この週末は鈴鹿にきております。先週のもてぎは全日本選手権、今回はアジア選手権の、迎えて第3戦。全日本とはまた違った、国別対抗の匂いすら漂う戦いなのです。
アジア選手権の開催クラスは、SS600(スーパースポーツ600)をメインクラスに、スズキのアンダーボーン車SATRIA-F150のワンメイクレース・SAC=「スズキ・アジアンチャレンジ」、市販250ccスポーツ車をベースに行なわれるAP250=「アジア・プロダクション250」、そしてホンダCBR250RのワンメイクADC=「0アジアドリームカップ」。この鈴鹿ラウンドは、アジアドリームカップと国内のCBR250RカップがジョイントしてADER=「アジアドリームエンデュランス」として2時間耐久で行なわれます。
ADER以外は、土曜、日曜と決勝レースが行なわれる2days制。つまり、もう土曜には決勝レースが行なわれるんですね。全日本なんかは、土曜が予選、日曜に決勝、っていうシステムですから、このへんからちょっといつもと違うレースです。
![画像: 今年の第2戦から投入されたSATRIA F150 スズキのGPマシンカラーってだけでほしくなるw](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2016/06/04/4357f9cf8fcdfb0f003263e3144e4543a881e311_xlarge.jpg)
今年の第2戦から投入されたSATRIA F150 スズキのGPマシンカラーってだけでほしくなるw
![画像: こんな感じです ヘルメットだけ各ライダー違うのね…](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2016/06/04/562f1dbf9b3f22ccd78c9b44209bf7ae94128cb2_xlarge.jpg)
こんな感じです ヘルメットだけ各ライダー違うのね…
![画像: 服部maxi 16歳だって! でも勝ったEJは14歳!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2016/06/04/6ca7b3b59327df75e46b1ccc81cda0ab2b2bdb72_xlarge.jpg)
服部maxi 16歳だって! でも勝ったEJは14歳!
SACは、みんな同じマシン、みんな同じヒョウドウのツナギってことで、まるでレッドブルルーキーカップ! それだから誰が誰だかわかんないんですけどね(笑)。日本人選手は、ツナギの肩の位置に日の丸が入ってるからわかりますけどね。そして、土曜のレース1は、イージェイ・ソブレトード、マリオ・ボルボンのフィリピン勢の1-2フィニッシュ。3位に服部真騎士(英文表記はMaxi Hattori カッコええ!)が入りました。
![画像: 予選も決勝も「トリックスターの1-2-3だーっ!」ってアナウンスが響きました](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2016/06/04/b8db028d16bf2dc1491a03cdaba955b64fb24816_xlarge.jpg)
予選も決勝も「トリックスターの1-2-3だーっ!」ってアナウンスが響きました
![画像: AJ250の初代チャンピオン、山本剛大 トリックスターレーシング、アジア選手権でのビッグチームです](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2016/06/04/6fcd59b403a65bf884bd327df0aada2352657e66_xlarge.jpg)
AJ250の初代チャンピオン、山本剛大 トリックスターレーシング、アジア選手権でのビッグチームです
今シーズンから日本でもスタートした、JP250の本家とも言えるAP250は、昨年のチャンピオン、山本剛大を擁するトリックスターレーシングが、レギュラーの田中歩に加え、安田毅史をワイルドカードとして投入。このトリックスタートリオがフリー走行から上位を占め、レースでも上位をリード。しかし、このカワサキNinja250にヤマハYZF-R25が立ち向かいます。
「今年もマシンは走ってるし、セットも決まってるんですけど…ヤマハが速いです」と山本が言うように、最終ラップで、狙い澄ましてアピワ・ウォンタナノン(タイ)がトップに浮上して、そのまま0秒02差で逃げ切りました。ストレートが速いR25と、コーナーが速いNinja、って感じでした。
![画像: これはレース2 デチャはレース1も速かった!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2016/06/04/55f5013819e0be5c0156d2493f72f07e6cacd80e_xlarge.jpg)
これはレース2 デチャはレース1も速かった!
![画像: 去年のチャンピオン、高橋ユウキ 「今年からスリックタイヤになって、ちょっとバイクまとまってないです」 ホームコースのここ鈴鹿で、マシンのベースセットが出せそうだ、とは小山も言ってましたね](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2016/06/04/df63ac2c0de388d3e44b8b4292374d767f5fcd99_xlarge.jpg)
去年のチャンピオン、高橋ユウキ 「今年からスリックタイヤになって、ちょっとバイクまとまってないです」
ホームコースのここ鈴鹿で、マシンのベースセットが出せそうだ、とは小山も言ってましたね
メインクラスのSS600は、スタートから全日本でおなじみデチャ・クライサー(ヤマハYZF-R6)と高橋裕紀(ホンダCBR600RR)が飛び出してトップ争い。3番手以降を引き離し始めた……と思ったら、5周目に転倒者が出て赤旗中断。15周で行なわれる予定のレースが、残り5周で決着することになりました。え?再スタートで残り10周じゃないの?と思ったら、なんだろうね、終わり時刻をズラせないのかな、レース2を5周でやって、2レースのタイムを合算して結果とすることになりました。
そのレース2は、レース1で調子を取り戻し始めたアズラン・シャー・アザルザマン(今年からカワサキZX-6R)がぐいぐい順位を上げてアレヨアレヨとトップ争い。超スプリントレースは5台のトップ争いの末、デチャ-アズラン-高橋-小山知良の順でフィニッシュ。レース1のタイムと合わせて、総合順位はデチャ-高橋-小山となりました。
![画像: デチャ、お子さん生まれたそうです 4歳の長女は「エイシア(=アジア)ちゃん」 生まれた長男は「ジャパンちゃん」だって! やるなぁデチャ!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2016/06/04/5edc6abcfbaf73371efafddd309279f578bef5d9_xlarge.jpg)
デチャ、お子さん生まれたそうです 4歳の長女は「エイシア(=アジア)ちゃん」 生まれた長男は「ジャパンちゃん」だって! やるなぁデチャ!
アジア選手権のいいところは、今日の戦いをまた明日、もう1回見られること。土曜に勝ったライダーは明日も! 敗れたライダーは対策を練って明日こそ、っていうのが2Day制のいいところだよね。ただ、明日はちょっと天気が崩れるって言い始めてるんですよねぇ……。