全日本ロードレース開幕戦が終わりました。3年ぶりの開催となる筑波サーキット、心配された雨も、金曜〜日曜まで降ることはなく、たくさんのお客さんも、久しぶりの筑波での全日本を楽しんでいたようでした。
各クラスの展開は他エントリを見ていただいて、ここではちょっとまとめ話を。
2016年の開幕戦はいろいろな「新」を感じさせてくれた大会でした。
JP250という「新」しいクラスがスタートしたのはもちろん、J-GP2クラスのスーパーポールなんて「新」企画があったり、土曜にレース1、日曜にレース2を開催するシステムも「新」しかった。
けれど、やっぱり走る顔ぶれに「新」がありました。ST600クラスのポールポジションを獲得したのは、中山真太郎。全日本に出場するようになって13年、ポールポジションどころか、予選のフロントローも、表彰台にすら上がったこともない38歳のポールポジションは「新」しかったなぁ。
決勝レースでも、勝った名越哲平は、ST600クラス2年目で、その前はアジア選手権のCBRカップ、その前は中野真矢さん率いる56レーシング所属のライダー。国内CBRカップ、アジアドリームカップのライダーが全日本で勝つなんて、「新」しい道ですね!
J-GP2クラスでは、文字通り「新」世代が躍動しました。今シーズン「新」結成されたTeamNOBBYの國峰琢啄磨&三原壮紫は、74Daijiro育ちのタクマ17歳、ソウシ16歳で、「新」しくJ-GP2クラスに参戦を開始したライダー。さらにダブルウィンを果たした浦本修充は、チームカガヤマに「新」加入したライダーだし、レース2は浦本-生形という、スズキGSX-R600ベースのGP2マシンが1-2フィニッシュしたのは初めてでしょう。うーん、「新」しい!
J-GP3クラスは、小室旭39歳と徳留真紀45歳を、18歳の栗原佳祐が抑え切って優勝。4位には18歳の関野海斗、5位には16歳の伊達悠太、6位には女性ライダーの岡崎静夏が入りました。うーむ、顔ぶれが文句なく「新」しいですね。
いささかこじつけもありましたが(笑)、「新」しいものだらけだった2016年の全日本ロードレース開幕戦。ま、なんつったって、RacingAUTOBYのフェイスブック(↓)も「新」しくスタートした試みでしたからね^^