トランスポーター(ミニバンとか1BOXね)で参加していますが、全体の1~2割かなぁ。朝、高速道路で筑波に向かっていると、ツナギ姿のライダー、よく見かけますからね。あ、走行会行くんだな、ってミョーな連帯感も生まれたりします。

画像: この日あつまった参加者の皆さん 今回は絶版車系あんまりいなかったかも!^^

この日あつまった参加者の皆さん 今回は絶版車系あんまりいなかったかも!^^

でも、もっとクレバーにGSMを楽しみたい人なんか、ツナギで走っていくのもなんだかなぁ、ってことなのか、レンタルツナギを使ったりする人もいますね。何度かレンタルして、こりゃもう自分用に欲しいな、って思ってから買っても遅くないですからね。
当日は、受付が終わると、参加者がみんな集合しての、朝イチの集合でサーキットランの注意事項をレクチャーされたり、走行前のミーティングがあったり(ライダーミーティングって言いますね)あると、いよいよ走行です。ここまで、アッという間です。
あとは、時間割通りに走行を重ねていきます。GSMの場合は、1本15分の走行枠で、約1時間に1回の走行です。最初の走行枠は、先導ライダーについて3周ほど周回をして、1周目にピットインの練習をしたり、先導ライダーが走行ラインを走ってくれたり。(昨日は、その先導を僕もやらせていただいた、ってわけです)。ちなみに、初心者クラスは、1回目の走行枠はずっと先導ライダー付き。この15分間で、あぁサーキットって広いな、まだコワいな、ん?あんまり怖くなくなってきたぞ、あぁ自分のペースで走りたい!って気持ちが盛り上がってくるんですね。

画像: 酒井大作+S1000RRによるゼータクな先導! 緊張の初コースイン!

酒井大作+S1000RRによるゼータクな先導! 緊張の初コースイン!

先導走行が終わったら、あとはフリー走行。もちろん、走行会だから自分のペースで走っていいんだけど、ここで朝のライダースミーティングのことをきちんと思い出します。ちなみに昨日のGSMでは、先導の酒井大作(Teamモトラッド39から全日本スーパーバイクに参戦中)がこう言いました。
「今日は天気も良くなるし、路面コンディションもいいので、ついついペース上がるのに注意してくださいね。これはレースじゃないから、速くたってエラくはないんです。エラいのは、無事に帰る人、楽しかったなぁ、って気持ちを持ち帰るひとです。走行会で転んで『あぁサーキットやから転んでも平気やった』なんていう人いますが、ちっともエラくないよ。サーキットであっても、ただの事故やからね。無事に楽しかったな、って気持ちを持ち帰ってください」

画像: 青木宣篤「アオキレッスン」、ノブくんの先導 人数少数精鋭、アシスタントはMotoMapサプライから全日本スーパーバイクにエントリーする今野由寛

青木宣篤「アオキレッスン」、ノブくんの先導 人数少数精鋭、アシスタントはMotoMapサプライから全日本スーパーバイクにエントリーする今野由寛

画像: 今回、先導用にKTMからお借りしてきましたRC250 参加者のみんなも興味津々、質問攻めでした^^

今回、先導用にKTMからお借りしてきましたRC250 参加者のみんなも興味津々、質問攻めでした^^

画像: コッソリ教えますけど、毎走行枠、最初の3周で先導とペースつくって、そのあとフリーランです 筑波1000にRC250、パワーもサイズもベストマッチですね^^ 1日100周近く走りました♪

コッソリ教えますけど、毎走行枠、最初の3周で先導とペースつくって、そのあとフリーランです 筑波1000にRC250、パワーもサイズもベストマッチですね^^ 1日100周近く走りました♪

ちなみに、この日も転倒者は出ました。コンディションよかったからね、ついついアツくなった参加者は多かったんでしょう。ただのスリップダウンもあったし、運悪くステッププレートが割れて走行不能になっちゃった車両もありましたが、軽いダメージの場合は、ピットサービスで修復してもらえる場合もあります。スペアパーツ持って走行会に行こうね、っていうよりも、転倒のリスクないペースで走ることをお勧めします。
15分の走行枠を、ひとり5本かな、6本かな、走ると、終了です。その頃には体も疲れてるし、サーキットランにも慣れてきてるし、これがサーキットランのデビューです。また次に行きたいなぁとか、もういいや、サーキットランしたくない、って思うかはアナタ次第。ただしGSM参加のみんなは、帰りにニコニコしてる人ばっかりだった、ってことはお伝えしておきますね^^
ちなみにNaps主催のGSMは、2016年の開催がすべて終了。もちろん2017年も開催しますので、第1回目は3月頃かな、2月頃から各量販ショップのWebサイトをチェックしてみてくださいね♪

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