監修者:岡本修(Webライター)
大学時代から大型バイクに乗っていて、日常使いはもちろん、ツーリングやサーキット走行まで楽しんでいる。ジャケットやグローブといったギアを集めるのも好きで、時間があれば最新商品をチェックしている。
本記事は編集部が独自に制作した記事ですが、記事内のリンクから商品を購入すると、Amazon、楽天等のアフィリエイトプログラムから売上の一部がWebオートバイに還元されます。
夏用冷感ベストの役割と選び方
夏本番のツーリングシーズンを迎えると、「ジャケットの下が暑くて集中できない」「信号待ちのたびに汗だくになる」と悩むライダーは少なくありません。そこで注目したいのが、バイク用の夏用冷感ベストです。
ジャケットのインナーとして、あるいは単体としても着用できるアイテムで、冷感素材やフルメッシュ構造を採用することで、体にこもった熱を効率よく逃がしてくれます。腕を覆わないベストタイプなら、ジャケットの通気口と組み合わせて着ることで、走行風を取り込みながら快適性を保つことができます。
本記事では、梅雨明けから残暑が続く9月頃まで、長い期間活躍してくれるのも夏用冷感ベストの選び方を詳しく解説します。
冷却方式と素材で選ぶ夏用冷感ベスト
夏用冷感ベストの最大の魅力はその冷却機能にあります。それぞれの冷却方式と使われている素材の特徴を理解することで、自分の用途にあったものを見つけることができます。

冷却方式と素材で選ぶ夏用ベスト
水冷式:気化熱を利用して体を冷やす
ベスト自体を水で濡らして着用し走行風を受けることで、水分が蒸発する際の気化熱を利用して体を冷やす仕組みを持った夏用ベストです。特殊な吸水ポリマーや微細な繊維構造を持つ素材が使われており長時間の水分保持が可能になっています。
最大のメリットは、電源や特別な装備が不要で水さえあればどこでも冷却効果を復活させることができる点にあります。休憩時に水道水などを軽く染み込ませるだけで、再び強い冷感を得られるため長距離のツーリングに非常に適しています。
【監修者の一言】
水冷式で一点押さえておきたいのは、冷却効果が「走行風」と「湿度」に大きく左右されることです。渋滞などで風を受けられない場面や、湿度の高い日は水分が蒸発しにくく体感が落ちるため、真夏の市街地メインの方は過信しないようにしましょう。
また濡らして着る構造上、上に羽織るジャケットへの湿気移りが気になる場合は、防水性のあるアウターとの組み合わせを検討すると快適です。
アイスパック式:保冷剤を収納して直接冷やす
背中や胸の部分に専用のポケットが配置されており、そこに凍らせた保冷剤を収納して直接体を冷やすタイプの夏用ベストです。走行風が当たらない停車時や渋滞時でも確実な冷たさを感じられます。
太い血管が通っている部位を重点的に冷やす設計になっているモデルが多く体温の上昇を効率的に抑えてくれます。ツーリングで使用する場合は、クーラーボックスを積載して予備の保冷剤を持ち運ぶか出先で氷や冷却材を調達するなどの工夫が必要です。
【監修者の一言】
保冷剤の持続時間は真夏の外気温ではおおむね2〜3時間が目安で、日帰りツーリングなら休憩ごとの交換を前提に計画すると失敗がありません。凍らせた保冷剤を直接肌に当て続けると低温による肌トラブルの原因になるため、必ずインナーの上から着用してください。保冷剤の分だけ重量が増える点も、長時間の着用では意外と効いてきます。
メッシュ素材:走行風を最大限に取り込む
生地の大部分に網目の大きいメッシュ素材を採用し、走行風をダイレクトに体へ届けることを目的とした夏用ベストです。非常に軽量で通気性に優れているため着用時のストレスがほとんどありません。
汗をかいてもすぐに風で乾くため、気化熱による自然な冷却効果を得ることができます。風抜けの良さを重視した立体的な3Dメッシュ構造を持つ素材が多く、ジャケットの下に着ても潰れにくく、肌への張り付きを防ぐ工夫が凝らされています。
【監修者の一言】
メッシュタイプは走行風ありきの装備なので、風が止まる渋滞時にはほぼ冷却効果がなくなる点は理解しておきましょう。また外気温が体温を上回るような猛暑日は、取り込んだ風自体が熱風になり逆効果になることもあります。単体で完結させるより、水冷式インナーとの重ね着など他方式との併用で真価を発揮する素材です。
電源の有無とフィット感で選ぶ夏用冷感ベスト
冷却方式に加えて、電力を利用するハイテクなベストの冷却方式や、着用時のフィット感なども重要な選択基準となります。

