テスト禁止期間に充てられている12月1月がおわり、今日から2月!
それは、2016年のレースシーズンがスタートする節目の日なのです。
今日2/1から、ウィンターテスト第1弾、マレーシア・セパンテストも始まります。
今年もWebオートバイで、ちょいちょいレースを追っかけますので
本誌同様、コチラのページもよろしくおねがいしますね!
写真/Honda Yamaha Suzuki Ducati 文/ナカムラヒロフミ
2016年のMotoGPは、大きくルールが変わる記念すべき年です。
まずは、コントロールタイヤが、ブリヂストンタイヤからミシュランに変更。
さらに、そのホイール径も、16.5インチから17インチとなります。
MotoGPクラスがブリヂストンタイヤのワンメイクとなったのが2009年
ブリヂストンタイヤは1991年、上田昇さんとともにWGPに打って出ましたから
実に26年、グランプリパドックにいてくれたことになりますね。
まずはお疲れ様でした、ありがとうございました。
きっと近い将来、またパドックでBSロゴ、見られると期待しています♪
ミシュランは6年ぶりのGP復帰。
ブリヂストンが作った「速くてタレないタイヤ」が当たり前になった今
またタイヤ使いがレースを左右するようになるんでしょうか
心配と期待、半分半分ですねぇ^^
そして、ECU(=エンジン・コントロール・ユニット)も統一されます。
正確に言えばECUはすでに統一されていて
2016年からは制御ソフトウエアも統一される、ってことなんですが
これが結構クセモノというか、大きな変化を及ぼしそうです。
というのも、近年のGPといえば、やはり制御の出来がレースを左右していて
各メーカー、主にホンダとヤマハとドゥカティが、
オリジナルで制御ソフトを製作していたのです。
制御ソフトウエアがレースを制す、って言ったら大げさですが
そう言っても過言じゃない、そんな時代になっているんですね。
エンジン特性をはじめ、エンジンブレーキの効きをコーナーごとに変化させたり
もちろん、トラクションコントロール、スライドコントロール、アンチウイリー
さらに燃費制御と、現在のレースで様々なところを司るECUですが
世界に冠たる日本・イタリアの車両メーカーが作って来た最先端ソフトウエアが
マニエッティ・マレリ製ソフトに統一されることで
プロトタイプに試乗したライダーなんかは
今までのマシンと同じことができない、5年は後退した、なんて言われています。
開幕まで、ここもどうなるんでしょうねぇ、という興味もありますね。
タイヤとECUという、現代のMotoGPに重要なキー技術が変化する2016年。
開幕、いや開幕前から番狂わせが起こりそうな予感もしますね。
まずはセパンテストの進行具合を、現地からのレポートをまじえて
お伝えしていく予定です。お楽しみに!
ハイ告知(笑)
きょう発売の月刊オートバイ3月号では
毎年恒例のMotoGPマシングラフィティ企画をやっています。
ヤマハYZR-M1とホンダRC213Vのスタジオ写真と
ヤマハとホンダのGPマシン開発ストーリーを掲載しておりますので
ぜひぜひ、ご覧ください。マルケスの序盤の不調の理由、わかるかもよぉ^^
<今年のWebオートバイは「長め・内容多め」目標です ナカムラ>