予報では崩れるかもしれない、と言われていた天気もなんとかもって
ドライコンディションで行なわれたオートポリス2&4。
2輪の開催はJSBクラスのみ、というゆるいスケジュールのなか
そのJSBクラス、勝ったのはヤマハファクトリーの中須賀克行!
第2戦のここ、オートポリスから負けなしの全日本4連勝!
8耐を計算に入れても5連勝、まさに向かうところ敵なし!です。
写真・文/ナカムラヒロフミ
レースは中須賀のスタートミス、渡辺のホールショットで始まりました。
渡辺に続くのは津田、高橋と、やはり予想通りのオーダーです。
「スタートでフロントを上げちゃって、せっかくのポールが台無し。
でもそこから割と吹っ切れて、まずは巧くんについて行こう、と」(中須賀)
やがてオーダーは高橋-中須賀-渡辺の順となり
後方に津田、柳川、野左根がつづきます。
ここから、いったんは渡辺が2番手に上がるんですが
そこで逃がしちゃまずい、と考えた中須賀は
「ムリヤリ」(本人・談)2台をパス。
そこからは、もう中須賀の必勝パターン。
渡辺、高橋も逃がしちゃまずい、と追いすがりますが
やはり絶好調男と最新マシンのコンビネーションは易々と逃げへ。
結果、中須賀が逃げ切って4連勝、中盤からペースを上げた津田が2着。
速さは見せたものの、やはり後半までペースがもたなかった渡辺が3着。
マシンのポテンシャルもさることながら、早くからセッティングも決めて
決勝で履くタイヤも早々と決めていた、という中須賀が
早くもチャンピオン確定に、力強く歩を進めたレースとなりました。
「スタートで出遅れても冷静に前を見ていられたし
落ち着いて、そうですね…完璧なレースでした。
あと2戦3レース、勝ち切って4年連続王者になりたいです」(中須賀)
津田は前半戦の不調を吹っ切る久しぶりの表彰台で
「2位でこんなにうれしいの、久しぶり」とひとこと。
カワサキのホームレースで、またも敗れた渡辺は
言葉少なく、かなり悔しそうでした。
その悔しさ、岡山で爆発させたらいい!
決勝暫定結果
優勝 中須賀克行 YZF-R1 ヤマハファクトリーレーシング
2位 津田拓也 GSX-R1000 ヨシムラスズキ +3.697s
3位 渡辺一樹 ZX-10R チームグリーン +4.863s
4位 高橋 巧 CBR1000RR ハルクプロホンダ +4.981s
5位 野左根航汰 YZF-R1 ヤマルーブレーシング +11.383s
6位 山口辰也 CBR1000RR TOHOレーシング +13.842s
7位 柳川 明 ZX-10R チームグリーン +16.823s
8位 J・フック CBR1000RR TSRホンダ +27.768s
9位 中冨伸一 YZF-R1 RC甲子園ヤマハ +31.896s
10位 藤田拓哉 YZF-R1 ヤマルーブレーシング +35.428s
<さぁ今晩はミザノです、MotoGPです ナカムラ>