電源の有無とフィット感で選ぶ夏用ベスト
電動ファンを搭載した「空調式ベスト」
ベストの背面下部などに小型の電動ファンを内蔵し、外気を衣服内に強制的に取り込んで汗を蒸発させるタイプの夏用ベストです。建築現場などで使われる作業着の技術をバイク用に応用したもので、専用のモバイルバッテリーを電源として稼働します。
走行風に頼らずファンが常に風を送り続けるため、渋滞で停車しているときでも首元や脇から風が抜け非常に涼しく感じられます。メリットは圧倒的な通気性と冷却力ですが、デメリットとしてはバッテリーの充電切れに注意が必要なことと、ファンやバッテリーの重量が少し気になることが挙げられます。
また高速道路などを走行する際は、風圧でファンに負荷がかかる場合があるため、風の取り込み口が工夫されたバイク専用に設計されたモデルを選ぶことが大切です。
【監修者の一言】
作業現場用の空調ウェアをそのまま流用すると、高速走行時の風圧でファンが逆回転気味になり風量が落ちたり故障の原因になることがあるため、バイク用設計モデルを選ぶことは特に重要です。
またファンは強モードだとバッテリー消費が早く、日帰りツーリングでも予備バッテリーが一つあると安心です。プロテクター入りジャケットの下に着る場合は、ファンユニットとプロテクターが干渉しないかも試着時に確認しましょう。
バイクから給電する「水冷ポンプ式ベスト」
ベストの内側に張り巡らされた細いチューブに冷水を循環させることで体を強力に冷やす最新型の夏用ベストです。専用のタンクに氷水を入れておき、小型の電動ポンプで水を送る仕組みになっており、バイクのバッテリーから直接電源を取るモデルが多く存在します。
メリットは、外気温に左右されず氷が溶け切るまで確実かつ強力な冷却効果を持続できる点。真夏の過酷な環境下でもまるで冷房の効いた部屋にいるような涼しさを提供してくれます。
デメリットは、システム全体が大がかりになるためタンクの設置場所や配線の取り回しに手間がかかることと導入コストが高額になりがちなことです。また、降車時に配線を外す手間が増える点にも留意する必要があります。
【監修者の一言】
バイクのバッテリーから電源を取る場合は、キーONと連動するACC電源から取り出すのが基本です。常時電源に接続するとポンプの切り忘れでバッテリー上がりを招くおそれがあります。また配線でバイクとつながっている以上、降車時に外し忘れたまま車体を離れようとする「うっかり」が起きやすいので、着脱しやすいカプラー式の接続かどうかも選ぶ際のチェックポイントです。
アウターとインナーのレイヤリングを考慮したフィット感
夏用ベストを選ぶうえで忘れてはならないのがフィット感です。夏用ベストは主にジャケットの下に着るインナータイプと、ジャケットの上に着るアウタータイプの二種類に分かれます。
インナータイプの場合は、ジャケットの中で生地がだぶつかないよう体にぴったりと密着するスリムなフィット感のものが適しています。密着することで保冷剤の冷気や気化熱の効果を肌でダイレクトに感じやすくなります。購入時は自分が普段着ているライディングジャケットを持参して重ね着の相性を確認するのがおすすめです。
一方アウタータイプの場合はプロテクターを内蔵したジャケットの上から着用するため、少し余裕のあるサイズ感を選ぶ必要があります。サイズが合っていないと走行中に風をはらんでバタつき疲労の原因となるため、サイドにサイズ調整用のアジャスターがついているものを選ぶと安心です。
【監修者の一言】
試着の際は、店頭で直立した状態だけでなく、実際のライディングポジションに近い前傾姿勢をとって、裾や背中がずり上がらないかを確認するのがおすすめです。またアウタータイプをジャケットの上に着ると、ジャケット側の反射材が隠れて夜間の被視認性が下がる場合があるため、反射材付きのモデルを選ぶとより安全です。
水冷式:RSタイチ リキッドウインド送水クールベスト RSU502
RSタイチの冷却システムベストです。“猛暑をクールに駆け抜ける”コンセプトのLIQUIDWIND(リキッドウインド)専用メッシュベストです。
腰に装着したボトルから専用冷却水をアンダーウエアへ送水し、走行風を受けて胸部と背中を集中冷却します。マンダムとの共同開発による冷却水を採用し、電動化により5分ごとの自動送水モードを搭載。ボタン操作不要で気化熱冷却を促します。

