日本グランプリは初日、MotoGPクラス2回の走行が終わりました。この数年、金-土-日にはなんかしら雨に見舞われることが多かったもてぎでの日本グランプリですが、なんの今年は好天つづき!予報では土曜も日曜も雨はなさそうです。ライダーも関係者も、まずはそこ喜んでますねw
金曜の午前/午後と行なわれるFP(=フリープラクティス)ですが、まぁ意味合いで言うと、タイヤのマッチングを見ながらの午前、タイヤはこんなかんじだな、って決まりつつのマシンのセットアップを決めていく、といった走りなんでしょうか。もちろん、まだレースの行方を、なんてことを言える段階ではありませんが、やっぱり早いライダーは初日から速いですね。
ドビがホルヘがマルクがキレてます!
午前のセッションを制したのは、ドゥカティ・ファクトリーのアンドレア・ドビツィオーゾ。とはいえ、最終ラップでうりゃ、って出したタイムに見えました。マシンに関しては、もてぎのレイアウトには合っているらしいんですが、体力はきつい、って言ってました。
「デスモセディチはパワフルだから、ここのレイアウトには合ってるとは思うんだ。でも、こと曲げることに関しては苦労してるから、そこがプラスマイナスだと思う。ライバルのマシンも速いから、みんなが言ってくれるほど有利じゃないんだよ」(ドビツィオーゾ)
今回は、相方のイアンノーネが欠場(代役でバルベラがファクトリー車で出場)していますから、ドゥカティファンの期待を一身に背負うわけですな。
午後のセッションは、だんだんペースも上がってきました。コースサイドで見ていて思ったのは、ドビツィオーゾと、やっぱりマルケスの走りがキレてます! それにロレンソの超安定した速さが光って、ロッシは本当に体調が悪いのか、どっか元気がないというか覇気にかけているというか……。
午後のセッションでトップタイムをマークしたのは、ヤマハファクトリーのホルヘ・ロレンソ! いつものように、ピットに入るのを惜しむように周回しまくって、アベレージも高い、調子がいい時のロレンソです。ヤマハのYZR-M1も、ここもてぎには合っているマシンと言われてますから、そのアドバンテージを十分に生かしたトップタイム。これが「ハンマー」か!
以下、珍しく順位表を載せてみます。初日2回目のセッションです。
1:ホルヘ・ロレンソ ヤマハYZR-M1 1’45.151
2:アンドレア・ドビツィオーゾ ドゥカティD16GP +0.053s
3:マーベリック・ビニャーレス スズキGSX-RR +0.097s
4:マルク・マルケス +0.152 5:カル・クラッチロー +0.350 6:アレイシ・エスパルガロ +0.362 7:バレンティーノ・ロッシ +0.381 8:ダニーロ・ペトルッチ +1.021 9:ダニ・ペドロサ +1.076 10:ポル・エスパルガロ +1.094
しかし、天気がよくて、年に一度しかナマで見られない地球最速のオートバイが全開でスッ飛んで行く空間にいられるのって、本当にうれしい、楽しい、幸せです!
さぁ明日は予選日、土曜日。今日よりヒリヒリした戦いが、晴天のもてぎで繰り広げられます!