小田原からはひたすら海沿いの道を進みます。
(その1)のトップの写真もその途中に撮ったもの。
それなりに流れはいいんだけど、
工事で片側交互通行になってるとこが多かったりで、
やっぱりペースは上がらない、そろそろ諦めの境地。
あれ、なんか曇ってきたな、ヤバイかもと思って
ルート確認ついでに道の駅に止まった途端に豪雨が。
ギリギリ濡れずにすんでラッキー。
な〜んて目的地を明かさずにここまで引っ張りましたが、
もう察しのいい方にはお分かりですね。
そう、伊豆半島東岸、国道135号をひたすら南下して、
伊豆の最南端・石廊崎までやってきたのです。
ここまで約200キロ、何と出発から7時間が経過してました。
おまけに石廊崎周辺の売店やら食堂は
もう軒並み閉まってて食事もできずじまい。
いっそこの辺で一泊すれば色々楽しめそうなんですが、
諸般の事情で帰らなきゃならないというね。
テンションは下がる一方。
と、ショボーンとして石廊崎から走りだした直後、
綺麗に海が見えるポイントを発見。しかも時は日暮れ、
まさに太平洋に美しい夕陽が沈んでいこうとしてたのです。
おお、コレはいいモノ見れたなぁてなもんで、
嬉々として夕陽をバックにグロムの写真撮っちゃったりして。
ということは、必然的に帰り道は夜になるワケですよ。
いやあ、下田から国道414号を北上してったんですけど、
初めての道で夜、路面がところどころ荒れてたり濡れてたり、
しかもメチャクチャ深い山の中というのはちょ〜っと心細い…。
こんな工事用照明があるとホッとして一服しちゃう。
しかし、怖いぐらい真っ暗な夜道、グロムで良かったなと思ったのは
独特な形状のコンバインドプロジェクターヘッドライトですな。
明るいだけじゃなくて、照射範囲が広くて非常に走りやすい。
こんな真っ暗な道を走ったからこその発見でした。
三島から御殿場に抜けて、超絶に流れのいい
国道246号に乗ったらあっという間に東京へ。
この日の走行距離は、前日の終了時64kmで、
帰宅時517kmということは、走りも走ったり453km!
予定では往復400kmのはずだったのが、
夜の伊豆の山中で派手にミスコースしたりしたもんで伸びましたね。
帰宅できたのは日付の変わる頃のことだから、
スタートから14時間半…ホント長かったよ。
ず〜っと走ってたような気がする。ヘロヘロになりました。
まあ、おかげで色々グロムのことが分かったけどね。
それはこれから追々取り上げていきます。
(小松信夫)