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水冷式:コミネ KK-913 バイク専用水冷式身体冷却システム
コミネのバイク専用水冷式身体冷却システムです。年々長期化する夏の暑さに最適な水冷式冷却システムであり、冷凍ペットボトルを使用することで真夏の熱中症対策に絶大な効果を発揮します。
お持ちのUSB対応モバイルバッテリーからの給電で手軽に使用でき、上半身冷却部と水冷タンクは便利な分割構造を採用しています。バイク用保護ウェアとの併用が可能で、バイクの取り回しにも配慮した構造になっているほか、使用後の冷凍ペットボトルは水分補給としても活用できる優れたアイテムです。

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水冷式:サンコー ガツンと冷える「水冷クールベスト」
サンコー(THANKO)の水冷クールベストです。冷水循環方式を採用し、猛暑下のライディングでも強力な冷却効果を発揮する機能性インナーウェアです。
2Lの大容量タンクを搭載しながら本体重量は約760gと軽量で、強・弱・エコの3段階モード切り替えにより状況に応じた冷却調整が可能。エコモードを使用すれば冷えの持持続時間を長引かせることができ、真夏のツーリングでも長時間の快適性をサポートします。

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水冷式:山真製鋸 水冷服 ICEMAN PRO-X3 セルマックス
山真製鋸のアイスマンベスト(PRO-X3)です。凍らせたペットボトルと冷水を利用してベスト内のホースへ水を循環させ、身体を効率的にクールダウンする暑さ対策ギアです。
胸囲80〜130cm(S〜5L相当)に対応するフリーサイズ仕様で、総重量約1.4kgと軽量な設計が魅力。3,350mAhの専用バッテリーとポンプが標準付属し、3段階のタイマー機能を搭載しています。
ウエアは手洗いが可能なためお手入れも簡単です。

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気化熱式:デイトナ DI-015 ウェットクールベスト
デイトナ(DAYTONA)のライディングベスト(DI-015 ウェットクールベスト)です。水と走行風を利用した気化熱式の冷却ベストで、電源不要で水を含ませるだけで使用できます。
胸と背中の吸水口から着たまま水分補給が可能で、特殊吸水繊維により外側への水漏れや不快な濡れ感を軽減。走行風を受けることで高原を抜ける涼風のような冷たさを与え、冷感インナーと併用することでさらに高い効果を発揮する軽量ギアです。

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空調式:ナンカイ SDW-4159 空調服®気化熱+ファンライダーズベスト Vapour α
ナンカイ(NANKAI)のライダースベスト(SDW-4159 空調服®気化熱+ファンライダーズベスト Vapour α)です。独自開発の気化熱フィルム「ヴェイプシール」と空調服®のファンシステムを融合させた水冷+風冷のハイブリッドベストです。
付属ボトルの水(250〜300cc)で最大3〜4時間作動し、走行時は自然風、停車中や渋滞時はファンの力で気化を強制促進して連続冷却します。メッシュジャケット下に着用でき、夏の酷暑や真夏のツーリング時の熱中症対策に威力を発揮します。

