新戦力の台頭で混戦模様の「J-GP2」!
この開幕戦・筑波大会は、JSB1000クラスが開催されないこともあって、J-GP2クラスがメインイベント。土曜、日曜の2レース制で、土曜にはスーパーポールも開催されました。
計時予選は①浦本修充②國峰啄磨③水野涼④岩崎哲朗⑤生形秀之⑥三原壮紫の順。今シーズンからチーム加賀山に移籍した浦本、速いですねぇ! 生形も速くて、スズキと筑波の相性の良さをうかがわせつつ、國峰、水野、三原という、J-GP3クラスからのステップアップ組も速くて、ちょっとGP2の今シーズン、面白そうですね。新しい戦力が台頭してくるスポーツって、楽しいモンねぇ!
ここから、スーパーポールでは、岩崎がポールポジションを獲得! 浦本が2番手、渥美心が予選9番手から3番手にジャンプアップしました! 國峰は計時2番手からミスって10番手と、このあたりがスーパーポールの怖さであり、面白さですね。生形は予選終了間際に転倒してしまって、スーパーポールは7番手に終わってしまいました。ここでも、光っていたのは浦本の速さ。一発の速さもあって、ロングランもきっちりテストができている感じの、準備万端、て感じで決勝レース1を迎えるのです。
J-GP2 レース1決勝は、ノリに乗ってる浦本がオープニングラップをリード。しかし、3番グリッドの渥美が前に出て、序盤からぐいぐい前に出る展開となります。2番手に浦本、その後に岩崎、関口太郎、生形、井筒、三原が続くなか、トップふたりが3番手以降を徐々に引き離していきます。渥美、いですねぇ、序盤からガンガン前に出ます。浦本も離されじ、とぴたりマークして、3番手争いが5-6台の集団になっていく感じ。このへんで、水野はスリップダウンを喫し、ほぼ最後尾からの再スタートとなりました。
レースは、渥美×浦本の一騎打ち。3番手争いは岩崎、関口、井筒、生形というベテラン勢に、三原がくらいつき、10番グリッドからの追い上げとなった國峰も加わり、このふたりのヤングタイガーが集団をひっかきまわします。ポジションが安定しないですね、このグループのバトル、見ごたえありました!
レースは終盤、突如として終わります。ラスト3周かな、渥美がマシントラブルでストップ。これで浦本の独走となり、3番手争いの集団はそのまま2位争いとなり、ラストラップに三原と國峰がスッと前に出て、チームノビーのルーキーデュオが表彰台をふたつ占めたのでした!
この3人、ダイジローカップ出身の若手ライダー。浦本が21歳で若いなぁ、と思っていたら、國峰は17歳、三原は16歳です! イキのいいタイガーが、J-GP2クラスをひっかきまわしてくれそうです!
日曜は決勝レース2。スターティンググリッドは計時予選のポジションなので、浦本-國峰-水野がフロントロー。このへんがトップ争いするレースになりそうですね!