今年からブリヂストンのワンメイクレースに!

土曜の鈴鹿サーキットは、8耐のトップ10トライアルの日! …ではありますが、鈴鹿4耐の日、でもあります。かつて「バイク乗りの甲子園」と呼ばれ、500台オーバーのエントリーを集めていたレースも今は昔、今年は60台のエントリー、鈴鹿・近畿選手権の一戦として行なわれています。

もちろん、台数が少なくなったって、アツさはかわんない! 4スト600ccの、いわゆるST600仕様のマシンで行なわれ、2人のライダーで4時間を走って、タイヤ交換はナシ(!)というレギュレーション。タイヤは今年からブリヂストンのワンメイクで、ほとんどのチームは、1時間ずつの4スティント、3回ピットで給油を済ませるペースで走るんです。

そしてこの4耐、今では「アジアライダーの登竜門」にもなっていて、2011年からアジア圏のライダー/チームが参戦してくるようになりました。11~12年はブンシュウホンダが連覇して、その初優勝の時に走っていたのが、いまやGPライダー(今はアジア選手権だっけ)のアズラン・シャー・カマルザマン。翌年のライダー、ザクワン・ザイディもMoto2走っていましたしね! アジア勢にしてみたら、この鈴鹿4耐は世界へ羽ばたくジャンピングボードになっているんです。

公式予選では、#7アストラホンダのアルディアヌス/レーザ・ダニカ組。2番手にはCBRドリームカップからST600にステップアップしてきた奥田教介が、アジア選手権600のライダー、ムハマド・ファドリと組むチームMFマニュアルテック(ZX-6R)が入り、3番手がタイランドヤマハのピラポン・ブンラート/ケミンス・クーボ組。タイランドヤマハはチームノリックとジョイントしてヤマハの若手育成をやる感じです。

画像: チームMFマニュアルテック アクタHD+ピュアテック+サクラプロジェクト。チーム名が長いッ!w

チームMFマニュアルテック アクタHD+ピュアテック+サクラプロジェクト。チーム名が長いッ!w

土曜日・午前9時にスタートした決勝レースは、#81タイランドヤマハがホールショット!#57チームMFマニュアルテック、#7アストラホンダ、#090テルルスガハラレーシング、#73クラブプラスワンが先頭集団を形成。その集団も序盤からバラけ始める展開で、#57チームMF、#81タイヤマハ、#7アストラホンダが4番手以下を徐々に引き離してバトル。そこからまた脱落ゲームが始まって、#57が20周目を越えたあたりでストップ。ガス欠かな、スプーンのあたりで脱落してしまいます。

画像: いいペース、いい時間帯にトップに立ったタイランドヤマハ、2年ぶりの優勝ナラズ!

いいペース、いい時間帯にトップに立ったタイランドヤマハ、2年ぶりの優勝ナラズ! 

そこで#81が独走と思いきや、58周目のシケイン立ち上がりで転倒! 場内が悲鳴に包まれます。トップに立ってから転ぶなんて、やっぱりギリギリで走ってるんだろうなぁ…。ここでトップに立ったのは#090でしたが、ピットのタイミングで#7がトップへ! この後は2番手に#73がつけて、#520チームALTECネクトと#090が激しい3番手バトル!ここで#520が3番手に浮上するんですが、この#520と#090のバトルがずっと続くことになります。

画像: 優勝したアストラホンダのアルディアヌス/ダニカ組 数年後には世界走ってる可能性がありますね

優勝したアストラホンダのアルディアヌス/ダニカ組 数年後には世界走ってる可能性がありますね

近年はアジア勢が優勢に!

結局、#7アストラホンダがこのまま逃げ切って優勝。アストラホンダは2013年以来の参戦で、2013年以来ぶりの優勝を果たしました。2位にクラブプラスワン、3位にテルルスガハラレーシングが入りました。2位/3位は日本人ペアで、2位のプラスワンは遠藤弘一(45)/耳野由基(35)。3位のテルルスガハラは、旧ハニービーレーシング、オートショップスガハラが母体の中村修一郎17歳&龍之介15歳の兄弟です! このふたり、将来が楽しみだ! これで4耐の優勝チームは2011年から4年連続してアジア勢が優勝、昨年は中村/和田組が久々に日本人ペアで勝ちましたから、今年はまたアジア勢に持って行かれた、と。おーし、来年は出るぞー!ってレースになったらいいですね!

画像: 波乱を潜り抜けた、4耐らしい戦い方で走り切ったクラブプラスワン

波乱を潜り抜けた、4耐らしい戦い方で走り切ったクラブプラスワン

画像: 090はテルルスガハラレーシング 17歳と15歳の恐るべき兄弟ペア!

090はテルルスガハラレーシング 17歳と15歳の恐るべき兄弟ペア!

画像: ブリヂストンワンメイク初年度、周回数はついに100周に到達! 路面温度50度オーバー、4時間無交換ってすげぇタイヤだ!

ブリヂストンワンメイク初年度、周回数はついに100周に到達! 路面温度50度オーバー、4時間無交換ってすげぇタイヤだ!

 

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