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アイスパック式:FREEZE TECH 充電式氷嚢ベスト L001
リベルタ(FREEZE TECH)の冷却ベスト(氷撃+ 充電式氷嚢ベスト L001)です。ペルチェ素子による冷却デバイスを採用した電動クーリングウェアで、スイッチを入れるとダイレクトに物理的な冷たさを実感できます。
押しボタン式のスイッチで強・中・弱・間欠の4段階の温度調節に対応し、状況に合わせた効率的な冷却が可能。手持ちのモバイルバッテリー(出力5V/2.4A以上)を接続して駆動するため使い勝手も良好です。

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アイスパック式:クールビット アイスポケットベスト 3CL-W3
クールビット(coolbit)の冷却ベスト(アイスポケットベスト 3CL-W3)です。氷・冷水・保冷剤を状況に合わせて使い分けられる3WAY仕様の暑さ対策ギアです。
背中や胸元の専用ポケットに保冷材や氷を配置することで、血管が通る部位をダイレクトにクールダウン。結露や水漏れによる濡れ感を抑える工夫が施されており、夏場のライディングや作業時も快適な着用感をキープします。

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アイスパック式:ミズノ クーリングインナーベスト(保冷剤3個付)
ミズノ(MIZUNO)のクーリングインナーベスト(保冷剤3個付)です。酷暑対策として、背中中心と両脇の計3箇所に専用保冷剤をセットできます。
本体には伸縮性と通気性に優れたメッシュ素材を使用しており、胸部分のバックルでフィット感の調整が可能。身体を効率的に冷却し、真夏のツーリングや屋外活動時の熱中症対策・暑さ対策をサポートしてくれます。

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アイスパック式:パワーアーク Cooling Vest 冷却ベスト 水冷ベスト クールベスト
パワーアーク(PowerArQ)の冷却ベストです。水を内部で循環させる水冷循環方式を採用し、猛暑下のツーリングでも身体を直接冷やして快適なライディングをサポートします。
本体重量は約700gと軽く、通常の消費電力は約5W、Ecoモードでは約3.6Wと省電力設計を実現。USB給電で手軽に稼働し、夏の暑さや熱中症への対策としてジャケット下に重ね着できる頼もしいアイテムです。

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メッシュ素材:ラフ&ロード ボディープロテクションメッシュベストCE2 RR10125
ラフ&ロードのボディプロテクションメッシュベストです。 胸部と背中に高い柔軟性と優れた通気性を誇るCEレベル2認証プロテクターが標準装備されています。近年の厳しい酷暑に対応するため、通気性の良いハニカムメッシュ素材を新採用しており、アウターの上から羽織ればプロテクションウェアらしい堅牢な安心感を得られ、インナーとして着用すれば同社製アウタージャケットとジョイントしてオールシーズン活用可能です。
さらに鎖骨、肩甲骨周りのパンチングウレタンパッドや脇腹のエアスルーウレタンパッドにより、上半身を隙なくガードします。

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メッシュ素材:ナンカイ SDW-4146 スーパーライトメッシュベスト
ナンカイ(NANKAI)のライディングベスト(SDW-4146 スーパーライトメッシュベスト)です。Tシャツの上にもう一枚羽織るだけで手軽に使える多機能メッシュベストで、小物の収納に便利で豊富なポケットを複数装備しています。
インナー生地には消臭機能を追加し、汗ばむ夏場でも快適さをキープ。オプション対応で胸部・背部にソフトメッシュや「CEレベル1」のプロテクターを装着でき、バイクジャケットとの重ね着など自由なスタイルで活用できます。

