この週末は九州・大分はオートポリスサーキットにおります。
8耐をはさんだ、長ーいインターバル明け、後半戦スタートのレースで
しばらく天候が悪かったのも落ち着いて、気持ちのいい秋晴れであります。
オートポリスの秋のレースは、天気が良かったらホントに気持ちがいい!
特に、オートポリスに上がってくるお山のワインディングが気持ちよくて
毎回「あぁぁ、バイクで来たいぃぃ!」と軽く取り乱す、そんないいトコです。
さて、その全日本・第6戦は2&4形式の開催で
2輪はJSB1000クラスだけの一戦。
きょうの予選を制したのは、やっぱりこのひと!
鈴鹿8耐を制した、ヤマハファクトリーレーシングの中須賀克行でした!
写真・文/ナカムラヒロフミ
4輪のスーパフォーミュラとの併催ってことで
路面コンディションがあまりよくなく、レコード更新こそならなかった予選ですが
「マシンはばっちり決まってきたかも」と中須賀。
春の第2戦でも走っているオートポリスですが
考えてみたら、あのレースから連勝街道が始まった、ってわけです。
「8耐で19年ぶりのヤマハ優勝、って大仕事ができて
いい波に乗ってオートポリスに入れている感じですね。
8耐ではポルとブラッドリと組んだことで、ちょっと気持ちが変わったというか
あのふたり、8耐で僕セットのバイクに文句ひとつ言わず乗っていたし
なにしろ楽しんでバイクに乗ってた。すごい楽しそうに走るんです。
あぁ、こういいう気持ち忘れてたなぁ、っていうか
オレもこうだったな、やっぱこうでなくちゃいかんな、って
新たな気持ちでやってます、がんばってます」という中須賀。
その絶好調男に挑むは、開幕戦を制したヨシムラ津田に
カワサキのホームコースで初優勝、ってドラマを狙っている渡辺。
「春のオートポリス、予選でオイルに乗って転んじゃって
そこから見事に悪い流れに入ってる、って感じで
前半戦、失敗だらけでした。今回も、走りだしはあまりよくなくて
それでも今日はセットアップも進んだし、タイムもいいかんじだし
前半戦のしくじりを生かせるかな、ってフィーリングになってきましたね」(津田)
「これまでスピードはそこそこ出て、1発のタイムは出ているんですが
やっぱりレースとなると、そのまま勝てるほど甘くない。
速いバイクと強いバイクって、やっぱり違うんだな、って
春のオートポリスからも車体のセットをガラッと変えてみました。
中須賀さんが速くて強いんで、そういう人を倒してこそ価値があると思うので
カワサキの地元ってこともあるし、勝ちたいです」(渡辺)
あとは走りを見ていたら、NewR1を手にした野左根航汰と
ハルクプロの浦本修充が元気いいですね。
特に野左根は、春のオートポリスでは一時トップを走っていたし
浦本は8耐で走り込んで、明らかに速くなってます。
本命・中須賀、対抗・津田、穴に野左根、って予想を立てつつ
熊本の夜に消えていきたいと思います。
<あしたも天気になぁれ!マジたのみます! ナカムラ>