ニッキー・ヘイデン選手が2011年4月以来の表彰台を獲得!

この週末に行われたWSBKオランダ大会。「ダッチウェザー」(=天候がコロコロかわるオランダ特有の気象)に翻弄された大会で、ちょっと嬉しいニュース! 今シーズンからWSBKに転出したニッキー・ヘイデン(ホンダ)が、レース1で3位表彰台に登壇! ヘイデンの表彰台は、ドゥカティ時代の2011年4月、スペインGP以来、5年ぶりです!
レースウィークの金曜に雨から曇り、路面はウェットからドライ、そしてウェットへ変わり、土曜のスーパーポールはなんとかドライ路面で行われ「スーパーポールマン」トム・サイクス(カワサキ)が3度目のポールポジションを獲得。いやぁ、サイクスのスーパーポール、鈴鹿8耐のトップ10トライアルで見てみたい!
レース1は、そのサイクスの好スタートで始まって、ジョナサン・レイ(ホンダ)、チャズ・デイビス(ドゥカティ)が抜け出しつつ、マイケル・Vd・マーク(ホンダ)、シルバン・ギュントーリ(ヤマハ)、そして5周目あたりに来た来た来た来たヘイデンが!

画像1: ニッキー・ヘイデン選手

ニッキー・ヘイデン選手

レース中盤はデイビスがリードしつつ、サイクスが珍しく転倒! デイビス-レイ-マーク-ヘイデンの4人がトップグループを形成する中、ラスト3周でレイがトップへ。しかし、ここでマークまで転倒し、上位陣はバラけてレイ-デイビス-ヘイデンの順でフィニッシュしました。
「楽しかった! ドライでほとんど走れていない中のレースだったから、不安はあったけど、いいスタートが切れて先頭集団について行けたんだ。回りは僕より速かったけど、最後まで走れば何か起こる、とは思っていた。表彰台はWSBKで初めてだし、本当に久しぶり! レース2ではもっといいレースしたいね」とヘイデンは言ってたんだけど… 

画像2: ニッキー・ヘイデン選手

ニッキー・ヘイデン選手

レース2は波乱の展開に…

レース1が土曜、レース2は日曜に行われるようになったWSBK。レース2でも、またサイクスが序盤から前に出るレースで、その後方はコロコロと順位を変える展開。ヘイデンが2番手に上がったと思ったら、サイクスが後退してジョシュ・ブルックス(ヤマハ)がトップに立ったり、かわってレイ、マーク、アレックス・ロウズ(ヤマハ)もトップに立つという波乱の展開。そうです、レース2はウェット路面からのレーススタートで、徐々に路面が乾いてく、マシンピットin、タイヤ交換があるレースだったんです。
それでも、やっぱりタイヤ交換がひととおり終わって順位が落ち着いてきた中盤には、レイがトップに立って、サイクスが食い下がり、このふたりに大きく引き離されながらも、マークが3位表彰台を獲得しました。

画像1: レース2は波乱の展開に…

レース2は、天候やタイヤ交換のタイミングに左右されたレーシではありましたが、ヘイデン&マークのテンケイトホンダは、ここオランダが地元、しかもテストコースということもあって、やっぱり強い! Wウィンを遂げたレイだってテンケイトホンダ出身で、ホンダ時代から強かったしね。
これでWSBKは4戦8レースが終了し、開幕戦と今回にWウィンを決め、いまだ1度も表彰台を外していないレイがランキングトップをひた走り、アラゴンでWを決めたデイビスがランキング2番手、優勝1回2位3回、3位1回のサイクスが3番手につけています!

画像2: レース2は波乱の展開に…

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