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メッシュ素材:コミネ JK-183 CE2 エニグマメッシュプロテクションベスト
コミネ(KOMINE)のライディングベストです。全面にメッシュ生地を採用し、優れた通気性と軽量性を実現しています。
胸部と背面には高次元の衝撃吸収性を誇る「CEレベル2」のソフトプロテクターを標準装備し、高い安全性を保持。フードは脱着可能でスタイルに応じたアレンジも楽しめます。

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夏用冷感ベストを快適に使うためのTIPS
夏用冷感ベストの性能を最大限に引き出し安全で快適なツーリングを楽しむための実践的なポイントを解説します。

夏用ベストを快適に使うためのTIPS
ポイント①:こまめな水分補給と冷却効果の維持
水冷式ベストやフルメッシュベストを着用して走行していると、風によって汗やベストの水分が急速に蒸発していきます。ただ、涼しく感じていても体からは大量の水分が知らず知らずのうちに失われているため、脱水症状に陥る危険があり、水分補給が重要になります。
喉が渇いたと感じる前に、一時間に一回は日陰で休憩を取り水分と塩分を補給することを徹底してください。休憩のタイミングに合わせて、水冷式ベストに水を補充したり、アイスパック式ベストの保冷剤を交換したりすることで一日中快適な冷却効果を維持することができます。
【監修者の一言】
冷却ベスト着用時に怖いのは、体表が冷えて「涼しい」と感じている一方で、深部体温は着実に上がっているケースがあることです。喉の渇きだけでなく、休憩時に頭痛や倦怠感、あくびの多発といった熱中症の初期サインがないかもセルフチェックする習慣をつけましょう。補給する飲み物は水だけでなく、塩分も同時に摂れるスポーツドリンクや塩分タブレットの併用が理想です。
ポイント②:ジャケットのベンチレーションとの連携
インナータイプの夏用冷感ベストを着用する場合、その上に着るライディングジャケットの通気性がベストの効果を大きく左右します。ジャケットの腕や胸そして背中にあるベンチレーションのファスナーを全開にして風の通り道を作ることが重要です。
前から入った風がベストの冷却効果を高め、背中から熱気とともに抜けていく流れを作ることで初めてベストの性能が発揮されます。フルメッシュジャケットと組み合わせるのが最も効果的ですが、
胸部や背中のプロテクターの通気性にも気を配るとなお良いでしょう。
【監修者の一言】
ベンチレーションで見落とされがちなのが「出口」側の重要性です。入口の胸や腕を全開にしても、背中側の排気口を開けていないと空気がジャケット内にこもり、風の流れが生まれません。また外気温が体温を超えるような猛暑日は、走行風そのものが熱風となるため風を取り込むほど暑くなることもあります。そうした日はメッシュ頼みにせず、保冷剤や水冷など「風以外の冷却手段」を組み合わせるのが監修者としてのおすすめです。
ポイント③:走行中のバタつきを防ぐサイズ調整
アウタータイプの夏用冷感ベストを使用する際は走行風によるバタつきに注意が必要です。生地が風ではためくと風切り音が発生するだけでなく空気抵抗となってライダーの体力を徐々に奪っていきます。出発前には必ずウエストや脇の下にあるアジャスターベルトを締めて体にしっかりとフィットするように調整してください。
とくに高速道路を利用する長距離のツーリングでは、わずかなバタつきが首や肩の大きな疲労につながるため、パーキングエリアなどでこまめに締め付け具合を再確認することが安全で快適な走行につながります。
まとめ:夏用冷感ベストで残暑のツーリングも快適に
夏のツーリングを安全かつ快適に楽しむためには、ライダー自身の対策も欠かせません。今回の記事で紹介したように、夏用冷感ベストには水冷式や保冷剤式、そして電動ファン搭載モデルなどさまざまな冷却方式があります。自分のライディングスタイルやツーリングの距離に合わせて最適な素材と機能を選ぶことが重要です。
また、体にしっかりとフィットするサイズを選びジャケットの通気性と組み合わせることで、その効果を何倍にも高めることができます。暑さを我慢するのではなく、最新の冷却ギアを賢く活用して快適な夏のバイクライフを満喫してください。




