まとめ:松本正雅
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盗難被害は年間1万4552件! 愛車を離れる前の確認を習慣に

ツーリング先での休憩や日々の買い物、帰宅後の駐車。バイクを降りた際、エンジンキーを確実に抜いているだろうか。日本二輪車普及安全協会が実施している「第3回 二輪車盗難防止強化運動」は、そんな身近な行動を見直すきっかけとなる取り組みだ。
背景にあるのは、二輪車の盗難被害の増加である。同協会が公表した件数は、2021年の7569件に対し、2025年は1万4552件。4年間で約2倍となった。対象には自動二輪車だけでなく原動機付自転車も含まれており、幅広いバイクユーザーに関わる問題となっている。
さらに、キーを付けた状態で盗難に遭ったケースが全体の3割を超えるという。この状況を受け、今回の運動では駐車時にキーを抜く習慣の定着に重点を置いている。
自宅の駐車場所でも油断は禁物! ポスターでも注意を喚起
今回用意された啓蒙用のポスターには、住宅の前や集合住宅の駐輪場を思わせる風景とともに、キーが差さったままのバイクが描かれている。外出先に限らず、普段使っている駐車場所でもキーの管理を忘れないよう訴えるデザインだ。
特に目を引くのが、自宅での注意を促すメッセージ。ポスターでは、バイクの盗難被害が最も多い場所は住宅地であると案内している。自分の家に停めているからといって、防犯への意識を緩めることはできない。
掲載されたグラフを見ると、2025年の盗難被害1万4552件のうち、キーありの被害は5159件。一方、キーなしの被害も9393件に上っている。キーを抜くことは欠かせない基本だが、それだけで盗難を防ぎ切れるわけではないことも読み取れる。
愛車を降りてその場を離れる前に、キーを抜いたか確認する。基本的なことだが、帰宅時も含めて、このひと手間を忘れないよう、毎回の習慣にしておきたい。
万が一の早期発見につながる「二輪車防犯登録」も推進

今回の運動では、盗難への注意喚起とあわせて「二輪車防犯登録」の普及も図っている。ユーザー自身が愛車を守る意識を持つとともに、被害に遭った場合の早期発見につなげることが狙いだ。全国防犯協会連合会の後援を受け、二輪メーカーや販売店、関係団体にも協力を呼びかけている。
二輪車防犯登録は、警察庁の全国オンライン網を通じ、24時間いつでも所有者の確認を行なえるシステム。盗難車の早期発見を支える仕組みとして、日本二輪車普及安全協会が案内している。
同協会の公式サイトには、加入手続きに加え、転居や姓の変更、電話番号、ナンバープレートなどが変わった場合の変更登録についても説明がある。すでに加入している人も、登録内容が現在の情報と一致しているか確認しておきたい。
なお、防犯登録の有効期間は2022年1月1日から、従来の10年から15年へ延長されている。2014年以降に有効期間10年で登録した人も延長の対象となり、そのための追加費用はかからない。長く乗り続けている愛車についても、詳細を確認しておくといいだろう。
![画像: [二輪車防犯登録とは-日本二輪車普及安全協会] www.jmpsa.or.jp](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2026/10/08/25b4617d779ea9877dabf9731e128c196479b210.png)
[二輪車防犯登録とは-日本二輪車普及安全協会]
www.jmpsa.or.jp強化運動の期間は2026年10月1日から31日まで。10月11日から20日まで行なわれる「全国地域安全運動」とも連携する。
期間中は、販売店やイベント会場、道の駅などでポスターの掲示やチラシ配布を働きかけ、ウェブサイトやSNSでも情報を発信。ライダーが立ち寄る場所や日常的に触れる媒体を通じて、防犯意識の向上を目指している。
大切な愛車とのバイクライフを続けるためにも、まずは毎回の駐車時の確認から。この機会にキーの管理と防犯登録の状況を、あらためて見直してみてはいかがだろうか。
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