この週末は、川口オートレース場に行ってきました。
川口オートは、もちろんオートレース専用コース。
けれど年に1度、ここを舞台に「異種格闘技戦」が行われるのです!
異種格闘技とは、もちろんプロレスラーとボクサーが戦うような
今で言うと総合格闘技、なのかな。
つまりは、JSBマシンとオートレ-サーが戦う!ってわけです

画像: モタード、H2R、JSBマシンにKTM、それにオートレーサー! なにこの組み合わせ!?

モタード、H2R、JSBマシンにKTM、それにオートレーサー! なにこの組み合わせ!?

写真・文/ナカムラヒロフミ
2014年にスタートして、今年が2回目となるこのイベント。
もともとは、元世界グランプリGP125クラスチャンピオンで
今ではオートレーサーとして活躍する青木治親選手…
いや、僕らは「ハルちゃん」って言った方がなじみがあるのでそれで(笑)
そのハルちゃんが、提唱して
「ロードレースとオートレースが一緒になったら面白いんじゃない?
どっちも独自のファンがついているんだから、お互いの交流にさ」
なんて言ったのがスタート。

画像: 仕掛け人のノブとハル。福ちゃんも楽しそうでした。左は実況のみし奈昌俊さん。 ご自分のフェイスブックで動画を上げてくれてます!https://www.facebook.com/m347com

仕掛け人のノブとハル。福ちゃんも楽しそうでした。左は実況のみし奈昌俊さん。
ご自分のフェイスブックで動画を上げてくれてます!https://www.facebook.com/m347com

もちろん、ことはそうカンタンじゃないんだけれど
ハルちゃんは兄ノブアツに連絡を取って、各所に許可を取って
いろんな根回しをして、前代未聞の「スーパーバトル」が実現したのです。
下の写真からわかるように、青木ノブくんをはじめ、山口辰也、今野由寛
出口修、伊藤勇樹、浦本修充、酒井大作、須貝義行、寺本幸司が参加。
オートレースから、青木ハルをはじめ、青山周平、岩田裕臣、佐藤裕児、松本康
それにモタードから新井誠が参戦。松本康はモタ―ド出身のオート選手ね。
それに、芸能界からRGTC福田充徳も参加しました(笑)
福ちゃん、去年のこの大会で勝ってますからね♪

画像: レース後、たくさんの観客のみなさんと。やー、いい笑顔です♪

レース後、たくさんの観客のみなさんと。やー、いい笑顔です♪

当日は残念ながら雨になってしまって
スリックタイヤ前提のJSBにはちょっと危ない、ってことで
2レースの予定を1レースだけ開催。
それにKTMワンメイク(390DUKEとRC390)が2レース行なわれて
JSBとオートレースとモタードが戦う異種格闘技戦も行われました!
KTMワンメイク1では、昨年の独走劇からハンデを減らされちゃった福ちゃんが
それでも今年もハンデを守り切って優勝! これで2連勝だね!
レース2はさらにハンデを減らされて(笑)ほぼハンデゼロからスタート!
さすがにオートの選手にもJSBの選手にも飲まれちゃった福ちゃんですが
終盤に転倒があって(=オートのルール)レース不成立となり
結局福ちゃんが昨年から負けなし、という記録を打ち立てました!

画像: 去年より減らされたハンデを守り切って福ちゃん2連勝! レース2は「ハンデもらって 勝つのもいいけど、負けてもいいからヨーイドンしたい」と申し出ました!

去年より減らされたハンデを守り切って福ちゃん2連勝! レース2は「ハンデもらって
勝つのもいいけど、負けてもいいからヨーイドンしたい」と申し出ました!

画像: マシンは昨年のこの大会で初乗りしたKTM390DUKE。ウェットコンディションだから、 福ちゃんだけレインタイヤ&タイヤウォーマー貸与という裏ハンデが(笑

マシンは昨年のこの大会で初乗りしたKTM390DUKE。ウェットコンディションだから、
福ちゃんだけレインタイヤ&タイヤウォーマー貸与という裏ハンデが(笑

JSBのレースはレース巧者・山口が最後に差し切って優勝!
最初はドゥカティ須貝が飛び出して、それにBMW酒井がおいついて
つぎにカワサキ出口がトップに出たかと思ったら、最後は山口がトップへ!
そのまま逃げ切って優勝しました。オーバルで見るJSB、新鮮だったなぁ!
そして、スーパーバトルでは雨の滑りやすい路面で、モタード勢が快足を披露!
最初にモタードの2台が飛び出して、そこにJSB青木ノブくんが追いつき
その後ろに青木ハルが来る、というたまらない展開!
結局、レース1ではハルが、レース2ではノブが優勝。
レース2に勝ったノブが、まぁ嬉しそうだったこと!(笑)

画像: トップを行くノブのJSBに迫るモタードとオートレーサー! オーバルコースではGP2マシン くらいのサイズ&パワーが最速 かもしれないね!

トップを行くノブのJSBに迫るモタードとオートレーサー! オーバルコースではGP2マシン
くらいのサイズ&パワーが最速 かもしれないね!

レースにイベント、ブース展示やトークショーもあったスーパーバトル。
川口オート場を舞台に、ロードレースとモタード、そしてオートがコラボする
クロスオーバーイベント、これ可能性あるよねぇ!
ちなみにスタンド前では、トライアルライダーでライドル古澤のダンナこと
野本“バックフリップ”佳章も参加。ぶんぶん飛んで回ってました!
残念ながら今年は、京都であるライダーの祝い事があって
トップライダーが何人も参加できなかったけれど
スケジュールが合ったら、来年もまたやってほしいイベントです。
シーズンが終わって、選手みんなのファン感謝デー的なものがないレース界。
この「スーパーバトル」がそんなイベントになってくれると
きっとファンのみんなも嬉しいと思うんです。
どんなマシンが走っても、ハンデをきちんとつけて
模擬でいいから車券販売とかしたら、オートレースの楽しさも味わえるしね。
今回も、実はKTMワンメイクで模擬車券を販売していて
実際に券買う楽しさも味わっていたみたいでした。
その流れで、オートの年末ビッグイベント、スーパースター王座決定戦に
車券買いに来ようかな、なんてこともあると思うしね!
<2015年末のスーパースターは周平が出ますよ! ナカムラ>

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