全日本ロードレース最終戦「MFJグランプリ」は
全クラスの予選が終了しました。
驚きあり、なんだかなぁあり、大逆転劇ありで、さすが最終戦、な展開。
JSBクラスでは、もはや「異次元」と言われ始めたアノ人が制しました!
写真・文/ナカムラヒロフミ
午前のQ1に続いて行なわれたQ2はTOP10サバイバル、って予選システム。
これは、10人のライダーが一斉にコースインし
周回ごとに、最下位のライダーが2人ずつピットインさせられ
徐々に走行ライダーが減ってくる、というシステム。
まず10人がコースイン、それが8人になり6人になり4人になり…
こうして中須賀が勝ち残り、という予選となりました。
このシステムならば、たとえば1周目に7位、2周目に5位でもいいんだけど
中須賀はずっとトップの座を譲らず、しかもタイムもずーーっと06秒台!
ちょっと実況してみますけど、まず最初、山口辰也、渡辺一馬が脱落
次に加賀山就臣、藤田拓哉が、次に野左根航汰、渡辺一樹が脱落。
4人残りの4周目には秋吉耕佑、高橋巧が脱落し
これでコース上には津田拓也と中須賀克行のみが残って
2周勝負で、中須賀が勝ち残って、あすのRace02のポールポジションをゲット!
ちなみに午前のQ1でもトップタイムなので、あすの2レース両方とも
中須賀がポールポジションから発進する、ってことになりました。
ちなみに中須賀のタイムは以下のとおりです。
1:06秒119 2:06秒334 3:06秒078 4:06秒290 5:05秒976 6:06秒040
全ラップ2分06秒台で、5周目に05秒台、最終ラップに06秒0とは…
これが「異次元」と呼ばれるゆえんですね。
この中須賀に対抗できそうなライダーは、津田、高橋といったところで
それでもベストラップは、津田06秒575、高橋06秒718と
中須賀とは、1秒半以上の差があります。
さて、明日の決勝で中須賀に対抗できるライダーはあらわれるでしょうか…。
そして、高橋ユウキvs生形秀之のチャンピオン争いが注目されるJ-GP2は
高橋がコースレコードを1秒半も短縮してポールポジション!
生形はちょっと元気なく、5番手となりました。
水野vs真崎という17歳vs15歳のチャンピオン争いとなったJ-GP3は
15歳の真崎がポールポジション! 水野が予選2番手となりました。
ST600クラスは、ヤマハYZF-R6ユーザーによるチャンプ争い。
けれどST600は、予選と決勝、タイヤが1セットしか使えないルールで
そりゃ予選ではタイヤ温存しますよ、周回しませんよ、って展開のなか
チャンピオン候補の横江もデチャも2周しか走らないんだもん…
ポールポジションは、まだチャンピオン決定の可能性がある前田恵助!
これまたヤマハYZF-R6ユーザーですね。
とりあえず、この数年ずっと雨にたたられた最終戦ですが
あすの決勝日はなんとかもちそうですね。
気持ちのいい秋晴れの中、ぜひぜひ鈴鹿にお越しくださーい^^
<しかしヤマハはGP含め、各カテゴリー、すごい! ナカムラ>