メーカーが威信をかけて最先端を追求したSS(スーパースポーツ)の歴代マシンを各メーカーごとにふりかえってみる【スーパースポーツ歴伝】。まずはじめに、ホンダのSS、1990-2000年を再検証してみた。

まとめ:オートバイ編集部
▶▶▶写真はこちら|ホンダ「CBR750RR」(1990)/「CBR900RR」(1992-2000)

ホンダ「CBR750RR」(1990)

画像: HONDA CBR750RR 先行開発車 1990年

HONDA
CBR750RR
先行開発車
1990年

CBR900RRのベースとなった「幻の1台」

当時、ホンダの750ccクラスで高い評価を得ていたV型V気筒モデルのVFR750Rに対抗して開発された並列4気筒モデルがこのCBR750RR。

計画半ばでプランが変更され750ccに限定しない開発方針となったが、開発者たちはそのコンパクトな車体を活かし、排気量アップなど各部の仕様を見直し、超軽量でコンパクトなスーパースポーツモデルCBR900RRを完成させた。

ホンダ「CBR900RR」(1992)

画像: HONDA CBR900RR 輸出車 1992年

HONDA
CBR900RR
輸出車
1992年

トータルコントロール性能の追求

ホンダのスーパースポーツの元祖と言えるCBR900RR。元々750ccモデルとして企画されたため、185kgという600cc並みの超軽量な車体に、893ccの直4エンジンを搭載した車体は、高い運動性能を発揮し、街中から峠、サーキットまで多くのライダーを魅了した。

エンジンは400RR/250RR同様、精密/確実なカムギアトレインで、V4に対する直4ユニットの意地を見せた。

●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 ●総排気量:893cc
●最高出力:124PS/10500rpm ●最大トルク:9.0kgf・m/8500rpm ●車両重量:185kg(乾燥)
●タイヤサイズ前・後:130/70ZR16・180/55ZR17

ホンダ「CBR900RR」(1994)

画像: HONDA CBR900RR 輸出車 1994年

HONDA
CBR900RR
輸出車
1994年

誰もが意のままに操れるSS

2代目ファイアーブレードは「タイガーアイ」と呼ばれる異形二灯のマルチリフレクタ―に、「アーバンタイガー」というカラーリングで特徴的な仕上がりとなった。

フルアジャスタブル式フロントフォークの採用や、エンジンのさらなる高効率化、ヘッドカバーをアルミからマグネシウム製に変更するなど、誰もが意のままに操ることのできるスーパースポーツとしての魅力を磨き上げた。

●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 ●総排気量:893cc
●最高出力:124PS/10500rpm ●最大トルク:9.0kgf・m/8500rpm ●車両重量:185kg(乾燥)
●タイヤサイズ前・後:130/70ZR16・180/55ZR17

ホンダ「CBR900RR」(1996)

画像: HONDA CBR900RR 輸出車 1996年

HONDA
CBR900RR
輸出車
1996年

車体の軽量化・剛性の最適化で熟成された3代目CBR

それまでのモデルと違いのない外観に見えるツインスパーフレームだが、軽量化に加えて、剛性も最適化。エンジンはボアを1mm拡大して893ccから918ccにアップ。

最高出力も124PSから4PS向上。タンク形状の変更によりポジションも見直され、シートカウル形状の変更で空力特性も向上。その他にも各パーツの素材変更などにより、初代からさらに軽量な183kgを達成した。

画像1: ホンダ「CBR900RR」(1996)
画像2: ホンダ「CBR900RR」(1996)

●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 ●総排気量:918cc
●最高出力:128PS/10500rpm ●最大トルク:9.3kgf・m/8750rpm ●車両重量:183kg(乾燥)
●タイヤサイズ前・後:130/70ZR16・180/55ZR17

ホンダ「CBR900RR」(1998)

画像: HONDA CBR900RR 輸出車 1998年

HONDA
CBR900RR
輸出車
1998年

約80%ものパーツを新作して登場

4代目となる1998年モデルでは、RC45で実績を積んだアルミ系複合メタルスリーブを採用するなど、1996年~1997年モデルをベースにボルト1本まで見直し、80%以上のパーツを新設計することで180kgまで軽量化。

剛性を見直したピボット部や、ディメンションを変更したヘッドパイプまわりの設計などにより、高速走行時の安定性もアップ。セッティングも見直され130PSを発揮した。

画像1: ホンダ「CBR900RR」(1998)
画像2: ホンダ「CBR900RR」(1998)

●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 ●総排気量:918cc
●最高出力:130PS/10500rpm ●最大トルク:9.34kgf・m/8500rpm ●車両重量:180kg(乾燥)
●タイヤサイズ前・後:130/70ZR16・180/55ZR17

ホンダ「CBR900RR」(2000)

画像: HONDA CBR900RR 輸出車 2000年

HONDA
CBR900RR
輸出車
2000年

929ccまで排気量を拡大し148PSを発揮

1998年に登場したYZF-R1など、ライバルの進化に対抗して大幅なモデルチェンジ。エンジンは排気量を929ccにまで拡大し、PGM-FIを採用することで最高出力を148PSまで大幅にパワーアップ。

フレームはセミピボットレス構造の新型となりフロントに倒立フォークを採用、16インチだったフロントホイールの17インチ化でハンドリングにも磨きがかけられた。

画像1: ホンダ「CBR900RR」(2000)
画像2: ホンダ「CBR900RR」(2000)

●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 ●総排気量:929cc
●最高出力:148PS/11000rpm ●最大トルク:10.5kgf・m/9000rpm ●車両重量:170kg(乾燥)
●タイヤサイズ前・後:120/70ZR17・190/50ZR17

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